報道発表資料
環境省では、2010年度に策定された「サンゴ礁生態系保全行動計画」を改訂し、2016年度以降の5カ年間のサンゴ礁生態系の保全のための行動計画として新たに「サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020」を策定したのでお知らせします。
1 策定の経緯
生物多様性が豊かな一方で、その劣化が深刻なサンゴ礁生態系を保全していくため、環境省では、2010年度に5カ年間の計画として「サンゴ礁生態系保全行動計画」を策定しました。
「サンゴ礁生態系保全行動計画」では、実施状況を定期的に点検し、また2015年度には計画の達成状況について調査を実施しました。こうした評価等を踏まえ、2016年度以降の計画を策定するための「サンゴ礁生態系保全行動計画改訂検討会」を設置し、検討会における議論やパブリックコメントの結果を踏まえて、「サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020」(別添)が策定されました。
2 計画の概要
「サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020」は、サンゴ礁生態系保全行動計画の達成状況等調査」の結果等を踏まえ、2016年度までに重点的に取り組むべき課題として「陸域に由来する赤土等の土砂及び栄養塩等への対策の推進」、「サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進」、「地域の暮らしとサンゴ礁生態系のつながりの構築」を選定するなど、より実践的で実行的な内容とすることを意識して策定されました。本計画により、サンゴ礁生態系保全に向けた様々な主体による取組の統合的な実施が促進されることが期待されます。
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8274)
課 長:鳥居 敏男
課長 補佐:川越 久史
専 門 官:柳谷 牧子
専 門 員:志賀 俊介