報道発表資料

この記事を印刷
2015年02月02日
  • 地球環境

第2回日本・シンガポール環境政策対話の結果について(お知らせ)

日本国環境省とシンガポール共和国国家環境庁は、1月27日(火)に東京にて、「第2回 日本・シンガポール環境政策対話」を開催いたしました。同対話では、3R(Reduce, Reuse, Recycle)と固形廃棄物管理、大気汚染分野等について、両国の政策や経験を共有し、意見交換を行いました。また、引き続き二国間の環境協力を一層推進することに合意いたしました。

1. 経緯

平成26年3月、政策対話をベースに、二国間で知識・経験を共有し、協力していくことに合意し、「日本国環境省とシンガポール共和国国家環境庁との環境協力に関する同意書」に署名した。これに基づき、今般、第2回となる政策対話を開催した。

 

2. 日時

平成27年1月27日(火)、9:15~17:00

 *1月28日及び29日には、廃棄物リサイクル施設及び最終処分場

  の施設見学。

3. 場所

環境省 省議室(合同庁舎5号館)

 

4. 主な出席者

(シンガポール)

テイ環境庁長官、スパット廃棄物資源管理局次長、シア国際協力局次長の他、廃棄物資源管理、汚染防止、国際協力の分野から計8名

(日本)

関地球環境審議官、木野地球環境局国際連携課国際協力室長、富坂廃棄物?リサイクル対策部循環型社会推進室企画官の他、水・大気環境、廃棄物・リサイクル、国際協力の各部署及び国立環境研究所から計14名

 

5. 主な議論

(1)二国間協力のレビュー

日本側より、廃棄物管理に関する訪日セミナーの開催結果等、これまでの協力に関する経緯、本政策対話の位置づけ等について紹介した。

 

(2)3Rと固形廃棄物管理

日本側より、①日本の廃棄物管理システムに関する歴史と法制度、②焼却灰等の溶融スラグ化の現状、③食品リサイクルの仕組みと状況を紹介するとともに、シンガポール側からは、3Rと固形廃棄物処理の状況の紹介があった。主に廃棄物の減容化、リサイクルに関する現状・課題や安全性の確保に関する取組について意見交換を行い、それぞれの課題や参考となる取組等を確認した。

 

(3)大気汚染

双方より、大気環境改善に関する取組を紹介した後、主に、地域内での環境協力・方策に関して意見交換を行った。

 

(4)2015-2016年の協力

今後の協力の方針として以下の内容が合意された。

○第3回政策対話の実施

  • ・平成28年1月にシンガポールにて開催する方向で調整。

 

○セミナー等の共同開催

  • ・環境分野での最新の研究・技術に関するセミナー、環境政策の立案と実施に関するワークショップを、次年度及び再来年度にそれぞれ共同で開催。

 

なお、政策対話に先立ち、テイ環境庁長官と関地球環境審議官によるバイ会談が行われ、テイ環境庁長官より、昨年共同開催した日本での廃棄物管理に関するセミナーが有益だったことへの感謝が伝えられ、今後も、二国間で共通する課題について、経験及び知見等を相互に共有していくことを確認した。

 

 

連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力室
代表  :03-3581-3351
直通  :03-5521-8248
室長  :木野 修宏(内線:6765)   
課長補佐:掛川 三千代(内線:7723)