報道発表資料
1.開催趣旨
気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において、温暖化対策の長期目標を含むパリ協定が採択されました。この目標の達成のためには、二酸化炭素排出量を大幅に削減し、低炭素社会を構築する必要があり、各国が大胆な省エネを進め、再生可能エネルギーを最大限導入することに加え、二酸化炭素を大量に排出し、長期間の稼働が見込まれる石炭火力発電所等の大規模排出源への二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の導入が期待されています。
CCSについて、我が国は、2020年頃の商用化を目指した技術開発の加速化を図るとともに、導入の前提となる二酸化炭素貯留適地調査等に早期に結果が得られるよう取り組むこととしています。CCSの導入を促進するためには、環境の保全に配慮しつつ、大規模排出源が全国各地に分散しているといった我が国の特性を踏まえて調査・検討を進める必要があります。
こうした背景のもと、環境省では2014年度から、「環境配慮型CCS導入検討事業」を実施しています。本事業では、二酸化炭素の分離・回収過程からの環境負荷の評価、沿岸域の複数の排出源から貯留地までの二酸化炭素輸送を効率的に実現可能な技術として期待される、シャトルシップを活用した輸送・貯留の要素技術・システムの検討、CCSの円滑な導入手法の検討等を行っています。
今年度も昨年度に引き続き、本事業の一環として、「低炭素社会の構築に向けた二酸化炭素回収・貯留(CCS)国際シンポジウム」を開催します。シンポジウムでは、CCSの円滑な導入に向けた検討状況等について、国内外の政策担当者や専門家の方々に講演いただきます。この機会を通じて、CCSの導入に向けた理解を促し、議論を深めていきたいと考えています。
※CCS : Carbon dioxide Capture and Storage
2.日程:2016年1月26日(火)10:00~17:00(9:30受付開始)
3.会場:THE GRAND HALL
(東京都港区港南2-16-4 グランドセントラルタワー3F)
4.定員:約200名
5.主催:環境省(シンポジウム事務局:みずほ情報総研株式会社)
6.協力:グローバルCCSインスティテュート
7.使用言語:日本語、英語(同時通訳有)
8.プログラム:添付資料参照
※最新情報は下記ウェブサイトにて掲載しております。
<http://www.ccs-symposium.jp/>
9<.参加申し込み
本シンポジウムは公開で行います。
事前申し込み制(先着順)としますので、参加を希望される方は、以下のホームページからお申し込みください。<ホームページ:http://www.ccs-symposium.jp/> 申込数が会場の定員(約200名)を超えた場合は、ご参加いただけないことがあります。
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8244)
室長:関谷 毅史(内線6740)
係長:佐藤 滋芳(内線6768)
担当:山田 知典(内線6758)