国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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2008年11月01日中央休憩所がリニューアルオープンしました

新宿御苑日記

立て替え工事を行っていた中央休憩所が、本日リニューアルオープンしました。

明るい光が差し込み、秋の風が吹き抜ける気持ちのよい休憩スペースになっています。

併設された売店では、お飲み物などを販売しています。
園内散策の途中に、ほっと一息入れてみませんか。

みなさまのご来園をお待ちしております。

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2008年10月30日10月末の園内

新宿御苑日記

母と子の森の外周や新宿門近くでサザンカが見ごろです。



ツバキ(椿)の仲間ですが、サザンカ(山茶花)は花びらがばらばらに散ります。木の根元に点々と花びらが散っている様子も秋らしく感じます。例年12月下旬まで花が楽しめます。

冬の桜も見られるようになってきました。

桜園地や管理事務所近くでジュウガツザクラ(十月桜)が花数を増やし、見ごろです。ジュウガツザクラはマメザクラとエドヒガンの交雑種で、9月下旬から春にかけて比較的小さな八重咲きの花を咲かせます。


桜園地ではフユザクラ(冬桜)も咲き始めました。フユザクラはオオシマザクラとマメザクラの交雑種で、江戸時代後期から栽培されており「小葉桜」とも呼ばれます。春にかけて白い小さな花が咲きます。


管理事務所近くでコブクザクラ(子福桜)が開花しています。カラミザクラとコヒガンの交雑種と考えられ、ひとつの小花柄に複数の果実をつけることから命名されたそうです。20枚~50枚の白い花びらが小さな花を形づくっています。


シロシキブ(白式部)はムラサキシキブの果実が白い品種で、花期は6月下旬から7月上旬です。直径3~4mmのかわいらしいこの実は、玉藻池のふちで見られます。


シロシキブの頭上を見上げると、イイギリ(飯桐)の木の高いところに房状の赤い実がなっています。イイギリの葉は大きなハート形で、昔、その大きな葉におむすびを包んだことから「飯」の字がついたとも言われます。

足もとにイイギリの実が一つ落ちていました。8mmくらいの大きさの丸い実です。




フランス庭園のバラがみごろです。
11月2日(日)と3日(月祝)には秋バラのガイドを開催します。事前予約は不要です。詳しくは「バラのガイドウォーク」のご案内をご覧下さい。

◇その他 園内のみごろ植物◇
 ・アツバキミガヨラン *フランス式整形庭園
 ・ウメモドキの実 *新宿門近く
 ・コスモス *新宿門近く(※量は多くありません)
 ・コムラサキの実 *三角花壇近く、大木戸休憩所近く
 ・サルビアレウカンサ *丸花壇近く
 ・シュウメイギク *管理事務所近く
 ・ススキ *日本庭園、母と子の森.草原広場
 ・ソケイ *旧温室前庭
 ・タイワンホトトギス *日本庭園、管理事務所近く
 ・チャノキ *三角花壇近く、旧洋館御休所近く
 ・ツワブキ *丸花壇近く
 ☆バラ *フランス式整形庭園
 ・ヒボケ *管理事務所そば
 ・フジバカマ *管理事務所近く
 ・ブラシノキ *大木戸門外
 ・ホトトギスの仲間 *日本庭園
 ・ムラサキシキブの実 *旧御凉亭近く
 ・モッコクの実 *三角花壇近く

 ケヤキ、サクラ、ユリノキ、プラタナスの葉が少しずつ色づき始めました。木によって色づき具合に差がありますが、桜園地では赤く染まったサクラの葉を多く見つけられました。


 皆さまのご来園をお待ちしております。

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2008年10月23日園内のみごろ情報

新宿御苑日記

新宿門近くでコスモスが咲いています。

全体的に量は多くありませんが、だいぶ花数が増えて見ごろです。


ツワブキも見ごろです。ツワブキ(石蕗)はキク科の多年草で、葉が厚くフキに似ていることから「厚葉蕗」、葉につやがあることから「艶蕗」というのが転じて名前になったと言われます。丸花壇近くなどで咲いています。


チャノキ(茶の木)の花が咲いています。チャノキは1191年に僧栄西が中国から持ち帰り、緑茶用に各地で栽培が始まりました。直径2.5cmの白い小花が下向きに咲きます。三角花壇近くで見られ、例年12月上旬まで楽しめます。


三角花壇近くや大木戸休憩所近くでは、コムラサキの実が見られます。初夏にうすいピンクの花が咲いていたのが、今は枝いっぱいにきれいな紫色の実が付いています。


園内では少しずつ紅葉が始まっています。

レストハウス近くのハナミズキは園内の紅葉の先駆けとなっています。

紅く染まった葉を陽に透かして見るとさらに鮮やかな色合いが楽しめます。


新宿門近くのユリノキの葉も黄色く色づき始めました。ユリノキの紅葉が本格的に始まるのは11月上旬頃です。

◇その他 園内のみごろ植物◇
 ・アツバキミガヨラン *フランス式整形庭園
 ・ウメモドキの実 *新宿門近く
 ・サザンカ *母と子の森外周、新宿門
 ・シュウメイギク *管理事務所近く
 ・シロシキブの実 *玉藻池
 ・ススキ *日本庭園、母と子の森.草原広場
 ・タイワンホトトギス *日本庭園、管理事務所近く
 ・バラ *フランス式整形庭園
 ・ヒボケ(咲き始め) *管理事務所そば
 ・フジバカマ *管理事務所近く
 ・ホトトギス *日本庭園
 ・モッコクの実 *三角花壇近く

 落ち葉を温めるやさしい陽の光に秋を感じます。少し肌寒く感じる日も多くなりました。膝掛けなど用意してベンチでゆっくりと時間を過ごしてみませんか。
 皆さまのご来園をお待ちしております。

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2008年10月06日現在みごろの花

新宿御苑日記

管理事務所近くでシュウメイギク(秋明菊)が咲き始めました。

シュウメイギクは名前に「キク」と付くように菊の花に似た姿を持ちますが、キンポウゲ科アネモネ属の植物です。花びらのように見える白い部分は、花びらではなく萼(がく)です。

シュウメイギクの後ろではフジバカマ(藤袴)も咲き始めています。

七草の一つとして秋の植物を代表するフジバカマは、色が藤色で、花が袴(はかま)のような形から名付けられたと言われます。野生では河川敷などで見られましたが、開発工事などのために数が少なくなり絶滅危惧種に指定されています。



三角花壇近くのキンモクセイ(金木犀)。
新宿門からフランス庭園への園路を歩いていくと、風と共に甘く爽やかな芳香が迎えてくれます。近くに寄ると咲き始めた小さなオレンジ色の花が見られます。


日本庭園のハギはまだ見られますがお早めにどうぞ。





日本庭園のホトトギス(上)と、タイワンホトトギス(下)。
ホトトギスは関東・新潟県以西に、タイワンホトトギスは沖縄や台湾に自生します。花期が長く、例年11月上旬まで咲き続けます。

◇その他 園内のみごろ植物◇
 ・アツバキミガヨラン *フランス式整形庭園
 ・ウメモドキの実 *新宿門近く
 ・ギンモクセイ *三角花壇近く
 ・キョウチクトウ *芝生広場
 ・ススキ *日本庭園、母と子の森-草原広場
 ・タマスダレ *旧洋館御休所前、千駄ヶ谷門外
 ・ハナミズキの実 *レストハウス近く
 ・バラ *フランス式整形庭園
 ・ヤブラン *散策路、千駄ヶ谷休憩所近く

日本庭園では11月1日から始まる菊花壇展の準備が始まっています。

新宿御苑の菊花壇展は伝統にのっとった由緒ある作り方で毎年ご好評をいただいています。お客様に最高の状態を見ていただくために、菊栽培の専門家たちが細心の注意を払って仕立てています。春からのたゆまぬ取り組みをご覧いただけるのも間近となってきました。菊花壇展は毎年11月1日から11月15日まで開催します。


イギリス風景式庭園の芝生は秋の陽の下でまだまだ緑色に輝いています。少し暖かめの格好で、芝生に座って高い空を見上げながらのんびりと時間を過ごしてみませんか。皆さまのご来園をお待ちしております。

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2008年09月23日秋晴れの祝日

新宿御苑日記

長雨が上がって澄み渡った青空の下、秋らしい爽やかな風が吹き渡っています。


 新宿門近くではコスモスが咲いています。全体的に量は多くありませんが、白、ピンク、濃紅色の花があります。




 園内のヒガンバナもようやく開花し始めました。今年は花が少なく、群生はしていません。日本庭園、管理事務所近く、イギリス風景式庭園の植え込みにまとまって咲いています。


 ジュウガツザクラが桜園地と管理事務所近くで数輪開花しています。ジュウガツザクラはマメザクラとエドヒガンの交雑種で、9月下旬から春にかけて比較的小さな八重咲きの花を咲かせます。


 丸花壇はきれいに手入れされています。現在咲いているのは、カンナ(上段)、サルビアと白いニチニチソウ(下段)です。周囲にはブルーサルビアとシロタエギクが植えられています。

◇その他 園内のみごろ植物◇
 ・アベリア *大木戸門近く
 ・ウメモドキの実 *新宿門近く
 ・コムラサキの実 *三角花壇近く、大木戸休憩所近く
 ・シロシキブの実 *玉藻池
 ・ススキ *日本庭園、母と子の森、草原広場
 ・タイワンホトトギス *日本庭園、管理事務所近く
 ・ハギ *散策路、母と子の森、日本庭園
 ・ハナミズキの実 *レストハウス近く
 ・ムクゲ *フランス庭園近く、千駄ヶ谷休憩所
 ・ヤブラン *散策路、千駄ヶ谷休憩所近く


 本日は祝日ということもあり、たくさんのお客様が初秋の散策を楽しんでいらっしゃいました。皆様のお越しをお待ちしております。

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2008年09月03日初秋の花が咲き始めています

新宿御苑日記

まだまだ強い日差しが照りつける園内ですが、時おり吹く涼しい風に、秋の訪れを感じます。
蝉の声も少しトーンダウンし、秋の花々が咲き始めました。季節は着々と変化しているようです。





中の池近くのサルスベリ(百日紅)。みごろです。
鮮やかな赤い花が青空に映えます。

西休憩所横のサルスベリもきれいです。


日本庭園のタイワンホトトギス。咲き始めです。
環境省のレッドデータブックで、10年後の絶滅確率が50%以上という絶滅危惧種ⅠA類に指定されています。
花期が長く、新宿御苑では11月上旬まで見ることができます。


ナンバンギセル(南蛮煙管)。
日本庭園(上の池)の橋のそばにあるススキの根元に生えています。
1年生の寄生植物で、ススキ、ミョウガ、サトウキビなどの根に寄生します。
名前のとおり、パイプに似たユニークな形の植物です。


フランス式整形庭園のツルボ(蔓穂)。咲き始めです。
プラタナス並木の根元から茎を出し、薄いピンク色のかわいらしい花を咲かせます。


◇現在の園内の花の様子◇
 ・サルスベリ(中の池、下の池、日本庭園など)みごろ
 ・ナンバンギセル(日本庭園ススキの根元)みごろ
 ・タイワンホトトギス(管理事務所近く、日本庭園)咲き始め
 ・ハギ(散策路、母と子の森)咲き始め
 ・ヤブラン(散策路、大木戸門近く)咲き始め
 ・ツルボ(フランス式整形庭園)咲き始め

みなさまのご来園をお待ちしております。

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2008年08月31日夏季開園時間延長終了のお知らせ

新宿御苑日記

新宿御苑では、本年7月19日から8月31日までの間、開園時間を1時間延長しておりましたが、9月2日(火)より下記のとおり従来の開園時間とさせていただきます。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。




           
9:00~16:00(16:30閉園)

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2008年08月29日雨の切れ間

新宿御苑日記

暑さは日に日に和らいでいますが、最近は天気が崩れがちです。
雨脚の途切れた時間に園内を回ると、木の実に目を引かれました。

母と子の森の、カジノキの実。

直径約2センチ大の丸い集合果です。鮮やかなオレンジ色をした細長い房がいくつも突起しています。この小さな1房の中に1つずつ種子が入っています。

西休憩所近くのトチノキ。



↑木から落ちて厚い表皮からはじけ出た実です。形状やツヤ感はクリの実と似ていますが、トチノキの方が大きく、黒みがかっています。
すりつぶしてトチ餅などの原料になりますが、渋味が強いため、手間をかけてアク抜きをする必要があるそうです。

新宿門近くのウメモドキの実。

直径5ミリほどの小さな赤い実がたくさんなっています。秋に葉が落ちた後でもこの実は残り、野鳥にとって貴重な冬越しの食料となります。

◇現在の園内の花の様子◇
 ・サルスベリ(中の池、下の池、日本庭園など)みごろ
 ・ナンバンギセル(日本庭園ススキの根元)みごろ
 ・タイワンホトトギス(管理事務所近く、日本庭園)咲き始め
 ・ハギ(散策路、母と子の森)咲き始め
 ・ヤブラン(散策路、大木戸門近く)咲き始め

皆様のお越しをお待ちしております。

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2008年08月01日蝉時雨

新宿御苑日記

7月も最終日となり、いよいよ夏本番となってきました。

園内ではあちらこちらでセミが大合唱をしています。

特にサクラの木でよく聞こえるのですが、
「声はすれども姿は見えず」とはこのことです。
なかなか見つけることができませんでした。

かろうじてニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミを見つけることができました。


ニイニイゼミ


アブラゼミ


ミンミンゼミ


この時期、夕方になるとヒグラシやツクツクボウシが鳴き始めます。
特にヒグラシの「カナカナカナ~」という澄んだ声は涼しげで、
夕方のさわやかな風と相まって、いっそう気分を引き立ててくれます。

8月31日まで開園時間を1時間延長していますので、ぜひ夕涼みに御苑にいらしてください。
「カナカナカナ~」という声が迎えてくれるかもしれません。

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2008年07月30日写真展「御苑点描+」開催中

新宿御苑日記

インフォメーションセンター内のアートギャラリーでは、現在、サークルコッタロによる写真展「御苑点描+」を開催しています。






新宿区在住のメンバーから成るサークル「コッタロ」による今回の公募展では、新宿御苑で撮影した各季節の情景、鳥や花などの作品を展示しています。
ちなみに「コッタロ」は、サークルメンバーのお気に入りの場所で、北海道釧路国立公園に近接する湿原の名前が由来だそうです。

展示期間:
 7月29日(火)~8月3日(日)
 9時~17時30分(展示最終日は16時30分終了)

皆様のご来場をお待ちしております。

**お知らせ**
皆さんもご自分の作品を新宿御苑アートギャラリーで展示してみませんか?
現在、平成21年度の利用団体を募集しています。第1回説明会は9月7日です。詳しくは募集についてをご覧下さい。

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