自然環境・生物多様性
特別地域内において捕獲等が規制されている動物(指定動物)
和名
アマミマルバネクワガタ
学名
Neolucanus protogenetivus protogenetivus
指定する国立・国定公園
奄美群島国立公園
特徴
体長は、♂40-65mm、♀40-55 mm。体色は黒色で、体型は楕円形。大あごは先端の突起がほぼ垂直に上を向く。大あごの発達が悪く、野外で確認される♂のほとんどは短歯型。幼虫の餌腐植質が十分に堆積したスダジイなどの大木が生育する状態の良い自然林に生息する。
現状
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。開発による自然林の消失、成虫採集に加え、幼虫採集とその餌となる腐植質採取の横行、林内の乾燥化などによって激減した。近年の減少要因の一つとして、リュウキュウイノシシによる成虫と幼虫の捕食も挙げられる。
指定による効果・目標等
監視やモニタリング、生息地保全等を実施しながら捕獲規制を行うことにより、種の絶滅を防止する。
写真
撮影:奄美群島国立公園管理事務所
環境省 自然環境局 国立公園課 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 TEL:03-3581-3351(代表) |