報道発表資料
平成28年度概算要求の総額は2兆3,392億円で、平成27年度当初予算比29.5%の増となりました。
環境省においては、今後、政府予算案の編成において、環境保全経費の確保に努めてまいります。
1 環境保全経費とは
環境保全経費とは、政府の経費のうち地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備に関する経費を総称したものです。
環境省では、関係府省において取り組まれている環境保全に係る施策が、政府全体として効率的、効果的に展開されるよう、環境省設置法第4条第3号の規定に基づき、概算要求に先立って、「平成28年度環境保全経費の見積りの方針の調整の基本方針」(平成27年8月21日公表)を関係府省へ示し、見積りの方針の調整を行っております。
今回の環境保全経費の取りまとめに当たっては、基本方針に照らし、また、関係府省から提出された新規施策等についてはヒアリングを行う等により、環境保全に資する施策であるかを確認した上、その全体を取りまとめて財務省に提出し、政府予算案の編成における配慮を求め、環境保全経費の確保に努めてまいります。
また、今後、政府予算案の決定時においても、環境保全経費の取りまとめを行い、結果についても公表いたします。
2 平成28年度環境保全経費概算要求の総額
平成28年度概算要求の総額:2兆3,392億円(平成27年度当初予算比29.5%増)
平成27年度当初予算の総額:1兆8,069億円
3 環境保全経費概算要求額の施策体系別内訳及び主な施策
平成28年度概算要求額(平成27年度当初予算額)
(1)地球環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6,780億円 (4,456億円)
○エネルギー使用合理化等事業者支援補助金【経済産業省】、森林環境保全整備事業【農林水産省ほ
か】、住宅・建築物環境対策事業費補助金【国土交通省】等
(2)生物多様性の保全及び持続可能な利用・・・・・・・ 1,640億円 (1,431億円)
○水源林造成事業等【農林水産省】、国営公園整備費等【国土交通省】、自然公園等事業費【環境省】等
(3)物質循環の確保と循環型社会の構築・・・・・・・・・1,425億円 (877億円)
○循環型社会形成推進交付金【環境省】、産業廃棄物適正処理推進費【環境省】、廃棄物処理施設整備事
業費【国土交通省】等
(4)水環境、土壌環境、地盤環境の保全・・・・・・・・・1,001億円 (906億円)
○農村地域資源維持・継承等対策に必要な経費【農林水産省】、総合水系環境整備事業費【国土交通
省】、海洋保全対策費【環境省】等
(5)大気環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,287億円 (2,198億円)
○交通安全施設等整備費補助【警察庁】、微小粒子状物質(PM2.5)等総合対策費【環境省】、越境大気
汚染対策推進費【環境省】等
(6)包括的な化学物質対策の確立と推進・・・・・・・・・・ 53億円 ( 60億円)
○化学物質規制対策事業【経済産業省】、食品安全確保調査・試験事業委託費【農林水産省】、厚生労働
科学研究に必要な経費【厚生労働省】等
(7)放射性物質による環境汚染の防止・・・・・・・・・ 8,860億円 (6,893億円)
○放射性物質により汚染された土壌等の除染【環境省】、放射性物質汚染廃棄物処理事業【環境省】、中
間貯蔵施設の整備等【環境省】等
(8)各種施策の基盤となる施策等・・・・・・・・・・・・1,347億円 (1,249億円)
※ 各内訳は億円単位に四捨五入したため、総額等とは一致しない場合があります。
※ 複数の施策体系の区分に該当する経費については、主要区分により集計を行っています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境計画課企画調査室
直 通:03-5521-8328
代 表:03-3581-3351
課 長:大村 卓 (内線6220)
補 佐:藤田 道男 (内線6250)
担 当:川村・小池 (内線6255)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成27年8月21日
- 平成28年度環境保全経費の見積りの方針の調整の基本方針について(お知らせ)