報道発表資料

この記事を印刷
2016年07月14日
  • 自然環境

過去の業務請負者の委託先におけるHDDの紛失について(第2報)

 環境省生物多様性センターが提供しているホームページ「インターネット自然研究所」について、平成22年度までシステムの構築や保守運用業務を請け負っていた(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下「NTTドコモ」)の業務委託先であるNTTアドバンステクノロジ株式会社(以下「NTT-AT」)における業務に関する情報が格納された可能性のある外付けハードディスクドライブ(HDD)の紛失事案について、NTTドコモからの報告を踏まえ、HDD内の情報について調査結果をまとめましたので、お知らせします。

1.調査方法

 紛失した可能性ある当時のデータについては、当省及びNTTドコモでは、既に処分しており、NTT-ATにも残っていないため、データ自体を直接確認することはできませんでした。

 このため、当省及びNTTドコモでは、双方に保管されていた関係書類(契約書、業務報告書、打合せ記録簿、マニュアル等)、情報(ログ)等を確認しました。

2.調査結果

 紛失したHDD内に含まれていた可能性のある当時の情報として、平成13年度から平成19年度の間にNTTドコモが生物多様性センターから請け負った「インターネット自然研究所システム開発」及び「インターネット自然研究所システム保守業務」に係るシステムの構築、運用関連文書及び記述情報、サイトで利用するプログラム等に関する情報が含まれていた可能性があります。

 ただし、本業務では、運用されていた「インターネット自然研究所システム」内のデータを取り出すなどの作業は含まれておらず、前述のデータ以外が紛失したHDDに保存されている可能性はないと判断されました。

 また、紛失したHDD内には、平成13年度から平成19年度の間に実施した「インターネット自然研究所システム開発」に係るシステムの構築等に関する情報が含まれていた可能性がありますが、その後、システム変更が行われており、当時のシステム設計内容は現行システムに一切引き継いでいないことから、仮に情報が漏えいした場合でもインシデントに発展する可能性はないと判断されました。

3.今後の対応

 当省では、NTTドコモに対して、口頭による厳重注意を行うとともに、引き続き、紛失したHDDの捜索を実施するとともに、紛失の原因を明らかにし、当省へ報告するよう指示をしました。

 今回の事案を踏まえ、当省におきましても、委託先に対し情報管理の徹底を求めるとともに、一層の情報管理の徹底をしてまいります。

連絡先
環境省自然環境局生物多様性センター
(代表:0555-72-6031)
センター長:川越 久史(内線111)
情報システム企画官:田中 庸夫(内線209)
担当:杉山 昇司(内線206)

環境省自然環境局総務課
(代表:03-3581-3351)
課長:上田 康治(内線6410)

環境省自然環境局自然環境計画課
(代表:03-3581-3351)
保全再生調整官:岡野 隆宏(内線6435)