報道発表資料

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2015年03月19日
  • 地球環境

宇宙航空研究開発機構、国立環境研究所、及び環境省並びに米国航空宇宙局との間のGOSAT、OCO-2及びGOSAT-2ミッションに係る協力に関する了解覚書の署名について(お知らせ)

環境省(MOE)、(独)国立環境研究所(NIES)及び(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)、並びに米国航空宇宙局(NASA)は、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)※1及び炭素観測衛星2号(OCO-2)※2、温室効果ガス観測技術衛星2号(GOSAT-2)※3ミッションに関する了解覚書(MOU)に合意し、望月環境大臣、JAXA奥村理事長、NIES住理事長及びNASAボールデン長官により署名され、東京にて平成27年3月17日に締結されました。

本MOUは平成26年11月21日に締結された「温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)、炭素観測衛星2号(OCO-2)及び温室効果ガス観測技術衛星2号(GOSAT-2)との間の共同計画に係る協力に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の交換公文」に基づくものです。

GOSAT、その後継となるGOSAT-2及びOCO-2ミッション(以下合わせて「3CO2ミッション」という。)は、宇宙から温室効果ガスの 濃度分布を観測する人工衛星で、温室効果ガス吸収排出状況 の把握など、温暖化防止への国際的な取組みに貢献することを目的としています。

温室効果ガス濃度の精度の校正検証手段が限られているなか、本MOUに基づく協力により、相互の衛星から得られるデータの比較検証や、相互の地上観測点の有効利用を通じて衛星データの品質向上が期待されます。

本MOUの下、各当事者は3CO2ミッションに搭載されるミッション機器の相互校正、共同サイエンスチームへの参加、及び、気候変動に関する国際連合枠組条約に基づき開催される国際会議等の場において共同のプレゼンテーションを行うこととなります。

  • ※1:環境省、(独)国立環境研究所(NIES)及び(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開発した、世界初の温室効果ガス(二酸化炭素とメタン)観測専用の衛星。平成21年1月23日に打ち上げられ、現在も観測を続けている。
  • ※2:平成26年7月2日に打ち上げられた二酸化炭素を観測するNASAの衛星。
  • ※3:平成29年度の打上げを目指して開発が進められているGOSATの後継機。

連絡先
環境省地球環境局総務課研究調査室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8247)
室長  :竹本 明生 (内:6730)
室長補佐:野本 卓也 (内:6731)
係員  :橋口 祥治 (内:6756)
     瓜田 真司 (内:6756)