採用・キャリア形成支援情報

環境省サマートライアル2023!

環境省では、環境省の仕事に関心のある方を対象に、環境省の業務内容や環境政策の企画・立案について知ってもらうために「環境省サマートライアル」(体験型の説明会)を実施しています!

 

 

1.目的

 職員との交流を深めながら政策の企画・立案を体験していただくことを通じて、学生の皆さんのキャリアイメージ形成に役立てていただくとともに、国家公務員の仕事や環境行政に対する理解を深めていただくことを目的としています。

 

2.対象者

 大学又は大学院に在籍する学生または既卒の方で、国家公務員総合職(環境省)の仕事に関心のある方。環境行政に関する予備知識は一切必要ありません。

 

3.実施要領

サマートライアルの概要

 環境省サマートライアル(以下「サマトラ」)では、環境省職員が行っている政策企画・立案の過程を皆様に疑似体験していただきます。今年のサマトラは、A.生物多様性 B.気候変動 C.地域脱炭素の3コースです。

 私たちの日々の暮らしや経済活動は、健全な地球環境の上に成り立っています。清らかな水・大気、安全な食料、資源の持続的供給及び安定した気候...。これらの貴重な自然・地球環境が脅かされつつある今日、我々は環境問題と様々な社会課題の同時解決を図り、持続可能な「新しい社会像」を描く必要があります。サマトラを通じて、その社会変革の過程や環境という政策分野の可能性を是非体感してください。

 皆様には、担当職員からの講義、現場見学(対面開催のコースのみ)、参加者間のグループディスカッション及び課題に対するプレゼンテーション等に挑戦していただきます。発表いただいたプレゼンテーションに対しては、環境省職員からのフィードバックをさせていただきます。

 各プロセスを通して、環境問題の現状と政策手法を学び、考えていただき、環境省で働くことについてより具体的にイメージしていただければと思っております。

コース概要

日程:8月24日(木)、25日(金)
   Aコースは両日とも概ね午前10時~午後5時
   
   Bコースは24日は概ね午前10時~午後5時
         25日は午前8時30分~午後6時15分
  
   Cコースは25日のみで、概ね午前9時~午後17時

    ※対面開催のコースは、各会場集合・解散になります。
    ※詳細は参加決定時に改めてご連絡いたします。


 

○A;生物多様性コース(対面)

1.テーマ:
ネイチャーポジティブって?~生物多様性と新たな社会について考えよう~ 

2.概要:

生物多様性は、気候変動に続く大変革が必要なテーマとして既に世界が大きく動き出しています。「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、2030年までに「人々と地球のために自然を回復軌道に乗せるために生物多様性の損失を止め反転させるための緊急の行動をとること」というゴールが掲げられ、この達成に向けて我が国でも様々な取り組みが始まっています。  
 

多様性画像 
ネイチャーポジティブ(自然再興)とは、生物多様性の損失を止め、反転させることです。豊かな自然を有する日本においては、ネイチャーポジティブの実現が、様々な社会課題の解決や、国民の幸福の向上をもたらす可能性もあります。生物多様性コースでは、現場での生物多様性保全に関する取組の見学だけでなく、ネイチャーポジティブに関わる企業の方からの説明を通して考えを広げ、さらにグループディスカッションで深め、テーマとなるネイチャーポジティブの実現に必要となる政策・企画等をまとめ、発表いただく予定です。発表後は環境省職員の講評によるフィードバックも予定しています。 

(参考資料)
・生物多様性国家戦略 
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/initiatives/index.html 

・昆明・モントリオール生物多様性枠組
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/treaty/gbf/kmgbf.html 

4.会場
 環境省本省、新宿御苑(環境省本省より各自で移動。最寄りの「霞ヶ関駅」より、地下鉄丸ノ内線で10分ほどで移動できます。)



○B;気候変動コース(対面)
1.テーマ: 
気候変動対策を考えよう~2050年カーボンニュートラルの実現に向けて~

2.概要:

気候変動の影響は気温の上昇、農作物の品質低下、大雨や暴風による災害、熱中症など様々な形で現れており、気候変動は人類や全ての生き物にとっての生存基盤を揺るがす「気候危機」とも言われています。本コースでは、事前課題で各自用意した考えをもとに、課題を解決するために考えるべき視点等に関するグループディスカッションを行いながら、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた政策の企画・立案に挑戦し、グループでの発表をしていただきます。担当職員からの講評後、業務説明や気候変動に関する課題解決のための実際の施策・事例などの紹介をさせていただきます。また、見学パートでは国立環境研究所にて最新の研究・技術を見学し、気候変動対策のための取組について理解を深める機会を提供します。また、働き方改革の一環としてフリーアドレス化が進んでいる環境省内の執務室の様子をご紹介します。
 

3.事前課題 :

 取り上げたい社会における気候変動や地球温暖化対策に関する課題、それに対する解決策(施策)の案、解決策が有効である根拠(説明、データ、参考文献など)などを当日までに準備いただきます。
※参加が決定した方への課題になりますので、応募段階でご用意いただく必要はありません。

(参考資料)
・IPCC 第6次報告書 第3作業部会(IPCC AR6 WG3)解説サイト
https://www-iam.nies.go.jp/aim/ipcc/index.html

・気候変動影響評価報告書
https://www.env.go.jp/earth/earth/tekiou/page_00003.html

 

・環境省 地球環境・国際環境協力
https://www.env.go.jp/earth/index.html

 

4.会場 

 環境省本省、国立環境研究所 (環境省本省と国立環境研究所との間の移動は、参加者各自によらず、環境省にてバスを手配いたします。)




○C;地域脱炭素コース(オンライン)※25日のみ


1.テーマ: 
地域で取り組む脱炭素

2.概要:

環境省では、全国7ブロック及び福島の地方環境事務所を中心として、地域の実情に応じた機動的かつきめ細やかな環境施策を展開しています。

本コースでは、地方環境事務所の業務のうち、地域脱炭素に焦点を当て、地域特性を踏まえた環境行政の考え方や現場の様子などについて、実際に地方環境事務所で勤務する環境省職員による講演を行います。また、本省で勤務する職員との対談企画では、それぞれの業務内容や勤務体制、地方勤務の感想など、率直な声をお届けします。

これらに加え、環境省の業務全体についての基本説明も予定しており、この1日を通して地方環境行政の特徴や環境省の仕事について理解を深める機会を提供します。
 

3.事前課題 :なし

4.会場 :オンライン


              皆様の積極的なエントリーをお待ちしています!


実施場所

環境省本省(東京都千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎第5号館)
※現場見学もカリキュラムに含まれます。現場見学場所及び移動手段は、各コースの会場をご確認ください。

※Cコースはオンラインのみ
 

募集人数

Aコース及びBコース:30名程度

Cコース:上限なし

 

4.応募方法

 参加を希望する方は、7月21日(金)までマイページ(2025年卒向け)よりお申し込みください。

なお、Aコースへの参加を希望される場合は、マイページ上での設問への回答に加えて、以下の追加課題について、上記締切りまでに下記の提出先にメールでご提出ください。

追加課題 :
・生物多様性に関するキーワードを調べて下さい。 
30by30、OECM、自然共生サイト、TNFD、国立公園、特定外来生物、地域循環共生圏 など 
・生物多様性に関するキーワードをひとつ使い、キーワードの制度や仕組みによってどのように「ネイチャーポジティブ」な社会を実現していきたいか、パワーポイントで1枚にまとめて提出ください。 
※キーワードは生物多様性に関するものであれば上記以外でも構いません。 
提出先 saiyo3@env.go.jp
 

5.選考方法

 募集人数を超える応募があった場合には、応募期間終了後に選考を行います。

 合否にかかわらず、ご応募いただいた方には7月28日(金)までにメールにてお知らせいたします。
 

6.注意事項

 参加される方には、事前に、参加に当たっての遵守事項に関する誓約書を提出していただきます。詳細は参加される方に御連絡します。

 サマートライアルにご参加いただくに当たっての必要経費(交通費、滞在費、食事代、保険料等)については、原則として参加者各自で負担していただきます。

 サマートライアル中に知り得た情報の取り扱いについては、担当職員の指示に従っていただきます。

 御登録いただく個人情報は、キャリア形成支援活動に関して使用することがありますが、それ以外に使用することはありません。

 

7.問合せ先

 環境省大臣官房秘書課

 サマートライアル担当 : 西田、山中、加藤、勝又、田宮、松本

  住所:東京都千代田区霞が関1-2-2

  TEL :03-5521-8211(直通)

  E-mail :saiyo-jimu@env.go.jp