参加者8名でツアーがスタートしました。ガイドの自己紹介の後、コウモリ穴ギャラリーにてコウモリの生態について説明がありました。
コウモリ穴へと続く遊歩道上で、青木ヶ原樹海の成り立ち、特徴などのガイダンスがありました。
コウモリ穴へ入洞。夜間にコウモリが出入りするためのフェンスについて解説がありました。
コウモリ穴へ入洞しました。コウモリ穴が出来た仕組み、年間を通じて温度がほぼ一定であることなどの特徴が説明されました。
コウモリ穴内の大きなドーム部で解説を聞いています。参加者は溶岩流の威力の凄まじさに感心していました。
コウモリ穴内で最も狭い部分を腰をかがめてくぐり抜けます。ちょっとした探検気分を味わいました。
コウモリ穴内の人間が立ち入れる最奥部。これより奥はコウモリの生息域として保護されていることが説明されました。昼間は見ることができないコウモリの姿について想像力を膨らませます。
「縄状溶岩」についてガイダンスがありました。1,100年の昔の溶岩流の様子が目に浮かぶようです。
一旦コウモリ穴事務所まで戻り、今度は根場浜に向かって樹海遊歩道に入っていきます。
「青木ヶ原樹海では方位磁石が効かない?」という噂について「溶岩に磁性はあるがよほど近づけないと狂うことはないですよ」と解説がありました。そしてアナログ時計を使って簡単に方位を知る方法も説明して、参加者は感心していました。
ガイドは写真や絵を使ってクイズを出しながら参加者が考える機会を与えています。「この中であなたはどのキノコを食べますか?」「この中で樹海に居ない動物はどれ?」
「このモミは何才か分かりますか?」節を数えれば樹齢が分かるという解説で自然への興味を引き出します。
リスの食べかすの木の実が落ちていました。リスは木の上じゃなくて、わざわざ地面まで降りてきて木の実を食べるそうです。「私たちはこれを森のエビフライと呼ぶんですよ」
倒れた樹木の幹の上にまた樹木が生える現象「倒木更新」を解説しています。土がない樹海では倒木更新がとても重要ということです。
約2時間のエコツアーが終了しました。大量の溶岩流の上に形成された若い森である青木ヶ原樹海の素顔を垣間見て、自然の不思議、自然の逞しさが感じられたツアーでした。