秋田市庁舎施設見学会報告
公共建築物のZEB化を含む大幅な省xエネルギー化を図ることを目的として、秋田市役所のご厚意により、環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室主催による秋田市新庁舎の施設見学会が開催された。
- 日 時
- 平成30年11月14日(水)13:30~16:15
- 場 所
- 秋田市庁舎6階(6-A会議室)
秋田市山王一丁目1番1号 - 参加者
- 自治体(13名)、自治体以外(8名)
- 開催主体
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
- 実施機関
- 三菱総合研究所環境・エネルギー事業本部
ZEB評価:ZEB Ready
プログラム
(1) 挨拶、趣旨説明 宇田川氏(環境省)13:30~13:50
- 本見学会の趣旨説明並びにZEBプランナー登録制度、ZEBリーディング・オーナー登録制度及びZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業が紹介された。
(2) 庁舎施設の概要について 星野氏(日本設計)13:50~14:30
- 設計者である日本設計の星野氏より秋田市新庁舎施設概要について説明が行われた。
- 秋田市の気象条件からいかに暖房需要を低減させるかが重要である。空調負荷を低減するために全熱交換器を設置し、クールヒートトレンチを通して外気を取り入れている。
- 電気熱源を主とした空調計画ではランニングコストの面で不利になるため、熱源機の組み合わせを冷温水発生器3台、地中熱ヒートポンプ、空気熱源ヒートポンプにした。
- 設計中に東日本大震災が発生したことから、防災については特に設計上配慮してある。
(3) 施設見学 14:30~15:30
- 施設見学では6階の吸収式冷温水発生機、屋上の空調機器、地下の地中熱ヒートポンプ及び外調機並びに自然採光を取り入れた議場等見学させていただいた。
(4) 質疑応答 15:30~16:15
- ZEB化・省CO2促進事業や設備に関する質問から市民の新庁舎への感想を伺う質問まで、さまざまな内容について活発な質疑応答が行われた。