2020年までに訪日外国人の利用者を1,000万人に増やすことを目標にした「国立公園満喫プロジェクト」。
その中でも、特徴的な取り組みを行う国立公園の楽しみ方・魅力を現地レンジャーが紹介します。
「ケラマブルー」と称えられる日本有数の美しい海と、大小30余りの島々、サンゴ礁が織りなす絶景の国立公園です。
慶良間諸島国立公園
3つの楽しみ方
慶良間諸島周辺の海域は、ザトウクジラの繁殖域。12月末から4月頃、繁殖と子育てのために回遊してくる姿を頻繁に見ることができ、クジラの呼気「ブロウ」が、光によって七色に見えた人は、願いが叶うというジンクスも。船上でのホエールウォッチングでは、水面上に飛び出す豪快なジャンプ「ブリーチング」や、尾を水面にたたきつける「テールスラップ」など、クジラの迫力ある姿を間近で見られます。
渡嘉敷島(とかしきじま)の照山(てるやま)の頂上にある照山展望台では、美しいケラマブルーの海や島々を望めます。また、2017年3月、同島に完成した見花原(みはなばる)遊歩道も、海だけでなく多彩な植物など、いつもとひと味違う慶良間を楽しめます。
アイランドホッピングとは、複数の島を巡る旅のスタイルのこと。慶良間諸島では、3つの有人島、渡嘉敷、座間味(ざまみ)、阿嘉(あか)を連絡船「みつしま」が行き来しており、各島を15分~35分で移動できます。
@nationalpark-japan
from 慶良間諸島国立公園
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自然美を堪能できる渡嘉志久 ビーチ
太陽の光が降りそそぐ日中は、ケラマブルーがよりいっそう美しく映えるひととき。渡嘉敷島の渡嘉志久ビーチでは白い砂浜から浅瀬の透きとおる水色、そして輝く青へと移ろう美しいグラデーションに感動します。
阿波連 ビーチを染める見事な夕日
太陽が沈む頃になると、空も海も島々も赤く染まり、慶良間諸島はその表情をがらりと一変させます。渡嘉敷島の阿波連ビーチからは、ため息の出るような見事な夕日といつもとひと味違う慶良間を目にすることができます。
座間味島の夜が見せる満点の星空
座間味島の夜は、まるで星が降ってくるような満天の星空が広がります。中でもウルノサチの岬は、サンゴ礁と、刻一刻と動く星座たちを望める鑑賞スポット。実在した犬がモデルの、マリリンの銅像が目印です。
「さんごゆんたく館」、オープン
2018年3月5日(さんごの日)に阿嘉島でオープンした、「さんごゆんたく館」。ゆんたくとは、沖縄の方言で「おしゃべり」のこと。サンゴについての展示や映像を楽しんだり、海を眺めるテラスで休むこともできます。
コース1
那覇空港 →[「ゆいレール」(約15分)]→ 美栄橋駅 →[ 徒歩(約10分)]→ 那覇泊港 →[ 高速船「マリンライナーとかしき」(約35分)]→ 渡嘉敷港(渡嘉敷島)
コース2
那覇泊港 →[ 高速船「クイーンざまみ」(約50分)]→ 座間味港(座間味島)
コース2
那覇泊港 →[ 高速船「クイーンざまみ」(約50分)]→ 阿嘉港(阿嘉島)
※渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島の3島を周遊する連絡船「みつしま」は、座間味と阿嘉を1日4往復運航(予約便を除く)。渡嘉敷へは予約が必要。