報道発表資料
日本国環境省は、カーボン・オフセットの取組について、国際動向を踏まえながら一層の推進を図るため、英国環境・食料・農村地域省(Defra)との間で、カーボン・オフセットに係る情報交換の協力強化に関する協力宣言文の締結を行いました。今後はこの宣言文に基づき、両国のカーボン・オフセットに係る情報交換の場を設けるなどの協力方策について検討する予定です。
- 環境省では、カーボン・オフセットの推進のため、本年2月にカーボン・オフセットに関する指針「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」を策定し、4月には企業や市民等によるカーボン・オフセットの取組を支援するため、カーボン・オフセットフォーラム(事務局:社団法人海外環境協力センター)を設置した。現在、カーボン・オフセットの信頼性確保のため、算定方法や情報提供方法を示した各種ガイドラインの整備、及び第三者認証基準・スキームの策定を行っているところ。
- 英国Defraでは、カーボン・オフセットに関する自主規則案を作成しているところであり、現在パブリックコメントが終了したところ。
- このような両国におけるカーボン・オフセットの政策は世界でも先進的であることから、本年5月に神戸で開催されたG8環境大臣会合期間中に英国DefraのHilary Benn大臣と日本国環境省の鴨下前大臣のバイ会談を行い、カーボン・オフセットに係る情報交換の強化等の協力を進めることに合意した。
- これを受け、今般、日本国環境省と英国Defraとの間で局長レベルの協力宣言文の締結に至った。今後はこの宣言文に基づき、両国のカーボン・オフセットに係る情報交換の場を設けるなどの協力方策について検討を行う予定。
添付資料
- (別紙1)Statement of Cooperation by the Department for Environment, Food and Rural Affairs, UK and the Ministry of the Environment, Japan regarding Exchange of Information on Calculating Carbon Footprints and Carbon Offsetting(本文) [PDF 34 KB]
- (別紙2)英国環境・食料・農村地域省と日本国環境省によるカーボン・フットプリントの算定及びカーボン・オフセットに係る情報交換に関する協力宣言文(和訳) [PDF 111 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
直通:03-5521-8354
代表:03-3581-3351
室長:高橋 康夫(6737)
係長:吉崎 仁志(6785)
担当:仲埜 公平(6041)