
生物多様性とは
生物多様性とは、一言で言えば、「すべての生きものには違いがある」ということです。
大きな生きものから、目に見えない小さな生きものまで、いろんな種類の生きものがいること。 |
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同じ種類の生きものでも個性があること。持っている遺伝子が違うこと。 |
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いろんな生きものが、いろんなつながりによっていろんな世界をかたちづくっているということ。 |
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また、万華鏡を回せば刻々とみる世界が変化していくように、わたしたちの生きているこの世界は、はるか昔からのいろんないのちの積み重ねによって生み出され、そしてまた未来に向かって変化していきます。
この世界は、多様ないのちのつながりがさらに幾重にも重なり合ってできた「生命の万華鏡の世界」なのです。
わたしたちが受けているめぐみ
この多様ないのちの世界から、私たちは生きていくためのたくさんの恵みをもらっています。
この恵みのことを専門用語で「生態系サービス」と言います。
![]() 食べ物のめぐみ | ![]() 遊び、いやし |
どんな生きものでも、空気や食べ物、すみかなどがなければ、生きていくことができません。
地球上で長い時間をかけて育まれてきた場所や物質、物理的・化学的機能を利用することが必要で、人間の力と知恵とでは作ることができないものです。
この絶妙なバランスで保たれながら変化している命の世界を、私たち人間は住人の一人としてめぐみを使いながら、未来の世代へとつないでいくことが重要なのです。