報道発表資料
神栖市のABトラック外の西地域に設置した2か所(M45、M46)のモニタリング孔の地下水調査において、1か所(M46)から0.003~0.031 mg/リットルのジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されたので、今後の対応と併せてお知らせします。
なお、M46は、平成20年3月27日に発表したM41モニタリング孔からのDPAA検出を受けて、新たに設定した飲用自粛範囲に平成20年6月から7月にかけて設置した2か所のモニタリング孔のうちの1つです。
1 ジフェニルアルシン酸の調査結果等について
(1)調査対象範囲
ABトラック外の西地域に設置したモニタリング孔2か所(M45、M46)
(2)調査結果等
- 採水日:平成20年7月11日
- DPAAが不検出の件数 :1か所
- DPAAが検出された件数:1か所(M46孔(図参照))
モニタリング孔 | M46 |
---|---|
DPAA検出値 (ヒ素換算値) |
採水深さ10m:不検出 採水深さ20m:0.031mg/リットル 採水深さ30m:0.011mg/リットル 採水深さ40m:0.003mg/リットル 採水深さ50m:不検出 |
※DPAA不検出:定量下限値未満のことをいう。
DPAA分析の定量下限値は0.001 mg/リットル(ヒ素換算値)である。
なお、M46孔からは、フェニルアルソン酸(PAA)についても、採水深さ20m~40mにおいて0.001~0.005 mg/リットル(ヒ素換算値)が検出されました。
2 今後の対応について
「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について」(別紙)等に基づき、以下の対応を講ずる。
(1)当面の対応
- ABトラック外の西地域のM46孔から概ね200~600メートル圏内(図参照)の全ての飲用井戸の調査
- ABトラック外の西地域のM46孔から概ね200~600メートル圏内(図参照)の井戸水の飲用等の自粛指導
- 仮設給水所の設置
(2)その後の対応
- 上記(1)の飲用井戸の調査結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、井戸水が汚染されている可能性のある範囲を決定する。
- 上記(1)の飲用井戸の調査結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、当該地域周辺で新たなモニタリング孔を設定し、継続的なモニタリングを実施する。
- ABトラック地区、南西及び西地域について定期的な地下水モニタリングを継続することにより、引き続き汚染状況を監視する。
添付資料
- 【図】神栖市ABトラック地区、南西及び西地域の飲用井戸の全数調査範囲・飲用自粛範囲 [PDF 546 KB]
- 【別紙】「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について [PDF 64 KB]
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
代表 TEL 03(3581)3351
室長 塚本 直也(内線6340)
室長補佐 筒井 誠二(内線6341)
専門官 松村 達夫(内線6345)
環境専門調査員 土弘 道夫(内線6342)
茨城県
代表 TEL 029(301)1111
生活環境部環境対策課長 礒 和佳
課長補佐(技術総括) 吉田 憲司(内線2962)
保健福祉部生活衛生課長 村山 正利
課長補佐 時野谷 浩(内線3428)
〃 保健予防課長 青山 充
課長補佐(技術総括) 細田 孝子(内線3231
神栖市生活環境部環境課
代表 TEL 0299(90)1111
課長 野口 正信(内線540)
地下水汚染対策室室長 猿田 俊治(内線546)