報道発表資料
1.背景と目的
北海道の天売島、東京都の伊豆・小笠原諸島、鹿児島県の奄美大島・徳之島、沖縄県のやんばる地域等、希少種が生息する複数の地域において、ノネコ等による捕食などが希少種の生息に大きな影響を及ぼしています。
各地域においてネコの適正飼養のための条例を制定する等、ノネコ等を発生・増加させないための種々の取組がなされてきていますが、既に野外に生息するネコについては、捕獲後に順化、譲渡等をする場合に時間、経費、労力を要すること等から、対策が進展していない地域があります。
今回のシンポジウムでは、ノネコ等が希少種の生息に大きな影響を及ぼしている事例等を広く周知し、希少種保全におけるノネコ等の対策の必要性について共通の認識を深めます。さらに、今まで各地で行われてきた取組の限界、課題等を踏まえ、奄美の事例も含め適正飼育、順化、譲渡等への協力を求め、それぞれの立場で何ができるか、何をすべきか、今後の方針などについて議論します。
2.開催日時及び開催場所
日時:平成28年2月27日(土)
場所:福岡県福岡市 福岡市男女共同参画推進センター アミカス
3.内容
(1)基調講演① 「奄美大島・徳之島における希少種アマミノクロウサギへのノネコ、ノラネコの影響」
山田文雄 森林総合研究所 特任研究員
(2)基調講演② 「希少種生息地におけるネコ対策」
長嶺隆 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長
(3)基調講演③ 「ネコ問題の法的側面等について」
諸坂佐利 神奈川大学法学部 准教授
(4)パネルディスカッション
コーディネーター:石井信夫 東京女子大学 教授
パネリスト:山田文雄 森林総合研究所 特任研究員
長嶺隆 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長
諸坂佐利 神奈川大学法学部 准教授
安田直人 環境省希少種保全推進室 室長
4.主催・共催・後援
(1)主催 環境省
(2)共催 一般社団法人日本哺乳類学会
(3)後援 公益社団法人日本獣医師会、九州地区獣医師会連合会、福岡県獣医師会、鹿児島県獣医師会、公益財団法人日本動物愛護協会、公益社団法人日本動物福祉協会、公益社団法人日本愛玩動物協会、公益社団法人日本動物病院協会
5.参加申込み
○本シンポジウムへの参加は事前登録が必要です(参加費無料)。
○参加希望の際は、①ご所属、②ご氏名(ふりがな)、③電話番号を明記の上、FAXまたは電子メールにて以下の申込先までお申し込み下さい。(電子メールの場合は、件名欄に「希少種を脅かしているネコたち」と記載してください。)なお、複数名のお申し込みの場合も、お一人ずつお申し込みください。
○FAX、電子メールをお持ちでない方は、下記申込先にお問い合わせください。
○定員になり次第締切りとさせていただきますので御了承願います。
○報道関係者の方は、参加申込みの際に「報道関係者」とご記入下さい。また、カメラ撮影を希望する場合は、その旨もご記入下さい。なお、カメラ撮影は会合冒頭のみとします。
申込先
「希少種を脅かしているネコたち」シンポジウム事務局(株式会社オーエムシー内) 担当:鈴木 郁実
TEL : 03-5362-0117 FAX : 03-5362-0121
電子メール:noneko_symposium@omc.co.jp
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
直 通:03-5521-8353
代 表:03-3581-3351
室 長: 安田 直人 (6677)
室長補佐: 三宅 悠介 (6464)
担 当: 佐藤 直人 (6671)