INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第10回グッドライフアワード

エコロジーからサスティナブルへ。地域の自然・文化・暮らしを守る、扉グループの「地域共創のまちづくり」

扉ホールディングス株式会社

活動拠点:長野県松本市

WEB:https://www.tobira-group.com/

取組の要旨

当社は1931年創業の「扉温泉明神館」を中心に、長野県松本市で文化財や古民家を活用した宿泊・飲食施設を運営するグループ企業です。2002年より地球環境に配慮をしたエコロジー活動を積極的に取り組み、2009年に日本初の「グリーンキー」認証を取得。2019年にスタートした「里山再生プロジェクト」では、自然豊かな里山に残る歴史ある古民家をリノベーションで再生し、一軒宿をオープン。観光促進のみならず、地域の雇用創出、文化財や自然環境の維持、地域経済の好循環を生み出すために、ゲストとの交流の場の提供のほか、食材の仕入れや雇用を地元でおこなうなど、お客様が里山で体験する「泊」「食」「参画」を通じて、地域社会にもメリットをもたらすような持続可能なまちづくりに取り組んでいます。

実績の要旨

「Satoyama villa DEN」は築およそ200年の古民家を再生し2019年にオープンしました。隣接するオーガニックファームと水田では農業体験を実施しており、農業や自然環境への関心や理解を深めるとともに農産業の就業人口の拡大を図っています。「Satoyama villa 本陣」は、松本藩主が利用した建物で、存続が危ぶまれた旧本陣を改修して2020年にオープン。2021年には国の登録有形文化財へ登録されました。地域を生かしたアクティビティのほか、昭和初期に建てられた離れの洋館では喫茶店を誘致し、ゲストのみならず、地元住民が利用したり若者が訪れるきっかけとなっています。

第10回グッドライフアワード 受賞者一覧