報道発表資料
1. 経緯
平成24年2月に、一部の有機顔料が、非意図的に生成したポリ塩化ビフェニル(以下「PCB」という。)を含有することが判明したことを受け、有機顔料中で非意図的に副生するPCBについて、工業技術的・経済的に低減可能なレベルを検討することを目的として、平成24年7月、厚生労働省、経済産業省及び環境省の3省は、「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する検討会」を合同で設置しました(共同座長:奥田晴宏国立医薬品食品衛生研究所副所長、御園生誠国立大学法人東京大学名誉教授、中杉修身元上智大学大学院地球環境学研究科教授)。
本検討会において、PCB副生の原理、管理方法、分析方法等に関して検討を進め、「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する報告書(案)」を作成しました。本報告書(案)について平成27年4月14日(火)から平成27年5月13日(水)までの間意見募集(パブリックコメント)を実施しました。いただいた御意見を受け、有機顔料からの副生PCBの溶出について所要の情報収集と技術的な調査・検討を行った結果、以下2.のとおり回答(別添1)を取りまとめました。なお、本報告書(案)は、いただいた御意見を踏まえ、別添2のとおり「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する報告書」として取りまとめられました。
2.意見募集の結果について
(1)意見募集の周知方法
電子政府の窓口(e-Gov)、厚生労働省・経済産業省・環境省ウェブサイト
(2)意見提出期間
平成27年4月14日(火)~平成27年5月13日(水)
(3)意見提出方法
郵送、FAX、電子メール
(4)意見提出者数
3者
(5)意見の延べ総数
9件
(6)いただいた御意見に対する考え方
別添1のとおり
3.今後の対応について
今般、「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する報告書」が取りまとめられたことを踏まえ、副生第一種特定化学物質を含有する化学物質の取扱いについて、関係団体・事業者等に別途周知する予定です。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課化学物質審査室
直通:03-5521-8253
代表:03-3581-3351
室 長 福島 健彦 (内線6309)
室長補佐 高橋 亮介 (内線6324)
担 当 彦坂 早紀 (内線6328)