報道発表資料

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2015年12月15日
  • 水・土壌

「平成27年度温泉排水処理技術開発普及等調査業務」に係る実証試験対象技術の募集について(再公募)(お知らせ)

 環境省では、温泉排水を対象とした効果的な排水処理手法を確立するため、実用化段階にある排水処理技術の実証試験を実施し、温泉旅館における導入の可能性を検証しています。
 今回は、温泉排水中のほう素を経済的かつ効果的に除去することができる技術を募集します。

1.経緯

 旅館業(温泉を利用するものに限る。以下「温泉旅館」という。)より排出される排水(以下「温泉排水」という。)には、水質汚濁防止法による有害物質として排水基準が設定されているほう素等の他、多種多様な共存物質が比較的高い濃度で成分として含まれる場合があり、これらの共存物質が排水処理を阻害すること等により、既存の排水処理技術ではほう素等の除去が難しいのが現状です。

 このため、温泉のほう素排水を対象とし、新たな排水処理技術の開発普及等が必要となっており、実証試験を実施し、温泉旅館における新たな排水処理技術の可能性を検証します。

 なお、過去に実施した実証試験の結果報告書については、環境省ホームページで公開しています。

https://www.env.go.jp/water/onsen-haisui/tech.html

2.調査の概要

 実用化の段階にある温泉排水処理技術について広く公募し、応募のあった技術について有識者により構成される「ほう素、ふっ素及び硝酸性窒素等に係る排水対策促進のための検討会 温泉排水処理技術実証分科会」(以下「検討会」という。)にて厳正な審査を行った後、調査に採択する技術を1件選定します。

 採択された技術については、実証試験の実施に当たっての詳細な調査計画を策定し、検討会での審査を経た後、排水中のほう素濃度が高い温泉旅館において実証試験を実施します。

 実証試験結果を基に、検討会にて技術の有効性・経済性等について評価します。

3.応募

 「平成27年度温泉排水処理技術開発普及等調査業務」に係る実証試験対象技術の公募要領に基づき、対象技術を民間企業等から募集いたします。応募の締切りは平成28年1月6日(水)17:00必着とします。下記提出先まで郵送にて提出してください。

4.提出先

 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2

 環境省水・大気環境局水環境課 

 TEL:03-3581-3351(内線6629)

 FAX:03-3593-1438

添付資料

連絡先
環境省
環境省水・大気環境局水環境課
直  通:03-5521-8313
代  表:03-3581-3351
課  長:二村 英介(内線6610)
課長補佐:吉村 陽 (内線6615)
担  当:廣田 大輔(内線6629)

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