報道発表資料

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2016年03月31日
  • 再生循環

「リデュース・リユース取組事例集」及び「リデュース・リユース データブック」の公表について(お知らせ)

 我が国では、3Rのうち、リサイクルに比べて優先順位が高いにもかかわらず、リデュース・リユースの取組は遅れています。そのため、第三次循環型社会形成推進基本計画(平成25年5月閣議決定)では、「リサイクルより優先順位の高いリデュース・リユースの取組がより進む社会経済システムの構築」を目指すこととなっています。
 この度、地域の皆様がリデュース・リユースの取組のための一歩を踏み出される際の参考資料として、各地のリデュース・リユースに関する先進的な事例を収集した「リデュース・リユース取組事例集」と、リデュース・リユースに関するデータを収集した「リデュース・リユース データブック」を作成しましたのでお知らせいたします。

1.「リデュース・リユース取組事例集」とは

 環境省では、平成26年3月に、地域によるリデュース・リユースの取組の促進のために「リデュース・リユース取組事例集」を公表し、6分野の22の先進的な取組事例を紹介しました。

 前回の事例集公表から2年を経て、この度、食品ロス削減に関する取組、その他のリデュース・リユース活動を加えて8分野の35の先進的な取組事例を取りまとめた事例集を新たに公表します。

 今回の事例集は、前回の事例集から踏み込んで、連携のポイント、波及・拡張性のポイント、自立・継続性のポイントなどを掲載することにより、新たに取組を始める方にとって、より使いやすいものとなっております。

リデュース・リユース取組事例集における8つの分野

・レジ袋の削減

・リユースびんの利用促進

・マイボトルの利用促進

・服のリユース促進

・食品ロスの削減

・使用済製品のリユース促進

・リユース食器の利用促進

・その他のリデュース・リユース活動

2.「リデュース・リユース データブック」とは

 本資料は、非常に裾野が広く、進捗状況の分かりにくいリデュース・リユースに関するデータを、進捗状況の把握や政策立案に役立つよう、初めて1冊の資料としてまとめたものです。

 具体的には、リデュース・リユース全般に関するデータに加え、リデュース・リユースの取組を「資源を使わない製品作り」「ものに依存しない生活」「ものを長く使う行動」に類型化して、リデュース・リユースの「いま」を紹介しています。 

  • 「リデュース・リユース データブック」の3つの類型

類型

内容

取組例

資源を使わない製品作り

生産する製品当たりの枯渇性資源消費量を削減する取組や、産業全体の枯渇性資源消費量を削減する取組。

製品軽量化、詰替製品、長寿命設計など

ものに依存しない生活

消耗品を無駄に使用しない取組や、耐久性品を占有しない生活スタイル。

食品ロス削減、シェアリング・リース・レンタル、レジ袋削減、割り箸削減など

ものを長く使う行動

製品を利用する場合に、長く繰り返し利用する取組。

マイボトル利用、リユース食器、リユースびん、使用済製品リユース、衣類のリユース、リペアの活用など

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直  通:03-5521-8336
代  表:03-3581-3351
室  長:田中 良典(内線6831)
室長補佐:谷貝 雄三(内線6807)
    :伊藤 宏充(内線6807)
担  当:田邊 恭兵(内線6891)
    :藤本 脩吾(内線6891)

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