取組の要旨

松前町は2018年9月の北海道胆振東部地震で被災し長時間停電を経験。この事態に、当社は北海道電力と北海道電力ネットワークの協力を得て、再生可能エネルギー発電所の導入による地域マイクログリッド構築の検討を進めてきました。これは、災害時における盤石なインフラ整備の取り組みであると同時に、当社の総合デベロッパーとして培ってきたまちづくりのノウハウを生かした、官民連携による松前町の地域経済発展、活性化を図る取り組みです。

実績の要旨

2019年4月に松前町にて一般家庭約3万世帯分※の年間消費電力を供給する、北海道で初の蓄電池併設型風力発電所「リエネ松前風力発電所」の運転を開始しました。これにより風力発電事業を生かした地域活性化と防災基盤の整備に取り組んでおります。さらに、５年後、10年後のまちの在り方を考慮し、松前町とは、2019年12月に再生可能エネルギーによる地域活性化に関する協定書締結を皮切りに、同町と4つの協定を締結しました。これらを土台に、同町の地域活性化・脱炭素化に向けた取組みと、同町の10年後を見据えたまちづくり計画の策定および実践に共に取り組んでいます。※1世帯あたり3,530kWh/年で算出