報道発表資料
環境省では、特に市場規模が大きな自動車部門において、車体をはじめとする様々な部品にセルロースナノファイバー(以下「CNF」という。)を導入し、自動車の軽量化等によるCO2削減を実現するための実証を行います。これにより、製品製造時や社会実装時における課題を解決し、そのノウハウを蓄積することで、地球温暖化対策に多大なる貢献が期待されるCNFの早期社会実装を実現することを目指します。
今後、当該事業の公募を実施する予定ですので、あらかじめお知らせいたします。
なお、本事業の実施については、平成28年度予算の成立を前提としています。
今後、当該事業の公募を実施する予定ですので、あらかじめお知らせいたします。
なお、本事業の実施については、平成28年度予算の成立を前提としています。
1.事業の概要
自動車部品にCNFを最大限導入することにより、車体の軽量化や空気抵抗の低減等による燃費向上を図り、効果的なCO2削減を実現する。
2.事業の要件
上記1.の目的を達するとともに、CNFの活用可能性を国内外に発信するため、平成31年中を目途に以下の条件を全て満たすようなCNFの導入実証を行うこと。
①走行段階のCO2削減効果が10%以上であること
(うち軽量化による走行段階のCO2削減効果が7%以上であること)
②自動車部品を試作し、JIS等で規定された各種の性能評価を行うこと
③部品リサイクルや部品の長寿命化によりライフサイクル全体でのCO2削減に寄与するものであること
④試作部品を搭載した自動車でテストコースを走行したデータを取得すること
⑤車両保安基準、JIS、JASO等の各種試験結果が評価検証可能なものであること
⑥CO2排出量の測定(燃費データ取得)が可能であること
⑦メーカーはもちろんのこと、一般消費者もCNFに興味を持つようなコンセプトを打ち出せること
なお、本事業は平成28年度から最大で4か年の事業を予定しているが、各年度の予算の措置状況等に応じて変更があり得る。
3.今後の予定
平成28年4月中旬を目途に公募を開始。上記に記載の事業を実施するための具体的な提案を募集し、最も優れた提案1件を選定する予定。
4.その他
単独事業者による実施を妨げるものではないが、事業の性質から、複数の事業者による共同実施が望ましい。
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8354
課 長 松澤 裕 (内線6736)
課長補佐 稲垣 信一 (内線7734)
課長補佐 峯岸 律子 (内線6769)
担 当 仁科 佳菜子(内線7735)