総合環境政策

愛玩動物飼養管理士養成・認定事業(公益社団法人日本愛玩動物協会)

■事業概要

事業名称 愛玩動物飼養管理士養成・認定事業
事業内容 動物の愛護及び適正な飼養管理に関する知識・技術の普及啓発を行う指導者の養成
分野 環境教育
事業種別 認定事業
事業の行われる場所 屋内:33都道府県の県庁所在地の会議場施設
対象者の範囲 満15歳以上の者について、幅広く対象としている。
料金・手数料 受講受験料(教本、課題報告問題、スクーリング、認定試験)
一級:34,000円、二級:32,000円
認定登録料(名簿登録、認定証書・バッジ、飼養実例集(副読本))
一級:20,000円、二級:8,000円
登録年度 R1年度
主務省 環境省

■事業内容

審査について 審査方法 審査基準
【書類審査】
1 年齢
所定の年齢以上であることを義務付け。
満15歳以上であること
【実地審査】
1 スクーリング受講
オンライン方式で1級7科目、2級9科目の講義の受講を義務付け

次のスクーリングを受講していること
<一級管理士 310分>
イ 動物の行動と社会 35分
ロ 犬と猫の栄養学 80分
ハ 飼育動物の種類と特徴 50分
ニ 動物愛護・適正飼養関連法規Ⅱ 25分
ホ 動物の疾病とその予防 50分
ヘ 動物の飼養管理と公衆衛生 40分
ト 適正飼養指導論 30分
 
<二級管理士 370分>
イ 愛玩動物飼養管理士 20分
ロ 生命倫理・動物福祉 50分
ハ 動物の行動としつけ 70分
ニ 動物愛護・適正飼養関連法規Ⅰ 50分
ホ 愛玩動物学[総論・犬と猫の飼養管理]45分
ヘ 愛玩動物学[その他動物の飼養管理・栄養・高齢動物]55分
ト 人と動物の関係学 30分
チ 動物生活環境学 25分
リ ペット関連産業概論 25分

【書類審査】
1 課題報告問題
課題報告問題に対する解答の提出を義務付け。
次の課題報告問題の全問について適確に解答していること
一級:142問
二級:140問
2 認定試験
全国各地の会場で年2回実施する統一試験の受験を義務付け。
次の科目に関する全国統一試験を受験し、学識経験者等から構成される認定委員会において決定された合格点に達していること。ここ数年間の正解率(平均値)は約6割。
<一級管理士> 60問 5肢選択式
イ 動物の体の仕組みと働きⅡ  ロ 動物の遺伝と繁殖生理Ⅱ
ハ 動物の行動と社会
ニ 犬と猫の栄養学
ホ 飼育動物の種類と特徴
ヘ 動物医療等関連法規
ト 動物愛護・適正飼養関連法規Ⅱ チ 動物の疾病とその予防
リ 動物の飼養管理と公衆衛生
ヌ 適正飼養指導論
ル 自然と人間
 
<二級管理士> 55問 5肢選択式
イ 愛玩動物飼養管理士
ロ 生命倫理・動物福祉
ハ 動物の体の仕組みと働きⅠ
ニ 動物の遺伝と繁殖生理Ⅰ
ホ 動物の行動としつけ
ヘ 動物愛護・適正飼養関連法規Ⅰ ト 愛玩動物学
チ 人と動物の関係学
リ 動物生活環境学
ヌ ペット関連産業概論
3 認定登録
申請に基づき、名簿に登録(永久保存)。
前述の試験に合格するとともに、スクーリングの受講及び課題報告問題の解答の提出を了していること
省令第4条第2項第二号ハ関係
環境の保全に関する指導又は協働取組の促進に必要な知識又は技能の水準に関する基準

次の科目に関する全国統一試験を受験するとともに、学識経験者等から構成される認定委員会において決定された合格点に達していること。ここ数年間の正解率(平均値)は約6割。
<一級管理士> 60問 5肢選択式
イ 動物の体の仕組みと働きⅡ
ロ 動物の遺伝と繁殖生理Ⅱ
ハ 動物の行動と社会
ニ 犬と猫の栄養学
ホ 飼育動物の種類と特徴
ヘ 動物医療等関連法規
ト 動物愛護・適正飼養関連法規Ⅱ
チ 動物の疾病とその予防
リ 動物の飼養管理と公衆衛生
ヌ 適正飼養指導論
ル 自然と人間
 
<二級管理士> 55問 5肢選択式
イ 愛玩動物飼養管理士
ロ 生命倫理・動物福祉
ハ 動物の体の仕組みと働きⅠ
ニ 動物の遺伝と繁殖生理Ⅰ
ホ 動物の行動としつけ
ヘ 動物愛護・適正飼養関連法規Ⅰ
ト 愛玩動物学
チ 人と動物の関係学
リ 動物生活環境学
ヌ ペット関連産業概論

環境の保全に関する指導の安全な実施に必要な知識又は技能の水準に関する基準 適正な飼養管理の普及啓発活動の安全な実施に必要となる知識・技能を、教本(一級:動物の行動と社会、動物の疾病とその予防、動物の飼養管理と公衆衛生、適正飼養指導論の章、二級:愛玩動物飼養管理士、動物の行動としつけ、人と動物の関係学、動物生活環境学の章)において解説するとともに、課題報告問題及び認定試験において、当該知識・技能を有していること。
省令第4条
第2項第二号
ニについて

審査を受けようとする者の安全の確保を
図るための措置

 

 

認定試験の運営マニュアルを整備し、スタッフに対し、安全確保や救急対応の指導を行っている。また、災害時の避難経路や避難の方法について、会場側との打ち合わせや会場の下見などを事前に行う。

 

■活動実績と活動計画

■認知者数実績

令和4年度認定者数 11,063名
令和3年度認定者数 12,364名
令和2年度認定者数 7,488名
令和元年度認定者数 7,690名

認定者総数(令和4年3月31日まで)

218,526名
■応募者の年齢
 10代から80代まで、幅広い年齢の方々に応募いただいている
10代 35.2%
20代 14.6%
30代 12.1%
40代 18.9%
50代 14.9%
60代 3.9%
70代以上 0.3%
  
■応募動機(2022年調査)
自分の知識を増やしたいため 22.6%
飼っているペットのため 21.5%
将来のため 14.7%
就職/転職/起業のため(動物関連の仕事をめざす) 11.8%
動物取扱責任者登録などのため 11.7%
ボランティア活動に活かすため 9.6%
現在の仕事で必要なため(動物関連の仕事に従事している) 5.3%
その他 2.8%
 

■認定者のその後の活動状況

「動物の愛護及び管理に関する法律」では第一種動物取扱業の事業所ごとに動物取扱責任者をおくことが定められており、動物取扱責任者は、1)獣医師、2)愛玩動物看護師、3)半年以上の実務経験と所定の学校の卒業、4)半年以上の実務経験と所定の資格等の取得、のいずれかひとつを有している必要がある。「愛玩動物飼養管理士」は、多くの自治体で「所定の資格等」にあてはまるものと考えられている。  

■認知者へのフォローアップ状況

希望者に、年に1回募集する「もういちど学ぼうプロジェクト」を通じて最新の教材頒布等を行っている。また、会員に年間6回無償で頒布している機関誌を通じて最新の情報を提供している。

■事業に関するPR・メッセージ

動物の習性や適正な飼養管理の知識の不足から、ペットを飼いきれなくなったり、近隣とのトラブルを起こしてしまったりする事例はあとを絶ちません。このような状況にかんがみ、本協会では動物関係法令や人と動物の関係学、動物の疾病予防、管理士の社会活動、各種動物の飼養管理、犬猫のしつけ等の知識を体系的に習得・普及する指導員を養成するため、「愛玩動物飼養管理士」認定制度を設置しています。この制度の受講者はペットショップや動物病院にお勤めの人たちをはじめ、OLやサラリーマン、主婦、学生、ペットシッター、動物担当の公務員など多彩であり、これらの有資格者の多くは、各職場での日常業務においてはもちろん、地域でのボランティア活動などで活躍しています。また、愛玩動物飼養管理士は、動物取扱責任者の選任要件のうち、「動物関係の資格」のひとつとして、国や多くの自治体から認められています。

■実施主体

事業者名 公益社団法人日本愛玩動物協会
団体概要 『動物の愛護及び管理に関する法律』が昭和49年に施行されました。本協会は、この法律の趣旨に基づき、動物の適正飼養管理の知識及び愛護精神を普及することにより、広く国民の間に生命の尊重、友愛及び平和の情操の涵養を図り、もって社会文化の発展に寄与することを目的として、昭和54年5月21日に設立されました。
ホームページ https://www.jpc.or.jp/kanrishi/
住所 東京都新宿区信濃町8番地1
電話 03-3355-7855
FAX 03-3355-7880
E-mail office_jpca@jpc.or.jp
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