自然環境・生物多様性

特別地域内において捕獲等が規制されている動物(指定動物)

和名

ミヤジマトンボ

学名

Orthetrum poecilops miyajimaensis

指定する国立・国定公園

瀬戸内海国立公園(宮島地域)

特徴

腹長30~36mm、後翅長34~37mm。腹部が極めて細い。体色は黄褐色の地に黒条斑がある。翅は無色、翅脈は黒く縁紋は雄で黒色、雌で淡褐色。国内では宮島でのみ生息。挺水(ていすい)植物の生育する開放水面に生息。産卵は密生する挺水植物の茂みの中の泥上、比較的水深の浅い開放水面をホバリングしながら行う。

現状

絶滅危惧IA類(CR)。生息地である汽水性の海岸性湿地がゴミ漂着や台風等による改変により生息に適さなくなっており、生息数が減少している。本種は収集の対象となっており、生息域が減少する中、さらに捕獲されることで絶滅するおそれがある。県、NGO、専門家等による保全の取組が実施されている。

指定による効果・目標等

既存の保全の取組、生息地の保全・再生の観点からの施策等を実施しながら捕獲規制を行うことにより、種の絶滅を防止する。

写真

写真:ミヤジマトンボ 雄

写真:ミヤジマトンボ 雌

環境省 自然環境局 国立公園課
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