報道発表資料

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2015年11月02日
  • 地球環境

第1回日本・フィリピン環境対話の結果について

 10月27日(火)に、マニラ(フィリピン共和国)において第1回日本・フィリピン環境対話が開催されました。日本国環境省からは井上環境副大臣ほかが出席し、フィリピン環境天然資源省からはクナ次官補及びイルデフォンソ フィリピン国家固形廃棄物管理委員会事務局長ほかが出席しました。
環境対話では、フィリピン側から廃棄物対策に係る課題提起がなされるとともに、日本側からは、我が国の廃棄物対策の経験や政策について説明を行い、引き続き、廃棄物対策に係る両国の協力を進めていくことになりました。

1.経緯: 今年6月、安倍総理とアキノ大統領間で行われた日比首脳会談において共同宣言が採択され、共同宣言付属文書として「戦略的パートナーシップ強化のための行動計画」が作成され、両政府が、廃棄物管理などの環境分野で、知見と経験の共有を推進していくこと等が明記されました。

 今回、同行動計画、及び本年8月モルディブにおいて小里前環境副大臣とレオナス フィリピン環境天然資源事務次官とのバイ会談を踏まえ廃棄物管理をテーマにした日本・フィリピン環境対話の第1回会合を開催しました。

2.日時: 平成27年10月27日(火)

3.場所: The Heritage Hotel Manila (マニラ)

4.参加者:日本環境省、在フィリピン大使館、独立行政法人国際協力機構、フィリピン環境天然資源省、フィリピン国家固形廃棄物委員会等

5.内容: 環境対話では、フィリピン側から廃棄物問題の状況についての説明及び埋め立て処理や廃棄物発電等について課題提起がなされ、日本側からは、我が国の廃棄物対策の経験や政策について説明を行いました。さらに、提起された課題に対して議論を行うとともに、今後の協力の方向性として、それぞれの課題の解決のための具体的な進め方の検討を行うため、両国によるワークショップの開催を検討することになりました。

 また、本環境対話に併せて、フィリピン環境天然資源省が策定を進めている廃棄物発電ガイドラインについてのワークショップを開催し、同ガイドラインの完成に向けて両国の自治体を含む行政官及び専門家が参加し、意見交換を行いました。

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
代表:03-3581-3351
企 画 官:松田 和久 (内線 6898)
室長補佐:須賀 義徳 (内線 6814)
担  当:新垣 成巨 (内線 6896)