当日の模様

第14回 日中韓三カ国環境大臣会合

TEMM14は、2012年5月3日(木)、4日(金)に開催されました。3日は学生・ビジネスフォーラムが行われるとともに、 環境大臣による二国間会談及び周生賢・中国環境保護部長主催による歓迎レセプションが行われました。4日はTEMM本会合が開催され、引き続き共同コミュニケ署名式・共同記者会見が行われました。その後、周部長主催の昼食会が行われました。


5月3日(木)

学生フォーラム
学生フォーラム

三カ国の学生の間で、「若者の環境活動」及び「持続可能な開発とグリーン経済を促進するための若者の役割」について発表及び意見交換が行われ、大臣会合にその結果が報告されました。

ビジネスフォーラム
ビジネスフォーラム

三カ国の産業界の代表の間で、「環境サービスの発展」に焦点を当てながら、環境産業を促進する上で重要となる「環境サービス産業を発展させるための市場スキームの創設と改善」及び「国際協力を拡大することによる環境サービス産業の促進」について発表及び意見交換が行われ、大臣会合にその結果が報告されました。

日中会談
日韓会談

周生賢・環境保護部長と会談を行いました。細野大臣から、環境省の外局として原子力規制庁が成立した後には、日中間で原子力安全規制に関する政策対話を行うこと、重金属による汚染対策協力として共同研究を行うこと、また大気汚染協力として黄砂の観測データのリアルタイム共有を行うことを提案し、周部長から同提案に対して積極的に協力を進めていくことの意向が示されました。
周部長から、第12次5カ年計画に関する説明があり、同計画の実行につながる協力を日中間で進めていくことについて意見交換が行われました。

日韓会談
日中会談

劉栄淑・環境部長官と会談を行いました。細野大臣から、日韓渡り鳥保護条約の締結に向けた作業の一層の円滑化について協力を要請し、劉長官から、年内にも条約締結できるよう努力する旨の発言がありました。
劉長官から、韓国の地方自治体の廃棄物管理サービスを拡大するための国際パートナーシップ(IPLA)に関する取組、アスベスト管理方法について説明があり、両国で引き続き情報共有を行っていく旨、確認が行われました。

レセプション

中国の周部長主催による歓迎レセプションが釣魚台国賓館にて行われました。

5月4日(金)

TEMM本会合
TEMM本会合

中国の周部長が議長を務め、各国の環境政策の進展、地球規模及び地域の環境課題等について意見交換を行いました。また、前日に行われた三カ国の学生及びビジネスフォーラムの結果について、各フォーラムの代表から三大臣に対して報告が行われました。

記念撮影
記念撮影

中国:周生賢(しゅう・せいけん)環境保護部長、日本:細野豪志環境大臣、韓国:劉栄淑(ユ・ヨンスク)環境部長官
(写真:左から順に)

共同コミュニケ署名式
署名式

三大臣による署名が行われました。

フォーラム参加者による細野大臣表敬
大臣表敬

日本からのフォーラム参加者が細野大臣を表敬しました。

日中韓環境ラベル機関代表による「複合機」に関する相互認証合意書の調印式
韓国李萬儀長官表敬

三大臣は、財団法人日本環境協会(宇野治常務理事・エコマーク事務局長)、中国環境保護部環境認証センター(唐丁丁主任)及び韓国環境産業技術研究院(Director General Jae-Goo Chang氏)による「日中韓環境ラベルの相互認証(複合機の共通基準)の合意書」の調印式に立ち会いました。

第14回 日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)会合等日程表

5月3日(木)
午前
  • 学生フォーラム
  • ビジネスフォーラム
午後
  • 学生フォーラム
  • ビジネスフォーラム
  • 日韓環境大臣会談
  • 日中環境大臣会談
  • 中韓環境大臣会談
  • 歓迎レセプション
5月4日(金)
午前
  • TEMM本会合
午後
  • 署名式・共同記者会見
  • 日中韓環境ラベルの相互認証の合意書締結式
  • 昼食会