ビルは“ゼロ・エネルギー”の時代へ

改修ZEB事例

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建物概要

改修
事例4
高島市役所庁舎高島市

高島市役所庁舎の写真

市役所の増改築にあたり、最新の省エネルギー技術と自然エネルギーを積極的に活用することで、CO2削減と快適性・機能性の向上を実現

ZEBの分類
ZEB Ready
  • 都道府県(地域区分):滋賀県(5)
  • 新築/既築:既築(増築、改修)
  • 延床面積:新館(増築):4,296.86 ㎡ 
    本館(改修):5,390.14 ㎡
  • 建物用途:事務所等
  • 一次エネ削減率(創エネ除く/含む):52.8% / 53.6%
  • ZEBリーディングオーナー事例(PDFファイル)
高島市役所庁舎の写真

ZEB化のメリット・課題等

ZEB化を検討した
経緯・きっかけ・
期待した効果

  • 設計者からのZEB化提案
    当初は市の豊かな自然を生かした庁舎整備とすることを基本方針としており、ZEB化自体を掲げていたわけではなかったが、設計者から提案を受けたことで検討を開始した。
  • CO2排出削減と快適性・機能性向上への期待
    ZEB化のための最新設備の導入により、CO2排出削減と快適性・機能性の向上の両立を期待できた。

ZEB化の意思決定時
の課題

  • 関係者(地域住民等)との合意形成
    基本設計時に設計内容についてのパブリックコメントを実施。市民からの意見に応えるため、本館(既存建物)部分は建設コストを削減するため、継続可能な空調設備を有効活用できる空調方式とし、省エネルギーに配慮した全体計画である旨を市の考え方として公表した。

イニシャルコストと
ランニングコスト
(資金調達、
投資回収年数等)

  • イニシャルコスト
    実施設計段階で、ZEB関連設備の導入のために計画工事費を大幅に超過することに。仕様の見直しを行うとともに、一部については補助金も活用しつつ、工事請負変更契約での追加対応した。
  • ランニングコスト削減額
    工事完了後に検証予定(新館の増築工事は完了済、本館の改修工事は2019年3月完了予定)。

建物利用者からの感想

  • ZEB化による快適性の向上
    断熱強化や最新の空調システム(躯体スラブ放射冷暖房システム、床吹出空調システム等)により、従来と比較して冬場でも暖かく快適に過ごせるとの声が得られている。
  • アピール性の向上
    他自治体がZEB化事例として視察に来る等、魅力ある庁舎として訴求力が高まっている。
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