報道発表資料
平成27年度予算案における環境保全経費の総額は、1兆8,069億円でした。
1 環境保全経費とは
環境省では、政府の経費のうち、地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備その他の環境の保全に関する経費を、環境保全経費として毎年とりまとめを行っています。今般、平成27年度予算案における環境保全経費を、以下のとおり、とりまとめました。
2 平成27年度予算案における環境保全経費の総額及び主な特徴
(1)平成27年度予算案における環境保全経費の総額
平成27年度:1兆8,069億円(前年度比5.2%増)
平成26年度:1兆7,182億円
(2)平成27年度予算案における環境保全経費の主な特徴
東日本大震災からの復興につなげるため、放射性物質により汚染された土壌等の除染の着実な実施のための予算を大幅に増額したほか、引き続き中間貯蔵施設の整備等に係る予算、放射性物質に汚染された廃棄物の処理に係る予算などを措置し、「放射性物質による環境汚染の防止」に係る予算が大幅に増額となりました。
3 平成27 年度予算案における環境保全経費の内訳及び主な事業
(括弧内の金額は平成26年度当初予算額)
(1)地球環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4,456億円 (4,955億円)
森林環境保全整備事業/公共施設への再生可能エネルギー・先進的設備等導入推進事業/エネルギー使用合理化等事業者支援補助金 等
【環境省、農林水産省、経済産業省等】
(2)生物多様性の保全及び持続可能な利用・・・・・・・ 1,431億円(1,379億円)
水源林造成事業等/国営公園整備費等/自然公園等事業費 等
【環境省、農林水産省、国土交通省等】
(3)物質循環の確保と循環型社会の構築・・・・・・・・・ 877億円 ( 982億円)
循環型社会形成推進交付金/廃棄物処理施設整備事業費/災害等廃棄物処理事業費補助金 等
【環境省、国土交通省等】
(4)水環境、土壌環境、地盤環境の保全・・・・・・・・・・ 906億円 ( 923億円)
農村地域資源等保全推進に必要な経費/総合水系環境整備事業費/水産環境整備事業/海洋保全対策費 等
【環境省、農林水産省、国土交通省等】
(5)大気環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,198億円 (2,031億円)
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金/交通安全施設等整備費補助/微小粒子状物質(PM2.5)等総合対策費 等
【環境省、経済産業省、警察庁等】
(6)包括的な化学物質対策の確立と推進・・・・・・・・・・・ 60億円 ( 61億円)
化学物質規制対策事業/食品安全確保調査・試験事業委託費/化学物質環境実態調査費 等
【環境省、経済産業省、農林水産省等】
(7)放射性物質による環境汚染の防止・・・・・・・・ 6,893億円 (5,568億円)
放射性物質により汚染された土壌等の除染/放射性物質汚染廃棄物処理事業/中間貯蔵施設の整備等 等
【環境省等】
(8)各種施策の基盤となる施策等・・・・・・・・・・・ 1,249億円 (1,283億円)
【環境省、農林水産省、文部科学省等】
※各内訳は億円単位に四捨五入したため、総額等とは一致しない場合があります。
※複数の施策体系の区分に該当する経費については、主要区分により集計を行っています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境計画課企画調査室
直通:03-5521-8328
代表:03-3581-3351
室長:小堀幸一 (内線6227)
補佐:藤田道男 (内線6250)
担当:川村・小池(内線6255)