平成30年度渡り鳥飛来経路解明調査業務

公    示

次のとおり、参加希望書類の募集を行います。

なお、本参加者確認公募に係る契約締結は、当該業務に係る平成30年度本予算が成立し、予算示達がなされることを条件とするものである。

平成30年2月20日

環境省大臣官房会計課長 大森 恵子

1 業務の概要

(1)業務名  

平成30年度渡り鳥飛来経路解明調査業務

(2)業務内容

1)捕獲及び送信機の取付

いままでの装着実績が少なく、かつ、鳥インフルエンザウイルスを運搬する可能性のあるカルガモ、オオバン、オシドリ等の種を優先的に、水鳥類15羽程度を捕獲する。捕獲する場所は環境省担当官と協議の上決定し、捕獲方法や詳細な捕獲場所の決定等の事前準備のための予備調査(平成30年10月から平成30年12月頃、3日間程度、5回程度、移動手段はレンタカーを想定。)を実施した上で、実際の捕獲及び調査機器取付のための現地調査(平成30年11月から平成31年1月頃、4日間程度、3回程度、移動手段はレンタカーを想定。)を実施する。

捕獲に当たっては、鳥類の感染症の拡大のおそれが極力少なくなるよう周辺に感染症による死亡個体がないか確認し、周辺の鳥類が飛散しないよう十分な注意を払うこととする。また、当該個体及び周辺の鳥類の安全を最優先する。

捕獲後は飛翔等活動に影響がでないよう注意を払い、請負者にて手配した太陽

電池方式の人工衛星追跡用送信機等を取付け、すみやかに放鳥する。装着方法は、テフロン加工されたリボンを用いて背中に固定するハーネス法、首輪接続法等を用いる。

なお、請負者が地権者との交渉、捕獲許可に係る申請手続きを行うこととし、予備調査及び現地調査において捕獲する場所、時期、種及び羽数については、現地の生息状況等を勘案して環境省担当官と相談すること。

2)衛星追跡調査の実施

15羽のうち5羽程度は、中型から大型の鳥種を想定し、鳥の局所移動の詳細を追える追跡機を装着する。また、15羽のうち10羽程度にはアルゴス情報収集・測位システム若しくはそれと同等のシステム(以下「アルゴスシステム等」という。)を介して人工衛星追跡を実施するため、請負者において、無線局免許を取得し、インターネットを通じて渡り鳥の位置情報を受信する。15羽のうち5羽程度は、鳥の局所移動の詳細を追える追跡機を装着する。

1)により新たに装着した個体(15羽程度)について、装着後から追跡調査を行う。位置情報の収集は、30日程度(3か月間に平均的に3日に1度程度の頻度)行う。

また、平成29年度渡り鳥飛来経路解明調査業務により送信機を取り付け、位置情報を受信した個体で、現在も受信のある個体15羽の位置情報を120日程度(1年間に平均的に3日に1度程度の頻度)受信する。

収集した情報については、位置と移動の状況を地図上に整理する。

なお、本調査に係る衛星使用料や無線局免許取得料等は請負者にて負担する。

(3)業務履行期限 平成31年3月29日まで

2 応募要件

(1)基本的要件

1. 予算決算及び会計令(昭和22年勅令第165号)第70条の規定に該当しない者であること。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。

2. 予算決算及び会計令第71条の規定に該当しない者であること。

3. 環境省から指名停止を受けている期間中でないこと。

4. 参加希望書類の募集要領において示す暴力団排除に関する誓約事項に誓約できる者であること。

(2)守秘性に関する要件

 企業等の服務規程等として、業務上知り得た情報を漏らさないという条件が満たされていること。

(3)業務執行体制に関する要件

1. カモ類の生態やその生息環境等に関する調査経験及び知識を持つとともに、高病原性鳥インフルエンザに関する科学的知見を持つ者を有していること。

2. アルゴス情報収集・測位システム若しくはそれと同等のシステムによる人工衛星追跡方法を利用して調査を実施するための技術と経験を持つ者を有していること。

カモ類等の野鳥の捕獲及び送信機の装着に関する十分な知識、技術、経験を持つ者を有していること。

3 募集要領の交付及び問い合わせ先等

(1)募集要領の交付

環境省ホームページの「調達情報」>「入札等情報」>請負業務「参加者確認公募(役務)」より必要な件名を選択し、「公示」の下段に募集要領のファイルが添付されているので、ダウンロードして入手すること。

https://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/index_sanka.html

(2)問い合わせ先

東京都千代田区霞が関1-2-2(中央合同庁舎第5号館24階)

環境省大臣官房会計課契約第1係

TEL:03-3581-3351 内線6049  FAX:03-3593-8932

4 参加希望書類の提出期限等

(1)提出期限 平成30年3月12日(月)17時

(2)提出場所 3の(2)に同じ

(3)提出方法 持参又は郵送(書留郵便等の配達の記録が残るものに限る。)すること(提出期限必着)。

(4)参加希望書類の書式:募集要領に定める様式により作成すること。

5 公募実施後の対応

審査の結果、応募要件を満たすと認められる者が一しかいない場合にあっては、当該応募者との契約手続に移行する。応募要件を満たすと認められる者が複数いる場合にあっては、企画競争手続に移行することとし、当該応募者に対して、企画書の提出を要請することとする。

6 その他

(1)手続において使用する言語及び通貨

日本語及び日本国通貨に限る。

(2)本調達に関する問い合わせ窓口

3の(2)に同じ

(3)企画競争手続に移行した場合の提案書の提出予定期限を別途連絡する。

(4)平成28・29・30年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)「役務の提供等」の「調査・研究」の認定を受けていない者であっても、参加希望書類を提出することができるが、その者が2に定める応募要件を満たすと認められ、一般競争入札方式に移行した場合には、開札時までに、当該資格の認定を受ける必要がある。

(5)本公示に記載がない事項は、募集要領によることとする。