TEMM14 開催報告

第13回日中韓三ヵ国環境大臣会合 The 13th Tripartite Environment Ministers Meeting among Korea, China and Japan April 28-29 2011, Busan, Korea

5月3~4日、中国・北京市において第14回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM14)が開催され、我が国から細野豪志環境大臣、中国から周生賢(しゅう・せいけん)環境保護部長、韓国から劉栄淑(ユ・ヨンスク)環境部長官が参加しました。

会合では、中国の周部長が議長を務め、@三カ国の国内環境政策の紹介、A地球規模及び地域環境課題に関する主要政策、B共同行動計画の進捗評価、C学生及びビジネスフォーラム結果報告について意見交換が行われ、これらの結果は共同コミュニケとして採択されました。
また、中国、韓国とそれぞれ二国間会談が行われました。

開催概要

開催日程/開催地

平成24年5月3日(木)~4日(金)、中国・北京

主な出席者

中国 周 生賢(しゅう・せいけん) 環境保護部長
日本 細野 豪志 環境大臣
韓国 劉 栄淑(ユ・ヨンスク)環境部長官 (写真:左から順に)


日本 細野 豪志 環境大臣  韓国 劉 栄淑(ユ・ヨンスク)環境部長官 中国 周 生賢(しゅう・せいけん) 環境保護部長
議論のポイント

@細野大臣から、昨年、日本で発生した東日本大震災に対する中国及び韓国からの支援、協力について感謝の意を示すとともに、震災への対応・復興状況について説明しました。中韓大臣からは、日本の取組に対する敬意が表されました。

A昨年のTEMM13において合意された災害対策に関する協力の具体化として、震災に伴う環境対策の経験などを共有する自然災害対応セミナーを今年後半に日本において開催することを提案し、中韓大臣から賛同を得ました。

B日中韓環境協力の功労者への表彰をTEMMの際に実施するとの細野大臣の提案への賛同を踏まえ、今後、実務者レベルで詳細について検討することとなりました。

C電気電子機器廃棄物(E-waste)の不法越境移動、遺伝資源へのアクセスと利益分配(ABS)を含む生物多様性、グリーン経済、グリーン成長、低炭素成長、越境大気汚染等の地球規模及び地域の環境課題について意見交換を行いました。

D三カ国の学生の間で、若者の環境活動、持続可能な開発とグリーン経済を促進するための若者の役割について、また三カ国の産業界の代表の間で、環境サービス産業を発展させるための市場スキームの創設と改善、国際協力を拡大することによる環境サービス産業の促進について意見交換が行われ、大臣会合にその結果が報告されました。

E次回会合は、来年日本で開催されることとなりました。

なお、本会合終了後、三カ国大臣同席の下、日中韓エコラベル関係機関代表による覚書署名が行われました。

報道発表・配布資料

TEMMに関する報道発表・配布資料は、こちらからダウンロードして頂けます。また、今までに開催した TEMMに関する資料やTEMMプロジェクトに関する資料は、関連資料でご紹介しています。