自然環境・生物多様性

特別地域内において捕獲等が規制されている動物(指定動物)

和名

ルイスツノヒョウタンクワガタ

学名

Nigidius lewisi

指定する国立・国定公園

吉野熊野国立公園(和歌山県海岸地域)

特徴

体長12~18mmの、小型のクワガタムシである。大顎の内歯の一部が上に向く。肉食性で、他の昆虫等を捕食する。朽ち木から出ることもあるが、基本的には朽ち木内で生活し、複数の幼虫と家族生活をしている。成虫は朽ち木を噛み砕き、幼虫に与える。

現状

本種は、本州では和歌山県の沿岸域に局所分布し、同県が生息地の北限となっている。近年、乱獲が進んでおり、発生木の破壊による個体数の減少が見られることから、指定する。

指定による効果・目標等

監視やモニタリングを実施しながら捕獲規制を行うことにより乱獲を防ぎ、種の絶滅を防止する。

写真

ルイスツノヒョウタンクワガタ
写真:吉野熊野国立公園管理事務所

環境省 自然環境局 国立公園課
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