TEMM学生フォーラム
概要
2012年5月3日、第14回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM14)にあわせて、三カ国の学生の代表による意見交換・討議を行う学生フォーラムが中国・北京で行われました。日本からは、慶應義塾大学、国際教養大学、信州大学大学院、東京工業大学大学院及び文教大学より5名の学生が参加しました。
フォーラムでは、「若者の環境活動(テーマI)」及び「持続可能な開発とグリーン経済を促進するための若者の役割(テーマU)」の2つのテーマの下で、テーマIでは三カ国の学生代表による各国での事例紹介、テーマUでは北京師範大学のDong Shikui教授のファシリテーションのもと、三カ国混成の3チームに分かれ、活発かつ率直な意見交換が行われました。討議結果として、学生が主体となり環境教育やコミュニケーション(インターネットの活用等)に貢献することや、環境配慮型製品の選択、環境に配慮した企業への就職や環境起業等が解決策として提案されました。また、企業や政府、その他の組織の支援を得て机上での議論に留まらず、本会議での成果をより実践的なものにしていきたいという提案がなされました。
同フォーラムでの議論や意見は成果報告として取りまとめられ、翌4日の大臣会合において、三カ国の参加学生を代表して日本・文教大学の田口雄哉さんより三大臣に対して報告がなされました。
また、フォーラム参加者は、4日午後に清華大学を訪問し、グリーンキャンパス構築の取組を見学しました。
なお、日本からの参加学生は、4日午前に細野豪志大臣への表敬訪問を行いました。参加学生からの学生フォーラムでの活発な議論の報告に続いて、大臣からは参加学生の積極的な取り組みを評価するとともに、将来を担う若い世代の国際的な活躍に対する期待が寄せられました。
参加者の感想
参加者等
ファシリテーター
北京師範大学 Dong Shikui教授
参加者(大学名)
(日本)※氏名五十音順、敬称略
青木祐太(東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻、大学院グローバルリーダー教育院)
上野莉佳子(国際教養大学国際教養学部)
田口雄哉(文教大学人間科学部)
三崎友衣奈(慶應義塾大学総合政策学部)
山田和輝(信州大学大学院総合工学系研究科、経営大学院グリーンMOTコース)
(中国)※敬称略
He Shu (南京農業大学)
Li Xiang (瀋陽農業大学)
Teng Fan (北京大学)
Wu Tong (北京大学)
Zhang Mingxuan (湖南農業大学)
(韓国)※敬称略
Chung Haeseung (カトリック大学校)
Kim Jongwoo (韓国外国語大学校)
Lim Hyunjeng (梨花女子大学校)
Lim Seonghyeon (公州大学校)
Yun Chihyun (梨花女子大学校)
当日プログラム
日中韓三カ国環境大臣会合学生フォーラム
【会場:日中友好環境保全センター(中国・北京)】2012年5月3日
9:30-10:00 | 開会式 | |
10:00-10:40 | 基調講演「21世紀における若者の責任と行動」 | |
中国環境保護部 中国国家環境保護総局宣伝教育センター ディレクター Feng JIA氏 |
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10:40-10:50 | 休憩 | |
テーマT: 若者の環境活動(Youth and Their Green Behavior) | ||
10:50-11:35 | 事例紹介:日中韓の学生による発表(各発表者15分) | |
(日本発表者:信州大学大学院 山田和輝氏) | ||
11:35-12:05 | 質疑応答・討論 | |
テーマU:持続可能な開発とグリーン経済を促進するための若者の役割(Youth and Their Role in Promoting Sustainable Development and Green Economy ) | ||
13:30-15:00 | グループ討議(3グループ) | |
15:00-15:30 | 各グループからの討議結果発表 | |
15:30-17:00 | TEMM14学生フォーラム結果のまとめ |