報道発表資料
本年度は、平成27年3月2日(月)~3月6日(金)に、水俣病経験の普及啓発セミナー(海外行政担当者招聘研修)を開催します。
1 経緯・目的等
水俣病のような悲劇が繰り返されることがないよう、水俣病の経験を国内外に広く伝え続けることの重要性が平成7年12月及び平成18年4月の内閣総理大臣談話や、「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」に基づく救済措置の方針等において示されています。このため、環境省では、水俣病の経験から得た教訓を国内外に伝えるために、平成8年度から水俣病経験の普及啓発セミナー事業を実施しています。
本年度は、水銀による環境汚染等の問題を抱える東・東南アジアの国々を中心に、若手の環境行政担当者等を水俣地域等に招聘し、直接、水俣病の教訓に触れ、公害の未然防止の重要性や日本の環境行政の現在の姿を伝えることで、それぞれの国における具体的な環境保全施策に役立ててもらうための普及啓発セミナーを行うこととしました。
○ 水俣病経験の普及啓発セミナー(海外行政担当者招聘研修)の概要
期日 平成27年3月2日(月)~3月6日(金)
場所 熊本県水俣市・福岡県北九州市
主催 環境省
運営 一般社団法人環境パートナーシップ会議
参加予定者 ブラジル、中国、インドネシア、韓国、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム、の
8カ国の環境行政担当者9人
◆プログラム(予定)
日 |
午前 |
午後 |
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3/2(月) |
(福岡より水俣へ移動) |
<講義> 開会 水俣病問題について総論 水銀モニタリングと水銀調査国際協力 <現地・施設見学> 国立水俣病総合研究センター |
3/3(火) |
<施設見学> 水俣病情報センター 水俣市立水俣病資料館 <講義> 水俣病語り部の講話(水俣) |
<施設見学> 水俣市立明水園 水俣病患者通所施設 |
3/4(水) |
<現地・施設見学> 水俣病歴史考証館 茂道漁港、百間排水口、 親水護岸・慰霊碑、チッソ外周等 |
<講義> 水俣市の環境行政 <現地・施設見学> 水俣市環境クリーンセンター 水俣エコタウン JNC(株)水俣製造所 |
3/5(木) |
<講義> 日本の環境行政及び環境課題 日本の環境法政策
|
<講義> 水銀の地球規模影響と人体影響について 日本の水銀対策 まとめの講義 |
3/6(金) |
(水俣市から北九州市へ移動)
|
<施設見学> 北九州エコタウン |
3/7(土) |
(福岡から帰国) |
取材について
取材に当たっては、自社腕章を必ず着用していただくとともに、担当者の指示に従って下さい。
取材を希望される報道関係の方は、氏名・社名・電話番号、FAX番号を記入の上、
2月26日(木)の17時までに下記担当者宛てに事前登録をお願いします。
【取材関係連絡先】
環境省総合環境政策局環境保健部企画課特殊疾病対策室
担当:林(ハヤシ)、永井(ナガイ)
TEL :03-3581-3351(内線6331又は6336)
03-5521-8257(直通)
FAX :03-3580-2963
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課特殊疾病対策室
水俣病発生地域環境福祉推進室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8257)
室長 :小林 秀幸(内線6330)
室長補佐:長谷川 学(内線6363)
担当 :林 里江子(内線6331)