中央環境審議会水環境・土壌農薬部会農薬小委員会(第86回)議事要旨

開催日時

令和4年12月20日(火)13:30~16:20

開催場所

WEB会議システムにより開催

出席委員

委員
白石 寛明(委員長)


臨時委員
五箇 公一
根岸 寛光
林 由香里
山本 裕史


専門委員
赤松 美紀
天野 昭子
稲生 圭哉
内田 又左衞門
川嶋 貴治
後藤 千枝
佐藤 洋
築地 邦晃
(敬称略、五十音順)

議題

(1)生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について
   ・酸化亜鉛
   ・ジメスルファゼット
(2)水質汚濁に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について
   ・ピリダクロメチル
   ・メトブロムロン
   ・メフェントリフルコナゾール
(3)その他
   ・「生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の結果について
   ・「水質汚濁に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の結果について
   ・「水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準値案と環境中予測濃度(水産PEC)が近接して
    いる場合の対応について」(平成23年10月11日)の改訂について
   ・生活環境動植物に対する慢性影響評価について

議事

○ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、ウェブ会議での開催とし、会議の公開はウェブ上での音声配信及び議事録・議事要旨の公表により行うこととされた。
○ 諮問事項「農薬取締法第4条第3項の規定に基づき環境大臣が定める基準の設定について」に関して審議が行われた。
  生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定については、酸化亜鉛及びジメスルファゼットについて審議が行われ、いずれの農薬についても、評価書の記述を一部修正の上、事務局案のとおり、水域の生活環境動植物及び鳥類に係る基準を設定するとともに、野生ハナバチ類に係る基準の設定を行う必要がないとされた。
  水質汚濁に係る農薬登録基準の設定については、ピリダクロメチル、メトブロムロン及びメフェントリフルコナゾールについて審議が行われ、ピリダクロメチル及びメフェントリフルコナゾールについては、事務局案のとおり基準を設定することとされた。メトブロムロンについては、評価書の記述を一部修正の上、事務局案のとおり基準を設定することとされた。
○ 「生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の結果について事務局から報告し、意見への回答案を一部修正の上、意見募集の実施結果の公表及び基準値設定の手続きを進めることで了承された。
○ 「水質汚濁に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の結果について事務局から報告し、意見への回答案を一部修正の上、意見募集の実施結果の公表及び基準値設定の手続きを進めることで了承された。
○ 「水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準値案と環境中予測濃度(水産PEC) が近接している場合の対応について」(平成23年10月11日)の改訂については、事務局から説明のあった改訂案を一部修正し、委員による確認の上、農薬小委員会の了承文書とすることとされた。
〇 生活環境動植物に対する慢性影響評価については、事務局案について説明が行われ、案に基づき事務局において作業を進め、次回以降、改めて審議を行うこととされた。
 
以上