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環境省ホーム政策分野・行政活動政策分野一覧自然環境・生物多様性生物多様性の観点から重要度の高い海域沖合表層域 > 420 オホーツク海・国後・択捉海域

 

沖合表層域 420 オホーツク海・国後・択捉海域

【注記】沖合表層域は物理的に流動する(海流の流路や季節により海域特性が変動する、またこれらにともない生物の産卵場、分布域なども変動する)特色があることから、重要海域の区域を空間的に固定して抽出することは困難である。また、利用できるデータや手法も現段階では非常に限られている。これらの課題はあるが、沖合表層図は、平成23-25年度時点で活用出来るデータ、解析手法を用いて機械的に行った結果として、沖合表層域の重要な海域の確率論的な分布を示すものとして作成された。しかし、生態学的特徴からは連続していると考えられるような場所が、機械的な解析により分断されているなど問題もあるので、今後の見直しまでにさらなる調査を行ってデータの充実を図り、また解析手法の見直しも行い、精度を上げていく必要がある。

基本情報 別ウィンドウが開きます出典

面積(平方キロメートル) 6586

※抽出基準ごとに表示されている数字は各重要海域の解析スコアの最大値を表示している。

選定理由 別ウィンドウが開きます抽出基準

基準5、6が高く選定されたため

特徴 別ウィンドウが開きます出典

当該海域は、カムチャッカ半島、千島列島、サハリン、北海道に囲まれた閉鎖性の高い海の南側にあたり、北方四島の沖に位置する。オホーツク海中冷水を形成する海域の一部であり、中冷水の蛇行領域となる。この海洋構造が、419海域と同様に、この海域の春の植物プランクトンの大増殖を始めとして、豊かな生物生産を支えている。タラ類、カレイ類、カニ類など水産有用種の他、海鳥類、鰭脚類、鯨類の索餌海域となっている。

生物情報の例(別ウィンドウが開きます出典

■基準2
 【魚類】
  イトヒキダラ(産)
  スケトウダラ(産)
  マダラ(産)

※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。

(繁):繁殖地
(産):産卵海域

 

 

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