取組の要旨

豊富な栄養価を含みながら廃棄されている地域の未利用資源を活用し、鶏に飼料として与え養鶏を実践。特に剣淵町特産の精製後製品にならなかった「キヌア」の給餌により付加価値のある卵の生産にもつながっています。また、町内の給食施設から出る出汁の搾りカスや漁協からホタテや牡蠣の貝殻を提供していただき給餌、飼料自給率１００%の養鶏を実践。糞は発酵させ本校栽培野菜等の肥料として活用。地域と結んだ取り組みで環境に優しい活動を展開しています。

実績の要旨

日本の畜産動物の飼料は、そのほとんどを輸入に依存しています。特に鶏などの濃厚飼料を主体とする穀物飼料の輸入割合は約９０%と言われています。私たちの取り組みでは、廃棄されるはずの地域資源を鶏に給餌することで、人間にとって必要な食料（畜産物）を生産することができました。また、鶏の糞も肥料として活用し、輸入肥料に頼る日本の農業課題を解決するモデルケースにすることができました。