環境省
VOLUME.76
2020年4月・5月号

01 復興・再生

福島再生・未来志向プロジェクト

福島のニーズに応え、分野横断的に支援

福島復興の新しいステージに向け、環境省が2018年8月にスタートした「福島再生・未来志向プロジェクト」。
これまで環境省が行ってきた除染や汚染廃棄物の処理といった環境再生の取組に加え、脱炭素・資源循環・自然共生などの環境省の得意とする分野においても福島の復興に貢献している。

 東日本大震災とそれに伴う原発事故により甚大な被害を受けた福島。復興・再生に向け、被災者支援やインフラの復旧、産業復興などさまざまな側面から取組が行われている。環境省はこれまで、除染や汚染廃棄物の処理など環境再生に向けた取組を進めてきた。これに加え、地元のニーズに応え、福島との連携をより強化していくため「福島再生・未来志向プロジェクト」が2018年8月にスタートした。

 このプロジェクトでは、環境技術を生かした産業創生、再生可能エネルギーの活用や脱炭素技術の導入を通じた脱炭素まちづくり、国立・国定公園などの自然資源の活用を効果的に組み合わせ、福島県や関係自治体、民間団体と連携して、さまざまな事業を進めていく。また、放射線健康不安に対するリスクコミュニケーションや地域の魅力発信など広報活動の支援にも取り組む。このプロジェクトを通して、コミュニティの再生、最先端の環境技術を用いた地域づくりと地域循環共生圏の構築、そして、世界に向けた福島の風評払拭を目指している。

「福島再生・未来志向プロジェクト」で取り組む4つの分野

ページトップへ戻る