報道発表資料
1. 経緯
平成26年3月、政策対話をベースに、二国間で知識・経験を共有し、協力していくことに合意し、「日本国環境省とシンガポール共和国国家環境庁との環境協力に関する同意書」に署名した。これに基づき、今般、第2回となる政策対話を開催した。
2. 日時
平成27年1月27日(火)、9:15~17:00
*1月28日及び29日には、廃棄物リサイクル施設及び最終処分場
の施設見学。
3. 場所
環境省 省議室(合同庁舎5号館)
4. 主な出席者
(シンガポール)
テイ環境庁長官、スパット廃棄物資源管理局次長、シア国際協力局次長の他、廃棄物資源管理、汚染防止、国際協力の分野から計8名
(日本)
関地球環境審議官、木野地球環境局国際連携課国際協力室長、富坂廃棄物?リサイクル対策部循環型社会推進室企画官の他、水・大気環境、廃棄物・リサイクル、国際協力の各部署及び国立環境研究所から計14名
5. 主な議論
(1)二国間協力のレビュー
日本側より、廃棄物管理に関する訪日セミナーの開催結果等、これまでの協力に関する経緯、本政策対話の位置づけ等について紹介した。
(2)3Rと固形廃棄物管理
日本側より、①日本の廃棄物管理システムに関する歴史と法制度、②焼却灰等の溶融スラグ化の現状、③食品リサイクルの仕組みと状況を紹介するとともに、シンガポール側からは、3Rと固形廃棄物処理の状況の紹介があった。主に廃棄物の減容化、リサイクルに関する現状・課題や安全性の確保に関する取組について意見交換を行い、それぞれの課題や参考となる取組等を確認した。
(3)大気汚染
双方より、大気環境改善に関する取組を紹介した後、主に、地域内での環境協力・方策に関して意見交換を行った。
(4)2015-2016年の協力
今後の協力の方針として以下の内容が合意された。
○第3回政策対話の実施
- ・平成28年1月にシンガポールにて開催する方向で調整。
○セミナー等の共同開催
- ・環境分野での最新の研究・技術に関するセミナー、環境政策の立案と実施に関するワークショップを、次年度及び再来年度にそれぞれ共同で開催。
なお、政策対話に先立ち、テイ環境庁長官と関地球環境審議官によるバイ会談が行われ、テイ環境庁長官より、昨年共同開催した日本での廃棄物管理に関するセミナーが有益だったことへの感謝が伝えられ、今後も、二国間で共通する課題について、経験及び知見等を相互に共有していくことを確認した。
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-8248
室長 :木野 修宏(内線:6765)
課長補佐:掛川 三千代(内線:7723)