報道発表資料

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2015年01月29日
  • 再生循環

国際再生可能エネルギー機関第5回総会及び廃棄物ワークショップの結果について

 環境省は、1月17日(土)から22日(木)にかけて、アブダビ(アラブ首長国連邦)において開催される国際再生可能エネルギー機関(IRENA:アイリーナ)第5回の総会に出席するとともに、アブダビ(アラブ首長国連邦)及びクウェート(クウェート)において廃棄物に関するワークショップを開催しました。環境省からは関荘一郎地球環境審議官及び担当官が出席しました。

1.国際再生可能エネルギー機関(IRENA)第5回総会概要

日時:平成27年1月17日(土)~18日(日)

場所:セントレジスホテル(アブダビ)

参加者:IRENA加盟国(約130ヶ国)、オブザーバー(国際機関、民間企業等)

内容:事務局長の選出、理事国の選出、再生可能エネルギーと気候変動

 今次総会の議長国となっている我が国からは、環境省のほか、経済産業省及び外務省、農林水産省からも参加した。アドナン・アミン事務局長の次期事務局長への再任、我が国の理事国への再選が決定されたほか、環境省からは議題8「再生可能エネルギーと気候変動」において、国連気候サミットで発表した貢献策、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取組等の紹介を行うとともに、特にアジア太平洋島嶼国の行政官を対象とした人材育成研修を継続する意向を関地球環境審議官から表明した。

2.廃棄物ワークショップ概要

(1)クウェート廃棄物ワークショップ

日時:平成27年1月19日(月)9:00~14:00

場所:スイスベルホテルプラザ クウェート(クウェート)

参加者:クウェート行政官、クウェートの関係者(廃棄物処理事業者、廃棄物排出事業者、有識者、自治体等)、日本の関係者(プラントメーカー、廃棄物処理事業者、有識者、自治体等)(計30名程度)

内容:クウェートの廃棄物管理にかかる現状、日本企業の有する廃棄物・リサイクル技術紹介、クウェート国と日本国関係者のネットワーク構築

 クウェートとの技術協力関係の構築を目的として開催する本ワークショップは、クウェートと日本の廃棄物・リサイクル対策関係者のネットワーク構築、廃棄物に関する既存データの共有等に資するものであり、日本企業とクウェート国関係者のビジネスマッチングも期待するものである。

当日は両国の行政官、専門家、廃棄物処理関係者が70名程度出席し、クウェートにおける環境規制の状況、我が国の廃棄物処理の状況や法制度、両国の事業者が有する廃棄物処理技術について報告を行った。また、クウェートにおいて、直接最終処分が主な処理方法になっていることに鑑み、廃棄物に応じた中間処理の選定手法、廃棄物発電を実施する際の基準等について議論が行われた。

(2)アブダビ廃棄物ワークショップ

日時:平成27年1月21日(水) 11:00~16:30

場所:Eco Waste展アブダビ廃棄物管理センター(CWM)ブース内(アブダビ)

参加者:CWM関係者、アブダビ政府関係者、日本の関係者(プラントメーカー、廃棄物処理事業者、有識者、自治体等)等

内容:アブダビの廃棄物管理にかかる現状、日本企業の廃棄物・リサイクル技術の紹介、アブダビと日本国関係者のネットワーク構築

 アブダビでは廃棄物管理に対する技術協力のニーズを受けて日本側が国内外で展開している廃棄物管理全般に関わる技術にフォーカスしたワークショップを実施する。ワークショップの実施は、相互の技術協力関係の構築に加え、アブダビと日本の廃棄物・リサイクル対策関係者ネットワークの構築等に資するものであり、日本企業とアブダビ関係者のビジネスマッチングも期待するものである。

当日は両国の行政官、専門家、廃棄物処理関係者及びEco Waste展参加者が参加し、我が国の廃棄物行政の状況や今後の施策展開、協力事業の概要等について報告するとともに、展示会参加者に対して、我が国事業者の有する廃棄物処理、リサイクル技術を紹介し、今後の我が国循環産業の海外展開に向けたアピールを行った。

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課
循環型社会推進室
直通   03-5521-8347
代表   03-3581-3351
調査員  新垣 成巨 (6896)
課長補佐 山田 浩司 (6814)

地球環境局国際連携課
係員   服部 恭也 (6722)