報道発表資料
今次会合では、作業計画2014-2018の履行、予算事項、技術支援ユニット、IPBES手続き規則等について議論される予定です。
※IPBES(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services)
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された政府間組織です。科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能を柱とし、気候変動分野で同様の活動を進めるIPCCの例から、生物多様性版のIPCCと呼ばれることもあります。
1.経緯
IPBESは、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして2012年4月21日に94ヶ国政府により正式に設立されました。
2013年1月にドイツのボンで開催された第1回総会で、総会議長を始めとするビューローメンバー及び学際的専門家パネル(MEP)メンバーが選出されて、初期作業計画の準備が始まり、同年12月にトルコのアンタルヤで開催された第2回総会において、2014年から2018年までの5か年作業計画が採択され、本年から我が国の研究者も参画しながら具体的な作業が開始されています。この作業計画2014-2018では、花粉媒介、地域アセスメント等、18の成果物の完成を目指しており、2018年には地球規模の生物多様性・生態系サービスに関するアセスメントの公表が予定されています(別添参照)。
2014年12月18日現在、IPBESには122ヶ国政府が参加しており、事務局はボンに置かれています。
【本会合の公式ウェブサイト】
http://www.ipbes.net/plenary/ipbes-3.html
2.会議の概要
会議名称
日本語:生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)
第3回総会
英語:Plenary of the Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and
Ecosystem Services Third Session
開催期間:
平成27年1月12日(月)~17日(土)
場所:
ボン(ドイツ)
主な議題:
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○作業計画2014-2018の履行
- -能力養成、伝統的知識、知識データに関する成果物の進捗報告
- -政策支援ツール、シナリオ分析、価値評価に関する成果物のガイド承認
- -地域アセスメント、土地劣化、価値評価に関する成果物のスコーピング文書承認
- ○予算事項
- ○MEPの改選
- ○技術支援ユニット
- ○IPBES手続き規則 等
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8275)
室長 :奥田 直久(内:6480)
室長補佐:中山 直樹(内:6485)
専門官 :土屋 守雄(内:6485)