第19回有明海・八代海等総合調査評価委員会海域環境再生方策検討作業小委員会 議事録

開催日

令和8月1月22日(木)

場所

WEB会議システムにより開催(ライブ配信)

出席者

有明海・八代海等総合調査評価委員会委員長:古米弘明委員長
小委員会委員長 :矢野真一郎委員長
委員 :上久保祐志委員、中島則久委員、山口敦子委員
臨時委員:小林政広委員
専門委員: 青木美鈴委員、金谷弦委員、清水園子委員、仲ゆかり委員、速水祐一委員
東博紀委員、藤井直幹委員、外城和幸委員、松山幸彦委員、森川晃委員、山口啓子委員
山下武志委員、山本智子委員、弓削こずえ委員、横山勝英委員、吉永育生委員、脇田和美委員

(オブザーバー)
大嶋雄治委員、清本容子委員、林美鶴委員

(関係省庁)
農林水産省 農村振興局 整備部 農地資源課 空調査官、松本事業推進企画官、青木課長補佐、藤吉係長
林野庁 森林整備部 治山課 市川監査官、藤田課長補佐、矢野係長
水産庁 増殖推進部 漁場資源課 津山課長補佐、加藤専門官、三嶋係長、田宮係員
水産庁 増殖推進部 研究指導課 太田室長、小田課長補佐、梶原係員
水産庁 増殖推進部 栽培養殖課 清水課長補佐、監物係長、宇都宮係員
水産庁 漁港漁場整備部 計画・海業政策課 三島計画官、藤濱係長
水産庁 漁港漁場整備部 事業課 岩谷専門官、西村係員
国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 前田企画専門官、木村係長
国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部保全課 海岸室 木伏課長補佐、木村係長
国土交通省 港湾局 海洋・環境課 三谷課長補佐
九州地方整備局 河川部 佐藤広域水管理官、薄田河川環境課長、小野建設専門官、德嶋係長

(事務局)
環境省 水・大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室 西川室長
環境省 水・大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室 清水海域環境対策推進官
環境省 水・大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室 中村室長補佐
環境省 水・大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室 小原主査

議事録               

 午後1時30分開会 

○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 それでは、定刻となりましたので、ただいまから有明海・八代海等総合調査評価委員会第19回水産資源再生方策検討作業小委員会及び第19回海域環境再生方策検討作業小委員会の合同小委員会を開会いたします。
 委員の皆様におかれましては、お忙しい中御出席をいただき、誠にありがとうございます。
 本日の小委員会は、ウェブ会議での開催とさせていただいております。委員の皆様には御不便をおかけしますが、会議中、音声が聞き取りにくい等、不具合がございましたら、事務局まで御電話、またはウェブ会議システムのチャット機能にてお知らせください。
 なお、ウェブ会議で御発言の際は、挙手アイコンをクリックし、委員長からの御指名後、御発言いただきますようお願いします。御発言後は、再度挙手アイコンをクリックして解除してください。
 本委員会は公開の会議となっており、環境省海洋環境課公式動画チャンネルにてライブ配信を行っております。
 冒頭に、委員の改選について申し上げます。委員の任期満了に伴い、令和8年1月付で一部委員の改選がございました。
 資料1-1及び資料1-2を御覧ください。当小委員会の委員名簿になってございます。改選の結果、内藤委員及び山西委員は委員を退任され、山口敦子委員が専門委員から委員に加わられました。これにより、山口委員は、引き続き水産・海域小委員会の委員に指名されております。
 続きまして、委員の出席状況ですが、持田委員、山室委員、岸田委員、古川委員、渕上先生より御欠席の御連絡をいただいております。また、弓削委員におかれましては部分的な参加になる旨伺っております。
 本日は、委員27名中22名が御出席ですので、有明海・八代海等総合調査評価委員会令第6条に基づく会議の定足数を満たしていることをここに御報告いたします。
 また、本日は、評価委員会の古米委員長に御参加いただいております。そして、オブザーバーとして評価委員会から大嶋委員、清本委員、林委員に御参加いただいております。オブザーバー参加の委員におかれましては、御質問や御意見がある場合には、発言を求められてから挙手をお願いいたします。
 なお、本日は、関係機関として、農林水産省農村振興局、林野庁、水産庁、国土交通省の水管理・国土保全局、港湾局、九州地方整備局から各担当に参加いただいております。
 次に、事務局を紹介させていただきます。
 海洋環境対策室長の西川です。
 私が海域環境対策推進官の清水です。
 また、室長補佐の中村、主査の小原が出席をしております。
 続きまして、資料については、事前に電子データ等で御案内しておりますが、議事次第に記載の一覧のとおりでございます。資料に不足・不備がございましたら、事務局までお知らせください。
 それでは、議題に入ります。以後の進行につきましては、矢野委員長、よろしくお願いいたします。
○矢野委員長 はい、了解いたしました。
 それでは、本日の進行を担当させていただきます、矢野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 限られた時間の中で、円滑な議事の進行に御協力をお願いいたします。
 早速ですが、議事を始めさせていただきます。
 本日の議題は、令和8年度委員会報告に向けた情報収集(昨年度からの追加報告事項)、令和8年度報告書原案(第5章)、令和8年度報告書原案(第4章、第3章)(第18回小委員会からの更新版)及び令和8年度報告書における第6章、第7章の編集方針(方向性)についてとなります。
 それでは、議題の1について、後ほどまとめて御意見を伺いたいと思いますので、資料2-1から資料3まで続けて御発表ください。
 まずは、資料2-1「『土砂に関する知見の蓄積』に関する追加調査」について、国土交通省より説明をお願いいたします。
○薄田河川環境課長 九州地方整備局河川環境課の薄田です。よろしくお願いいたします。
 それでは、資料2-1の「『土砂に関する知見の蓄積』に関する追加調査」について、御報告させていただきます。
 まず、1ページをお願いいたします。1ページは、ここは前回の振り返りになりますが、筑後川では、平成24年、平成29年、令和2年と洪水が頻発しておりまして、土砂災害が発生していたことから、特に土砂災害による被害の大きかった筑後川中流域より下流の土砂流出状況について調査を実施いたしました。
 2ページをお願いいたします。2ページは、筑後川中流域の平均河床高の変化について整理をして、土砂移動の状況を確認いたしました。
 右図の一番上、平均河床高変化(③-②)と書いてあるところですが、この③というのは、左の図の凡例のところにありますけど、平成30年の平均河床高になります。②は平成24年の平均河床高になりますが、こちらを見ていただきますと、中流域では河床が上昇していることが分かります。
 その後、下の中段の図ですが、(④-③)と、平均河床高のところですが、こちらは逆に中流域の河床が低下しまして、下流域の河床が上昇しているということが分かります。
 一番下の図は、(④-②)ということで、令和2年と平成24年を比較した図になりますが、全体的に河床は上昇しているということが分かります。
 続きまして、3ページをお願いいたします。3ページは、令和5年の洪水の前後に、筑後川の4km地点で河床の採取を実施しまして、3ページの下の図は、4km地点の出水の前後の重ね合わせ図になります。河床が変化しているということが確認できます。
 写真を見ていただくと、洪水の前後で写真をつけておりますが、どちらとも砂が確認されておりまして、洪水時は土砂が下流に移動しているということが確認できております。
 4ページ、お願いいたします。
 4ページは、下流域で、筑後大堰から河口まで、ガタ土が堆積・移動する区間になりますが、こちらで平均河床高の変化を縦断図で整理しております。
 こちらを見ていただきますと、10kmから17km、ちょうど真ん中ほど、特にガタ土の堆積が著しい区間と書いてあるところですが、こちらは平均河床が低下しており、下流側をみると、6kmより河口域では逆に河床が上昇しているということが、この平均河床高から確認できております。
 前回は、こちらまでの報告となっておりましたが、委員からの御意見といたしまして、-1kmよりも河口部の土砂が海域にどう移動しているかというところを見ることが重要であると御意見をいただいたところです。その御意見を受けまして、追加調査を実施しております。
 5ページをお願いいたします。5ページは、今回、海域を含めた追加調査を行いましたので、その内容になっております。
 真ん中の調査項目一覧表というところを見ていただきますと、令和6年の出水期前、それから出水直後、出水期後、それと令和7年の出水期前ということで調査をしております。
 海域につきましては、河口から-2kmと河口から-4kmについても調査を行っております。海域につきましては、令和7年の出水期前のみです。
 この-2kmと-4kmを選定した理由といたしましては、過去に、平成20年に一度、海域の同じ地点で同様の調査を行ったことがありまして、過去のデータと今回比較するために、同じ測線の調査をさせていただいております。
 採泥の様子につきましては、5ページの下のほうに写真をつけています。
 6ページをお願いいたします。6ページは、筑後川の瀬ノ下地点の年最大流量を比較したグラフをつけております。これを見ますと、平成24年、それから平成29年以降、平年よりも大きな洪水が続いているということが分かるような資料になっております。
 7ページ、お願いいたします。
7ページは、河川材料を採取した出水期前後のタイミングと河川水位を表した資料になっております。
 令和6年の出水期前の5月13日、7月1日出水の後の7月9日、その後、出水期後の11月1日、それから年が明けて令和7年の4月30日に調査を行っております。
 出水期後の11月1日から令和7年の4月30日にかけて、下の水位のグラフを見ていただくと分かると思いますが、小規模の出水も発生しておらず、流況が安定している状況で、5か月後に河床材料を採りまして、平常時の水位でどのような移動になっているかというところを見るために採っているところです。
 8ページをお願いいたします。8ページは、筑後川の4km地点での出水前後の調査結果になります。
 右上の粒度分布図では、ここでは白丸と青丸を比較していただくと、白丸が令和6年、それから青丸が令和7年ですね。5か月間小規模の出水もない状態で、シルト分は減っておりまして、逆に砂分の割合が増えているという結果が得られております。
 写真を見てもらっても分かるのですが、いずれも砂分は確認されておりまして、平常時の流量でも、土砂が上流から下流に移動してきているということが確認できております。
 9ページをお願いいたします。9ページは、海域調査の材料について写真を載せております。
 筑後川筋と早津江川筋、それぞれ-2km、-4kmの測線のところにH1、C1、C3と記号を振っております。それぞれの写真を見ていただくと分かるのですが、河口域にも砂が到達していることが写真から想定されます。
 10ページをお願いいたします。10ページは、河川域と海域の粒度分布を比較した資料を載せております。
 左下の図になりますが、海のほうは、四角の-2km、-4kmの粒度分布、河川のほうは中流域の26km、27km、47km前後の河床材料の粒度分布を比較して載せておりますが、ほぼ同じような曲線の形になっておりまして、上流から土砂が海域へ流出してきているのではないかと想定をしているところです。
 11ページをお願いいたします。11ページは、海域で平成20年に取ったデータと、今回、令和7年のデータを比較した資料になります。
 先に右の横断形状、こちらは澪筋の位置とか、横断形状の形、それほど大きな変化はありません。若干、澪筋の深さにつきましては、令和7年のほうが平成20年より深くなっております。
 左の粒度分布の結果ですが、平成20年に比べて、令和7年のほうは、割合としましてはシルト分が減って砂分が増えているということが確認できますので、平成24年、29年の出水の後に、河川に堆積した土砂が海域へ流出してきているのではと想定しております。
 12ページをお願いいたします。12ページは、中流域の河積の変化量についてデータを整理しました。
 右図の棒グラフのところ、平成24年から平成30年のところにかけては、中流域で土砂が堆積しているということが分かります。
 その下の図、平成30年から令和2年にかけては、逆に中流域で、この期間は変動量が下がったということで河積が増え、逆に下流域のほうにその土砂が移動しているということが推測されます。
 左下段の図、こちらは右の図の合計になりますが、変動高を見ていただくと、まだ若干、河道に堆積している傾向にあります。まだ安定した状態ではないということが確認できます。
 最後、13ページをお願いいたします。13ページは、生物環境への影響ということで、魚類と底生動物の生息状況を「河川水辺の国勢調査結果」から整理しております。
 魚類につきましては、調査年がそれぞれ4回あります。多少の変動はありますが、経年的には同程度の種数が確認できております。
 底生動物につきましては、真ん中と右の筑後川河口と早津江川河口は同程度の種数となっておりますが、筑後川全体で見ますと、平成30年と令和5年で確認種数が増えておりまして、河川の生物環境的には悪くなっていないと考えているところです。
 追加調査の報告は以上になります。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、続きまして、資料2-2の「貧酸素水塊の形成・消滅に関与する成層化」について、環境省より御説明をお願いします。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 ありがとうございます。環境省の清水でございます。
 資料2-2の説明をさせていただきます。
 こちらの御報告ですが、昨年度からの追加報告となりますので、冒頭、少し割愛をさせていただきまして、3ページ目でございます。こちらの検討ですが、観測情報が十分でない場合、水質や流動を解析するシミュレーションモデルの活用について検討を行ったものでございます。
 具体的には、貧酸素水塊の形成・消滅に関与する成層化の要因の解析と海域区分別の海域特性の把握、こちらの二つを行っているということでございます。
 5ページ目以降が新たに作成をした資料でございますが、シミュレーションモデルにつきましては、有明海の流動・水質を表現するものを活用いたしまして、淡水流入から成層化を含んで貧酸素化に向かうルートと、それから淡水流入から流入負荷を通じて貧酸素化に至るルート、こちらのそれぞれの影響について、どちらが大きいのかということを検討したものでございます。
 計算条件としては、平均的な淡水流入量であった2011年を基本計算ケースとして設定をしまして、直近28年間で夏場の総流量が最も多かった2020年、最も少なかった1994年と一致するように、時系列を調整してございます。また、汚濁負荷量についても、L-Q式を適用しまして、最大と最小ということで設定をしてございます。
 計算の結果でございますが、グラフの一番左側にあるベースケースが、2011年のときのものを基準といたしまして、最も多かった2020年と最も少なかった1994年に合わせたものでございます。
 AとBがそれぞれ負荷を固定して計算を行ったケース、流量を固定して計算を行ったケースでございます。これらを比べたときに、Aの流動変動ケースの変動幅は非常に小さい。物理場による成層化が貧酸素化に与える影響は大きくないということが見てとれました。
 また、Bの負荷変動ケースの変動幅は、ベースケースと同様の変動幅ということで、負荷量の増減がほぼ貧酸素の増減に寄与している可能性が示唆されたところでございます。
 7ページ、モデルを活用した有明海全体の海域特性の把握についてですが、こちらはモデル解析を活用して海域特性図を作成しまして、様々な環境条件下における海域特性を考察できるのではないかということで、取組を行っているものでございます。
 今回、8ページ目のところで、その一部について挙げさせていただいておりますが、有明海全体の区分ごとの海域特性をモデル計算の観点から考察ということで、下側、A1海域の一例を書かせていただいておりますが、平成28年度委員会報告に加えまして、海域特性図を見て読み取れるようなところを、少し青字で記載をさせていただいているような形になってございます。
 それぞれの海域特性図につきましては、通年と夏季・冬季・台風・出水と、それぞれのイベントや時期ごとに作成しているということでございます。
 資料2-2の御説明につきましては、以上でございます。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、次に資料2-3の「タイラギの生息状況と海域環境項目の変動状況等との関連性」について、同じく環境省から御説明をお願いいたします。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 ありがとうございます。こちらも環境省の清水から御説明をさせていただきます。
 1ページ目のところも、昨年度までに御報告をした内容でございますが、環境上の問題点の一つとして、底生生物の変化がある中で、それらに関する評価手法の検討等を行ったものでございます。
 昨年度につきましては、タイラギの成貝・稚貝のSIモデル等を検討しまして、底質の泥分率、中央粒径は生息環境として重要度が低く、AVSやILは高いといったことが得られたところでございます。
 今年度、こちらの検討をさらに進めておりまして、2ページ目は、検討に使用したデータ等ですので、説明は割愛をさせていただきますが、そういったものを使って評価を行ったということでございます。
 3ページ目以降が、それぞれのSI値をプロットいたしまして、モデル化したものでございますが、注釈といたしましては、AVSにつきましては、水産庁の御報告を参照いたしまして、0.13mg/gを超えるとタイラギの生息が見られないといったような知見があることから、0.13mg/g以上は0として評価を行ってございます。
 4ページ目、5ページ目につきましては、それぞれの項目のSIモデルを取ったものでございます。
 6ページ目でございますが、SIモデルから、算術平均法、幾何平均法、限定要因法で各地点のHSI値を求めまして、整理を行ったところでございます。
 グラフ、赤色で表示されているものが限定要因法で、青色が幾何平均法、黒色が算術平均法でございます。これら、少し比較をしたところ、限定要因法の決定係数が比較的大きいということで、以降の検討については限定要因法で行ってございます。
 7ページ目につきましては、タイラギの個体数を積算値といたしましてSIモデルを構築して、HSI値を算定したものにつきまして、縦軸を個体数、横軸を地点としてプロットしたものでございます。こちらにつきましても、成貝・稚貝ともに限定要因法が比較的再現性が高い結果となったところでございます。
 8ページ目につきましては、各地点のHSI値において限定要因となった項目を列挙しているものでございますが、多くの地点でAVSが限定要因となるという結果でございました。
 最後、まとめでございますが、福岡県や水産庁で行っていただいている結果の報告からも、現状の底質から隔離することで、タイラギの生息環境が良好な状態になっているといった知見が得られているところでございます。
 このような中で、本検討の結果でも、タイラギの生息環境のポテンシャルの評価として、底質中のAVSが生息環境の規定要因となる可能性が高いこと等から、底質から隔離することが重要と考えられる結果が得られております。
 これらから、タイラギの生息環境のポテンシャルの評価法として、限定要因法によるHSI値を用いた評価は可能と考えられたところでございます。
 最後、少し課題のところを示させていただいていますが、今回の検討は、限られたデータでもタイラギの生息環境のポテンシャルの評価が可能であることを示したものの、データセットが少ないことから積算個体数を使わざるを得なかったこと等の課題があったところではございます。定量的には精度は高いとは言えないというところもございます。
 今後はHSI値による詳細な検討が可能となるように、タイラギの資源量とともにタイラギの生息環境の構成要素である流況、水質、底質の現地調査を行っていくことが重要と考えられたところでございます。
 資料2-3の御説明につきましては、以上となります。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、次に資料3の「タイラギ健常性に影響する環境要因の評価」について、同じく環境省より御説明をお願いいたします。
○中村海域環境管理室室長補佐 環境省の中村から御説明いたします。
 タイラギの減耗要因等につきましては、第17回の小委員会において御報告したところですが、今回、これらについて新たに得られた結果について御報告いたします。
 3ページ、今回の報告内容です。タイラギの稚貝/幼生密度と環境要因との関係につきましては、今回は、8月のほか、7月と9月について、また、環境要因につきましては、DO以外の項目についての検討を行いました。また、タイラギ健常性に及ぼす懸濁物の影響につきましては、中間的な泥濃度の200mg/Lの値につきましても飼育実験を行いました。
 4ページ、こちらは参考ですので、説明は省略させていただきます。
 こちらは前回にお示ししました環境要因データの情報ですとか、8月のタイラギ稚貝/幼生密度とDOとの関係ですが、今回は7月と9月についても、またDO以外の要因についての影響について検討を行いました。
 環境要因との関係につきまして、前回はグラフの横軸にDOの濃度を取ってタイラギとの関係を示していたのですが、全体的な傾向がつかみにくいといった面もありましたので、今回はタイラギにとって環境要因の好適度といった点からも検討を行いました。
 6ページ、これまでの研究で、DO、塩分などの環境要因について、どの程度の数値でタイラギに影響があるのかといったことが報告されています。これらの報告を基にしまして、現場において、タイラギにとって好適な環境というのはどのくらいの頻度であるのか、そういった点から、タイラギとの関係について解析をしました。
 7ページ、こちらは結果をグラフに示したものです。タイラギ稚貝/幼生密度と環境要因の好適度の関係で、これは8月の結果になります。相関について見ますと、DOについてのみ有意との結果が出ております。また、7月と9月についても同様の解析を行ったのですが、こちらについては、全ての要因について非有意という結果となりました。
 これらのことから、8月に関しては、貧酸素のタイラギへの悪影響が強まるということが示唆されました。
 8ページ、室内実験に関する報告です。飼育水の泥濃度について、0と500mg/Lに加えまして、200mg/Lの場合についても実験を行いました。
 9ページ、実験結果になります。こちらは餌濃度に対するろ水率、また、摂餌率の関係を示したもので、ろ水率も摂餌率も、200mg/Lの濃度では500mg/Lの場合と同じぐらい低下するという結果になりました。
 10ページ、成長率とグリコーゲン増減率の結果になります。こちらも200mg/Lの条件で低い値になっています。
 これらの一連の実験から、タイラギの健常性は200mg/L以上の泥濃度で低下し、餌濃度を上げても大きく改善されないものと推察されました。
 11ページ、こちらは泥濃度が200mg/Lよりも低い条件で、泥濃度とろ水率との関係について実験を行った結果です。泥濃度が上がるにつれてろ水率は低下していきますが、泥濃度46mg/L付近で、その傾向が大きく変わっています。そのため、泥濃度とタイラギの健常性の関係は、46mg/L前後で大きく変わる可能性があるということが分かりました。
 12ページ、現場における泥濃度の変化につきまして、前回は潮汐の関係、大潮・小潮の間で濃度が増減することを御報告いたしました。今回は、それよりも長い期間で解析を行いました。解析は、一大潮小潮周期ごとのSS濃度の平均値及び200mg/L以上が記録された時間、それぞれの時系列変化について行いました。
 13ページ、解析の結果になります。左側が2013年から2014年の平均SS濃度と200mg/Lの場合の変動で、増加・減少といった傾向は見られませんが、一部高くなっている時期が見られます。右は大潮の潮汐振幅と平均SS濃度、また200mg/L濃度との関係ですが、有意な正の関係を示す結果となりました。
 このことから、SSの長期変動の一因としまして、大潮潮汐振幅の増減に伴う潮流の増減が考えられます。
 14ページ、まとめになります。
 タイラギにとって、8月に溶存酸素の濃度の影響が大きいことが分かりました。
 次に、飼育実験から、200mg/L以上の泥濃度で影響が生じ、その後、その濃度を上げても大きく改善されないということが推察されました。
 有明海の湾奥西部の観測点では、大潮小潮周期の底層SS濃度の平均値や200mg/L以上のSS濃度の記録時間は、大潮潮汐振幅の増減と有意な正の相関を示しながら推移するという結果になりました。
 説明は以上になります。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、ただいま御説明がありました内容、資料2-1から3について、御意見、御質問等を承りたいと思いますが、いかがでしょうか。
まず、横山委員、お願いします。
○横山委員 都立大の横山です。
 筑後川の土砂の検討、ありがとうございます。沖合が、この有明海再生という点では、干潟にどのぐらい土砂が供給されているかというところが重要な話題かと思いますが、最後に干潟の測量を実施していただきまして、平成20年と比較されておりましたが、横断測量の結果で、変化が見られたとまとめられていたかと思いますが、澪筋は洪水の影響で掘れたりたまったりするので、評価が、これだと上は何か掘れていて下はたまっていてというような形ですが、特にそこの干潟の上の部分、澪筋を外した部分だけで評価すると、若干堆積しているようにも見えなくもないわけですが、この辺のエリアごとに平均的な高さですとか、大きな変化はないというところではありますが、干潟のテラス部分は少し20cmぐらい平均的に上昇してそうだとかという形の、もう少し定量的な評価ができますでしょうか。
○矢野委員長 国土交通省から御回答いただけますか。
○薄田河川環境課長 九州地方整備局の薄田です。
 海域につきましては、正直、測線でしか測量しておらず、面的な、コンター的な、定量的な評価というのは、できないような状況です。
○横山委員 この二つの測線だけでも結構ですけど、例えばC1とC3、C1からC2のラインぐらいが重要なアサリ漁場というのですかね。場所ごとに、このC3とC1の間とか、C1とH1の間で、澪筋とそれ以外というような形で分けて、その差分を取って平均していただければいいと思うのですが。
○薄田河川環境課長 分かりました。両測線の値だけでの差分の計算というのは、できますので、少し確認をさせていただきます。
○横山委員 この図表に区間平均変動量みたいなものを入れていただければよくて、これ、全部平均しちゃうと、澪筋と干潟の山の部分でプラマイゼロになったりするので、少し分けて平均していただければと思いますが。
○薄田河川環境課長 承知しました。
○横山委員 山と谷に分けてですね、はい。
○薄田河川環境課長 確認させていただきます。
○横山委員 お願いいたします。
○薄田河川環境課長 はい。
○矢野委員長 よろしいですか。ありがとうございました。
ほかにいかがでしょうか。ございませんか。
 山口委員、どうぞ。
○山口(啓)委員 細かいところですが、よろしいでしょうか。
○矢野委員長 はい、どうぞ。
○山口(啓)委員 タイラギの生息環境と海域環境のところのSIを描く線、ページの3枚目、これのILのときの引き方、特に稚貝のほうが、もっと10のところまで狭く青い線を引いたほうがいいのかなと思うのですが、この辺はどのように判断されているのでしょう。
○矢野委員長 環境省から回答できますか。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 ありがとうございます。御指摘を踏まえて検討したいと思います。
○山口(啓)委員 ありがとうございます。
 先ほどのもう一つの御発表で、DOがAVSと関係あるでしょうし、ILのほうも懸濁物とかに関係あると思うのですが、そのIL、有機物を含んだ懸濁物になっていると思いますので、もう少し厳しい制限要因になっているのではないかと思いましたので、制限要因を特に考えられるのであれば、そこはもう少し厳しめに見てもいいかなと思いました。
 以上です。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 承知いたしました。ありがとうございます。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 速水委員、お願いします。
 チャットに入れますということで、チャットを読み上げます。御質問として「成層強度が貧酸素にあまり効かないという結果ですが、これまでの研究で、河川流量よりもっと成層強度変化への影響が小さい潮汐振幅変化が、かなりの底層DO変化を起こしているという報告があります。その結果と今回の計算結果は合わないように思うのですが、原因は何でしょうか」という御質問ですが、環境省から回答いただけますか。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 ありがとうございます。ここで発表させていただいたのが、今回用いたモデルでの計算結果での御報告でしたが、御指摘いただいたような報告もあるということで、どういった点でそういった齟齬が生じているのか、内部で検討したいと思います。
○矢野委員長 速水委員、よろしいですか。「了解です。負荷量の与え方についても、よく見直してください」との御連絡が速水委員から来ましたので、環境省側で、よろしくお願いいたします。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 承知いたしました。
○矢野委員長 はい、ありがとうございます。
 それでは、引き続きお受けしたいですが、ここからはオブザーバーの先生方にも御質問いただいても結構ですので、もしあれば、よろしくお願いします。いかがでしょうか。 林先生ですか。
○林委員 神戸大学の林です。
○林委員 恐らく速水委員と同じ、今、映っているところですが、これは成層の強度についても見ていると思うのですが、Aの流量の変動係数では、成層の強度は強くなったということでしょうか。成層の強度の変化が、AとBのケースについては書かれていないのですが。
○矢野委員長 環境省から回答できますか。少し細かい結果の話なので、御回答できますか。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 ありがとうございます。御指摘のとおり、Aにつきましては、流入量が増えておりますので、成層強度は上がっているものとなります。
○林委員 ありがとうございました。
○矢野委員長 はい、ありがとうございます。
 この流量の倍率に関しては、前のページに確か書いてありまして、流量最大というのが2.3倍に引き延ばして、流量最小が0.19倍に引き下げたという、これ、全体のハイドロをそういうふうに調整したという理解だと思うのですが、少し気になるのは、ピーク流量が、実際、どの程度のピーク流量だったのかというのが若干よく分からないので、それもできたら示していただいたほうがよかったかなと少し思いました。一応、コメントです。
 ほかはいかがでしょうか。
 ないようでしたら、最初の議題についてはここまでとさせていただきます。ありがとうございました。
 それでは、議題の2に移りますが、令和8年度報告書原案(第5章)に移りまして、資料4-1の「令和8年度報告書(第5章原案 詳細編)」及び資料4-2の「令和8年度報告書(第5章原案 本編)」について、環境省より御説明をお願いいたします。
○小原海域環境管理室主査 承知しました。環境省の小原です。
 私から、第5章について御説明させていただきます。
 まず、資料4-1でございますが、この第5章につきましては、本日の資料の参考資料1-4の4ページにも掲載しておりますとおり、第5章の方針に基づきまして、連関図及び関連する再生方策の実施状況や、再生方策ごとの連携状況や課題を含む進捗状況を整理することとなっております。
 また、整理に当たっては、主要5項目ごとに記載することや、連関図及び関連する再生方策の実施状況との関係図も掲載することとなっております。
 そのため、第5章の目次のとおり、主要5項目ごとに、その再生方策の実施状況を整理するとともに、3ページ目のとおり、第4章で登場いたしましたサブ連関図に、各事業等の関係を新たに追加した図を作成しているところでございます。
 なお、この各事業等の追記の仕方につきましては、令和3年度の中間取りまとめにおきましても、連関図と各事業等の関係を追記しておりまして、その方法と同様に、こちらで赤枠に示しているとおり、関係省庁や県の取組について追記しているところでございます。
 一つ戻りまして、2ページですが、こちらは平成28年度委員会報告における再生方策について、中間取りまとめにおいて、こちらの2ページ目で示しました付表5-1において整理されているところでございますので、令和8年度報告書の第5章につきましても、こちらに書いておりますベントスから順に、再生方策とそれらに関連する各事業等の取組について、まとめております。
 なお、整理に当たりましては、1ページ目の11行目に記載しておりますが、中間取りまとめにおける課題等も踏まえまして、先ほどの付表5-1に示す再生方策に記載されていない項目についても、今回、関係する再生方策の中で併せて整理しております。
 それでは、まず、ベントスから順に御説明させていただきます。
 3ページ目に、サブ連関図及びそこに関係する事業等を記載しております。
 4ページ目から、それに関係する事業等の説明を示しているところでございまして、ベントスにつきましては、全体方策として一つ、個別方策として一つございまして、4ページ目、5ページ目にまとめております。
 5ページ目、6行目に記載しておりますが、今回、新たにベントス及び底質の変動状況を把握するために、新たにクラスター解析という手法を用いて解析を行っております。その結果については、第4章に記載しておりますが、一部地点では出水の影響を受けている可能性が示唆されております。一方でこちら15行目の課題にも記載しておりますとおり、要因解明には、出水以外の影響も含めたより詳細な解析が必要であるといった課題も併せて記載しております。
 次に、有用二枚貝ですが、全体方策については二つございまして、6ページと7ページにかけて記載しております。なお、タイラギについては、アサリ、サルボウと同様に、個別海域ごとの再生方策が掲げられておりまして、6ページの10行目に記載しておりますが、こちらのア)の再生方策に関する取組につきましては、タイラギは個別海域ごとの部分で詳述しており、それ以外の項目の取組について、こちらのページでまとめております。
 7ページ目につきましては、エイ類等の食害防止策の実施でございますが、12行目、ハイライトで示しているところにつきましては、今後、図等を追記する予定としております。
 続きまして、個別海域における再生方策として、まず初めにタイラギを8ページ目に掲載しているところございます。こちら8ページ目の図のとおり、様々な取組というのが進められているところでございまして、種苗生産等に関する取組につきましても、8ページの後半のほうにまとめられておりまして、こちらのとおり、技術開発の進展が見られることでありますとか、9ページにつきましては、着底稚貝の生産実績についても進展が見られているといったグラフを追加しております。
 続きまして10ページですが、有明海沿岸4県と国等の協調に関する取組等の実施状況でありますとか、22行目のとおり、近年の豪雨等の影響により様々な影響が確認されているところでございますが、それに対応する方策としまして、母貝団地に母貝を供給するためのバックアップ母貝団地を設置する取組などが近年取り組まれておりまして、それに関する記載を追加しております。
 続きまして、11ページでございますが、過去の小委員会でも報告がありました漁業調整に関する状況や、12ページにつきましては、底質改善に関する様々な取組について、13ページに小委員会で報告がなされた図を用いながら記載しております。
 そういった中で、12ページの10行目から11行目の効果などを発揮されるためにも、継続的な取組等が必要であるといったところを課題等にも挙げております。
 13ページから14ページについては、過去の小委員会でも報告がありました飼育実験の結果や、15ページには、貧酸素水塊に関する調査・研究結果をまとめているところでございます。こちらも、それぞれ継続した取組等が必要であるといったことを課題等で記載しております。
 続きまして16ページ、アサリについてです。
 アサリにつきましては、個別方策として三つございます。16ページから17ページにかけまして、タイラギと同様に、4県と国等の協調に関する取組等の実施状況でありますとか、17ページの15行目につきましては、前回の小委員会でも御報告いたしました冬期の減耗に関する内容について記載しているところでございます。
 19ページ目から20ページ目には、第14回小委員会での報告内容、21ページにつきましては、漁業調整規則に関する状況を記載しております。
 続きまして22ページ、サルボウにつきましては、個別方策としては本来一つ掲げられているところですが、22ページの34行目のとおり、過去の小委員会でも御報告がありました、豪雨による影響への対応としまして、種苗放流により母貝団地が造成され、一定の効果を発揮されたことが確認されておりまして、母貝生息適地の保全・再生に関する取組として、こちらに新たに記載しているところです。
 23ページ、ノリの養殖問題につきましては、全体方策として五つ記載されているところでございます。24ページにつきましては、赤潮による被害軽減技術の開発・高度化に関する状況についてまとめており、第16回小委で新たに報告された結果について記載しております。
 25ページから26ページにつきましては、過去の小委員会で御報告がありました、各県のノリ養殖における柵数の状況でありますとか、ウ)につきましては、有機酸のモニタリング調査結果、その次につきましては、カキの設置によるノリの色落ちの軽減効果について、図等も含めて掲載しております。
 また、オ)の取組につきましては、水温上昇等に対応した高水温耐性品種などの開発に関する状況について記載しております。
 28ページ、魚類等の変化でございます。
 全体方策と個別方策、それぞれ四つございまして、30ページにつきましては、魚類等の採集調査の結果だけでなく、令和4年度から6年度にかけて行われました環境研究総合推進費の実施状況についてまとめているところでございます。詳細は第3章と第4章で後ほど御説明させていただきたいと思いますが、新たな取組として記載しております。
 32ページ、8行目のハイライト箇所の調査結果につきましては、令和7年度の結果を含めて掲載する予定となっております。次回御報告できればと考えております。
 また、カキ礁に関してですが、過去の小委員会でも御報告がありました、貧酸素水塊の軽減効果というものが期待されており、12行目以降には、関係する取組について記載しております。
 33ページから34ページにかけましては、過去の小委員会でも御報告がありました、センサーを利用したKarenia赤潮検知や、漁業者による赤潮監視体制などの状況等についてまとめております。また、次の判別モデルによる図を掲載しておりますが、近年の気候変動の影響を踏まえた高精度予報のための検討・検証の必要性や漁場改善計画の実施状況等についてまとめております。
 最後の35ページ、生物の生息環境の確保についてですが、こちらは全体方策として四つございます。
 36ページですが、こちらには底質改善等の取組として、既に記載されたもの以外として、河川からの土砂流出状況の取組について記載しております。
 近年は、20行目に記載しておりますが、頻発する豪雨の影響を大きく受けて、安定した状態の土砂収支の整理が困難な状況にあるといった点も、課題として記載しております。
 その他、漂流・漂着・海底ごみ対策の推進や、藻場・干潟等への適切な配慮、また、流入負荷対策についても、それぞれの状況を記載しております。
 また、37ページの24行目以降につきましては、気候変動影響等の調査・研究等の情報収集に関する部分を掲載しているところでございます。こちらは新たに再生方策につながる取組として、中間取りまとめ以降に環境省を中心に収集しているところでございまして、今回、新たに追加しております。
 続きまして、資料4-2、本編でございますが、今、御説明いたしました詳細編と同様に、主要5項目ごとにまとめているところでございまして、掲載しているものとしましては、サブ連関図と各事業等の関係の図を掲載するとともに、詳細編で記載されておりました再生方策と実施状況等の課題から、より重要と思われる内容について記載しております。
 本編は、過去の小委員会でも御報告しましたとおり、第3章と第4章と同様に、詳細編の記載事項と整合させて作成しており、今後の詳細編の更新を踏まえて、本編についても適宜更新を予定しております。
 以上で私からの説明は終わります。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、ただいま御説明がありました内容、資料4-1及び資料4-2について、御意見、御質問等を承りたいと思います。いかがでしょうか。
○速水委員 チャットを入れます。
○矢野委員長 今、速水委員がチャットに入れていただいていて、「課題について、二つの課題があると思います」。続きが「一つは、各再生方策に関する課題。もう一つは、有明海の再生全体に関するメタ的な課題です」と。「個々の事業の細かい課題を提示されても、なかなか評価は難しいと思います。それらは各事業の中の検討委員会で扱うような問題で、むしろこの委員会ではメタ的な課題を扱うほうが重要ではないでしょうか。」ということです。
○矢野委員長 続きがあるみたいですので、もう一回、読みます。「例えば有明海の問題全体を見たときに、どのような再生方策の検討が足りないか、あるいは、もしかするとあまり重要度の高くない再生方策もありかもしれません。」と、続きが入りました。これに対して、環境省側からお願いいたします。
○小原海域環境管理室主査 ありがとうございます。速水先生の御指摘につきましては、第6章の再生目標の評価において、各省庁等の取組等を踏まえて、目標がどこまで達成できたかといったところを評価したいと考えております。そのため、先生が御指摘いただいた内容は、今日の議題4でも編集方針を示させていただきますので、そこで御説明させていただきます。
 そういった中で、第5章については、各省庁でありますとか各県の取組についてまとめるということで、過去の小委委員会で決定した方針で決まっていたところを整理しております。
○矢野委員長 はい、ありがとうございます。後ろのほうの章で対応される予定ですということでありました。はい、ありがとうございます。
 それでは、引き続きまして、次、山本委員、お願いします。
○山本委員 鹿児島大学の山本です。
 全体を通しての物凄く大ざっぱな疑問ですが、それぞれの再生方策の成果、あるいは課題、それから、それぞれの課題についての現状が、例えばサルボウとかに関しては、2024年とか、何なら2025年の状況も書かれているのですが、ノリに関しては2023年までのようですが、この辺、最新の状況というのをどのように反映されるというか、いつまでの分かをそろえる必要はないのでしょうけど、可能な限りリアルタイムのものがあったほうがいいのではと思うのですが、その辺はどういう方針でしょうか。
○小原海域環境管理室主査 環境省の小原です。ありがとうございます。
 どこまでの成果を載せるかといったところにつきましては、過去の小委委員会において、原則として、令和6年度実施分までの調査結果を対象とするということとなっております。そのため、基本的には令和6年度、要は昨年度までの結果を基本的には統一してまとめるといったところで進めております。
 藻場・干潟調査など、令和7年度の結果を含めないと全体の議論ができない場合など、例外的に追加の情報が必要な場合には、令和7年度以降の結果というのも追加して記載しているところがあり、少し違いがございます。
○山本委員 分かりました。そうしましたら、ノリは少なくとも24年度までは入るということですね。
○小原海域環境管理室主査 公開状況によるとは思いますが、基本的には統一してまとめていきたいと思っております。
○山本委員 はい。ありがとうございます。
○矢野委員長 それでは、ほかにいかがでしょうか。
 ここからはオブザーバーの委員の先生方からも御質問等を承っても結構ですので、それも含めて、全体的に皆さん、いかがでしょうか。
 清本委員ですね。はい、お願いします。
○清本委員 オブザーバーの清本です。
 二つ質問があるのですが、まず一つ、サブ連関図全般の書き方についての質問です。サブ連関図の中で、影響があることを確認できなかったものというのを点線矢印で記載されているのですが、これについての質問です。
 例えばサルボウの減少に係るサブ連関図があると思うのですが、これを例としてお話ししますと、点線のみでほかのボックスと結ばれている要因というのが複数あったり、あと、点線がほかの項目のボックスをまたいで引かれているような点線があったりして、いろいろ書き込もうとして、ごちゃごちゃして、かえって分かりにくくなっているのかなという印象をぱっと見て受けました。
 この点線を記載している理由が、例えばほかの海域もしくは生物種では関連が指摘されているが、当該種では影響がないという解析結果だったということなのか、それとも、恐らく影響があると推定されているが、まだ未確認ということで今後精査しますということなのか、どういう理由でこの線を引いているのかによっても、この線の重要度というのが変わってくると思うのですが、引かれている理由次第では、もう少し記載を絞り込んで、そこでターゲットになっている事象にとってポイントとなっている流れを、もっとそちらのほうが明確に示せるように、記載を絞り込むという方向性もあるのかなと思ったので、少しその辺の記載の根拠というのを質問させていただきたいと思います。
 連関図については、恐らくこの報告書の中で重要な成果として位置づけられると思うのですが、それだけに、例えば報告書が出てからいろいろな場面で引用されたりということになると思いますので、そこまで意識して、極力分かりやすいもの、さらに言えば、この図だけがぽんと抜粋されて、どこかで使われたとしても、誤解を受けないようなものというのを目指して、ブラッシュアップしていく必要があると思いますので、前回も矢印のことは少し質問させていただいたのですが、今回も続けて少し気になるところを質問させていただきました。御検討をよろしくお願いします。
 以上です。
○矢野委員長 環境省からいかがでしょうか。
○小原海域環境管理室主査 環境省の小原です。
 サブ連関図に関する御指摘、ありがとうございます。点線に関する御指摘だったと思いますが、この点線の部分につきましては、これまでの平成28年度委員会報告の連関図でも、点線で引かれているものを基に、サブ連関図でも掲載をしております。
 この点線につきましては、全国の文献等によりこういった影響があるのではないかと推定されてはいるものの、それが有明海・八代海の実際の影響等で確認されていないといったことなどから、実線までは引けず点線になったものと理解しております。
 そういった中で、今回の令和8年度委員会報告についても、実線にできるか有明海・八代海に関する文献収集を行ったところでございますが、結果として、そういったものが得られなかったとして、点線のまま残っている現状です。
 今回の御指摘を踏まえまして、サブ連関図での点線の表示については、御指摘を踏まえて検討いたします。事務局からは以上です。
○清本委員 はい、分かりました。引き続き、検討をよろしくお願いします。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。点線のことについては、これまでもいろいろ議論が続いてきている部分なので、最終的な報告書では、より分かりやすく、誤解のないように情報をアップするというのが大事かと思っていますので、よろしくお願いします。
 ほか、いかがでしょうか。
 また清本委員ですね。はい、お願いします。
○清本委員 もう一つのほうの質問です。個別海域に係る再生方策という項立てがされていると思うのですが、ここでの個別海域というものの定義が、有明海と八代海のどちらかという意味なのかなと思ったのですが、例えば5.2だとタイトルが海域ですが、見出しとか本文は、主要項目である有用二枚貝の種別の記載がいきなり入ってくるので、委員としては、ここの海域はこれがターゲットというのが分かるのですが、一読者としてぱっと見ると、何か項目と本文の構成が少し不整合のような印象を受けるかなと思いました。
 それから、例えば5.5の生物の生息環境というところでは、個別海域に係る記載と書きながら、本文のほうの記述は、有明海・八代海等と、みんな併記して書かれているので、これが個別海域ということなのかどうか、少しぴんとこないなという印象を受けました。
 以前の委員会で、例えば有明海といっても湾奥とか湾口辺りでは大分環境が違うので、そういった環境特性に応じて検討して記述が必要なのではというような御意見が、確か福岡県か佐賀県の委員の方から出たという記憶があるのですが、ここでもう少し突っ込んで、有明海の海域区分に対応させた記載を行うのであれば、このような項目立てでもよいのかなと思うのですが、今の書きぶりのままとするのであれば、全体方策と個別海域という区分ではなくて、主要項目とその他の項目というような感じにしたほうが、より対応がいいのではないかと思ったのですが、その辺はいかがでしょうか。
 以上です。
○矢野委員長 環境省からはいかがでしょうか。
○小原海域環境管理室主査 ありがとうございます。
 2ページでお示ししました表に、平成28年度委員会報告で主要5項目ごとに、全体方策や、個別海域については、特に例えばベントスであればA2、A3、A4に焦点を当てた個別海域の再生方策が記載しております。有用二枚貝についても、この黄色で示されたところの再生方策につながる各事業等が進められているところでございますので、こちらの中間取りまとめでまとめられた表を基に、今回、第5章を作成しているところでございます。
 平成28年度委員会報告の全体方策と個別海域とのすみ分けをしながらまとめているといったところで、今回、御報告させていただいたところであり、御指摘も踏まえて、どのようにするか検討します。
○矢野委員長 よろしいですかね。
○清本委員 はい、分かりました。引き続き、よろしくお願いします。
○矢野委員長 個別海域という言葉の意味は、付表5-1の有明海のA1とか八代海のY1とか書いたりしていることだという御説明だったと思います。
○小原海域環境管理室主査 はい、そのとおりです。
 また、先ほど5.5の話があったかと思いますが、生物の生息環境の確保については、有明海・八代海等に係る全体方策として進められておりまして、こちらでは個別海域に係る方策ではなく、全体方策としてまとめていたところでございましたので、申し添えます。
○矢野委員長 ありがとうございました。
 それでは、ほかいかがでしょうか。ございませんか。
 それでは、ないようですので、議題の2はここまでとさせていただきます。ありがとうございました。
 それでは、議題の3に移ります。令和8年度報告書原案(第4章、3章)(第18回小委員会からの更新版)に移ります。
 資料5-1から資料6について、環境省より御説明をお願いいたします。
○小原海域環境管理室主査 引き続き、環境省、小原が御説明させていただきます。
 今回、議題3につきましては、第4章、第3章ということで、前回、第18回小委で御報告した内容の更新版という形で御報告させていただければと思います。
 そういった中で、資料6につきまして、前回、各委員の先生方から御意見をいただいたところですので、まず初めに資料6の対応表について御説明した後に、今回は第3、4章については、前回御報告できなかった魚類等の変化に関する部分を多く追加しておりますので、そちらを中心に、第4章、第3章の更新版について御説明できればと思います。
 それでは、資料6ですが、こちらはNo.1からNo.10まで記載があり、当日、第18回小委で回答しているものについては、省略させていただければと思います。
 まず、No.1です。こちらは藤井委員からいただいた御意見でして、漁獲圧に関する連関図への追加に関する御指摘でした。
 対応結果について、右側に記載しているところですが、事務局でも、こちら漁獲圧について確認したところ、平成18年度委員会報告では、原因・要因の一つとして連関図で記載されておりました。一方で、平成28年度委員会報告では、その後、各水産資源における資源管理の進捗状況等を踏まえまして、平成18年度委員会報告からの見直しの中で、漁獲圧の記載が落とされた経緯があることから、今回も掲載されていない状況です。令和8年度報告書での連関図への掲載につきましては、今後の漁獲圧に関する新たな文献等があれば、追加を検討していきたいと考えております。
 No.2につきまして、清本委員から御指摘いただいた内容です。また、こちらはNo.6にも関係してくるところでして、要因整理表に関する御指摘でした。No.2については影響が「小さい」という表現の御指摘、No.6については「大きい」ということについての御指摘です。
 こちらは資料5-1のタイラギを使って御説明できればと思いますが、前回報告の際には、この太実線と実線の部分、15行目、16行目ですが、ここでは「影響が大きい」あるいは「影響が小さい」といった記載をしております。
 そういった中で、今回、御指摘を踏まえまして、複数年で影響があることを確認したものを太実線、影響があることを確認したものを実線という形の表現に記載を修正しております。この太実線と実線、あるいは要因整理表での二重丸と丸の判断基準については、前回、影響が大きい、小さいと判断したときも、複数年で影響があるか、ないかという基準で区別しておりましたが、表現の適正化といったところで、修正を行っております。
 続きまして、一つ飛ばしまして、No.4です。山口啓子先生から御指摘いただいたベントスに関するクラスター解析に関する御指摘でした。
 こちら、御指摘を踏まえまして、全てのクラスター解析の結果を記載した上で、ベントスの変動と底質の変動に関係性が見られる海域・時期に着目して考察しております。
 追加した部分としましては、こちらで示しております9ページです。赤色と黄色の枠については、それ以降の考察で述べております。
 続きまして、No.5です。こちらはタイラギに関する要因整理表の中で、A1海域が取り扱われていないといった御指摘でした。
 先ほどのタイラギのサブ連関図、要因整理表の部分ですが、今回、この御指摘を踏まえまして、A1海域を追加しているところです。この要因整理表で記載されている海域につきましては、平成28年度委員会報告におきまして、個別海域ごとの再生方策として掲げられた海域について掲載しております。先ほど5章で御説明した付表5-1の黄色いハイライトで示した箇所です。ただし、それ以外でも、A1海域など取組や知見が得られた場合には、前回の報告では、右端に他の海域等という列でまとめて記載しておりました。他の海域等の標記では、具体的にどの海域であるか分からないといったところが、今回の御指摘に繋がったと考えておりますので、A1海域など具体的に海域の列を追加しております。
 最後に、重複する部分等は省略させていただきまして、No.9、No.10につきまして、東委員から御指摘いただいた内容です。
 No.9については、御指摘のとおり修正させていただきました。No.10につきましては、第3章、第4章の気候変動に関する知見等のうち、将来予測に関する部分が分けて記載があることに関するご指摘ですが、ご指摘を踏まえて、第3章の将来予測に関する部分については、第4章に移動いたしました。
 駆け足でございましたが、前回からの御指摘に対する対応の御説明でした。
 続きまして、資料5-1の第4章で大きく追加した魚類に関する御説明をさせていただければと思います。64ページでございます。
 こちら、前回の第18回小委では、魚類等の変化につきましては、3行目から10行目にかけて平成28年度委員会報告の問題点を示してございますが、この御報告まででして、今回の御報告で12行目以降の知見を追加しております。
 12行目から34行目については、第3章のまとめを記載しております。
 この魚類等の変化につきましては、第3章と第4章を含めて、山口敦子先生に御協力いただいておりますので、この場を借りて御礼申し上げます。
 魚類等の変化につきましても、他の項目と同様にサブ連関図等を更新しており、青字で示したところについて、知見の更新がなされております。
 こちらで、青色で示した生態系構造の変化と塩分の変化、特定の魚類の駆除や添加による影響について、三つ更新がなされております。
 要因整理表についても、魚類等の変化など項目自体に係る部分は、要因整理表には含まれておりませんので、それ以外の二つについて、更新がされております。
 まず、生態系構造の変化ですが、66ページの2行目に、平成18年度委員会報告の部分を簡単に経緯をまとめているところでございまして、4行目に示しておりますとおり、当時、大型の高次補食魚類でありますとか、水産資源以外の魚類に関する情報が乏しかったといったところでしたが、11行目でございますが、調査研究の成果により高次捕食者の減少が生態系構造を変化させて、エイ類の増加をもたらした可能性というのが指摘されているところです。
 そういった中で、①ですが、アカシュモクザメに関する影響に関して記載がございます。アカシュモクザメにつきましては、有明海の高次捕食者でありますが、25行目、今回の研究成果により、有明海の餌料環境というのは比較的良好でありまして、アカシュモクザメの生育場としては、高い機能を備えているといったところが示唆されたところです。ただし、アカシュモクザメはエイ類の駆除事業等に頻繁に混獲されているといったことで、個体数減少が懸念されており、今後さらなる影響把握のための研究が必要といった点も記載しております。
 ②ですが、スペシャリスト食性ということで、こちらは食性の幅が狭いといった意味をするところですが、ナルトビエイとマナガツオに関する知見を追加しております。ナルトビエイにつきましては、貝類のみを専食するといった特徴がありますが、67ページの1行目、晩秋から初秋にかけてあまり餌を食べないといったことが推定されたことや、マナガツオにつきましては、クラゲ類を専門的に食べるといったところも分かってきております。そういった中で、そのようなスペシャリスト食性につきましては、12行目以降に記載がありますが、同じ分類群の別種で代替することは可能である一方、例えばナルトビエイに関しては、二枚貝全体が減ってしまえば生存が脅かされるといった懸念もあるといったところで、餌生物の減少が本種の成長や生残に与える具体的な影響については、さらなる検討が必要といったことも記載しております。
 また、③ですが、ジェネラリスト食性ということで、こちらは食性の幅が広いといったところを示しております。こちらではアカエイ類等、3種を記載しておりますが、そのうちアカエイ類につきましては、二枚貝の食害を引き起こしているといったところが考えられておりまして、これまで有明海では駆除の対象となっていたところです。ただし、実際には二枚貝はほとんど食べていなかったことが分かってきたところでして、そのような内容を記載しております。そういった中で、アカエイ類とスミツキザメなどにつきましては、この研究の成果によりまして、キーストーン種であるといったところから、この有明海、多くの生物と直接・間接的につながりが多いといったこともありますので、そういった様々な影響といったものが考えられております。
 次に69ページですが、特定の魚類の駆除や添加が個体群動態に及ぼす影響について、新しくまとめているところです。
 ①では、種苗放流の影響についてまとめております。有明海の再生方策の一つとして、人工種苗の放流による資源添加について、5行目にも記載しておりますように、沿岸漁業振興でありますとか、資源の持続的な利用に貢献していると考えられており、特に有明海のトラフグにつきましては、種苗放流が漁業資源として重要な部分を占めており、種苗放流が資源の底支えをしているといった面も、こちらに記載しております。
 ただし、種苗放流につきましては、21行目以降に記載しておりますリスクが考えられていることから、種苗放流の現場についても、基本方針やガイドラインなどを遵守して種苗放流を実施しているものの、70ページの4行目にも記載しておりますとおり、リスク評価については、詳細な検討が行われていないといった現状もあります。
 そういった中で、最後にまとめておりますが、少なくとも放流効果を精度よく評価することに加えまして、放流魚と野生魚の移動・回遊の差異でありますとか相互作用、種苗放流の遺伝的影響について、焦点を当てた調査を行うべきといった記載しております。
 ②については、駆除が個体群成長に及ぼす影響についてまとめております。こちらは、ナルトビエイの成長解析、比較した結果、ナルトビエイの成長につきましては、過去に比べて速くなり、さらに小型化したといったことが明らかになっております。この理由につきましては、28行目以降に記載しておりますが、種内競争の低下や、栄養状態の変化などが指摘されているところでして、そういった内容をまとめて記載しております。
 次に73ページ、塩分の変化による影響です。こちらはマナガツオに関しての高精度な年齢解析に関する成果を記載しており、この結果によると、出現する年齢に顕著な偏りが確認されております。この結果によると、23行目に記載しておりますが、繁殖地の塩分濃度がマナガツオ加入変動の主要な要因であるといったところから、個体群維持のためには河口域の環境と成育場の保全が極めて重要であるといったところ、今まで気候変動の影響等で水温の上昇などに関する影響などは知見等が多く確認されておりますが、今後は、水温だけではなく、塩分のモニタリング体制の構築が必要であるといったところをこの研究成果を踏まえて記載されているところです。
 74ページはアカシュモクザメに関する知見です。アカシュモクザメにつきましては、有明海の頂点捕食者と確認されており、有明海湾奥部の塩分環境が本種の初期生残に影響し、成育場としての機能を左右するということが明らかになったことについてまとめております。
75ページにつきましてはまとめを記載しております。
 八代海につきましては、有明海と比べて知見は少ないところですが、生態系構造の変化に関する知見を追加しております。
 知見を追加したコノシロにつきましては、これまでデトリタス食者として考えられてきたところですが、78ページの19行目以降に記載がありますが、研究成果により植物プランクトンを高い割合で摂餌していたといったことが明らかになっており、コノシロが増加することによって、赤潮を引き起こす植物プランクトンである珪藻の捕食者として、生態系構造に影響を与える可能性が今回明らかになっているところです。
 第4章につきましては、主に追加した部分については以上でして、資料5-2、本編につきましても、今御説明した内容を踏まえて記載しております。
 具体的には、第4章の16ページに魚類等の変化をまとめておりますが、こちらの令和8年度委員会報告で明らかになった知見等のところに、有明海と八代海を分けて記載しているところです。あわせて、サブ連関図についても、こちらに更新しております。
 続きまして、第3章の御説明をさせていただきます。
 第3章は、今回更新が行われました3.9の、生物の魚類に関する部分の抜粋版として御報告させていただきます。
 第3章の魚類につきましては、第17回、18回小委員会で御報告しておりまして、そこで、こちらに示しております有明海の魚類漁獲量の経年変化については、既に御報告をしております。今回追加しました内容としましては、こちらの3ページに記載しております魚種別の漁獲量の経年変化です。
 この種類につきましては、平成28年度委員会報告にも同様の魚種にて経年変化をまとめているところであり、その推移を今回令和8年度委員会報告でも確認するために、同じ魚種にて更新を行っております。
 そういった中で、次の4ページ目以降で、今回研究により得られた部分を新しく追加しております。
 中間取りまとめにおきましても、ナルトビエイの生態系知見についてはまとめられており、今回、令和8年度委員会報告におきましては、先ほども第4章で触れましたアカシュモクザメでありますとかアカエイ類、また、6ページのマナガツオでありますとかトラフグについて、第4章の考察で書き切れなかった生態系知見について、第3章でまとめております。
 また、キ)につきましては、有明海における魚類生態系の構造と機能というところで、生態系モデルを用いた解析結果の部分についてまとめておりますが、9ページの22行目以降に記載がありますとおり、スミツキザメとかアカシュモクザメは有明海生態系の頂点捕食者として、アカエイとナルトビエイはキーストーン種として特定できたといったところが、この研究の成果で明らかになったところです。
 そういった中で、生態系を支える餌生物として、アミ類や小型のエビ類が重要な機能を果たしたところも同時に明らかになってきておりますが、今後、再生方策を検討していく中では、26行目に書いておりますとおり、頂点捕食者の保護でありますとか、キーストーン種の適切な管理、水産資源の確保と生物多様性保全を両立する可能性が示唆ており、そのような新しく得られた知見についてまとめております。
 八代海の魚類漁獲量についても、こちら、前回までの報告で記載しているところでございまして、有明海と同様に、11ページを追加しております。
 また、13ページ目以降に、八代海における仔稚魚の分布結果についても、今回、新しく追加しておりますが、こちらは第16回の小委員会でも御報告した内容も踏まえてまとめております。
 第3章の本編につきましては、資料5-4ですが、第3章の魚類の更新の部分につきましては、1ページに記載されているところでして、8ページの28行目から35行目まで、こちらを今回の更新に合わせて、本編についても更新しているところです。
 以上で、第4章、第3章の御説明を終わらせていただきます。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、ただいま御説明がありました内容、資料5-1から資料6について、御意見、御質問等を承りたいと思いますが、いかがでしょうか。ございませんか。
 もし、オブザーバーの先生方からでも結構ですので、ございましたら、お受けしたいと思いますが、いかがですか。
 質問を皆さんに考えていただく時間を稼ぐ意味でも、私から質問ですが、この第3章と4章についての検討は、もう今回で最後ですか。まだ検討する余地があるという理解でよろしいのでしょうか。
○小原海域環境管理室主査 矢野先生、ありがとうございます。第3章、第4章につきましては、例えば藻場・干潟調査など、まだ第3章に盛り込めていないところもございまして、来年度にはなるとは思いますが、第20回小委員会にて、更新版を御報告できればと考えております。清本委員からもサブ連関図に関して御指摘いただいたところもありますので、第4章も更新版を御報告させていただければと考えております。
○矢野委員長 はい、分かりました。ありがとうございます。
 御参加の委員の皆様、オブザーバーの皆様から、特にないですか。第3章、4章は、今までに何回か議論してきたということもございますので、概ね、ここまでのところ、納得されているということかなとは思いますが、よろしいですか。
 それでは、ないようですので、ここまでとさせていただきます。ありがとうございます。
 それでは、議題4のほうに移ります。令和8年度報告書における第6章、第7章の編集方針(方向性)についてです。
 資料7「令和8年度報告書における第6章、第7章の編集方針(方向性)について」、環境省より御説明をお願いいたします。
○小原海域環境管理室主査 ありがとうございます。引き続き、環境省、小原から説明させていただきます。
 資料7ですが、こちらは令和8年度報告書における第6章、第7章の編集方針(方向性)について御説明いたします。
 第6章につきましては、先ほども御紹介いたしました参考資料1-4の方針の中でも、再生目標に係る評価について記載する予定としており、3章から5章の状況を踏まえて、平成28年度委員会報告に記載された再生目標に対する現状の評価ということで、まとめる予定です。
 そういった中で、論点としましては、こちらに三つ記載しておりますが、再生目標に係る評価として、以下のステップを考えております。
 まず、一つ目に記載しているところですが、平成28年度委員会報告に掲げた再生目標、こちら二つ記載しておりますが、こちらにつきまして、第3章「有明海・八代海等の環境等の状況」で整理した有明海・八代海の現状を踏まえて、当該目標に対する現在の達成状況の評価を行って参りたいと考えております。
 第3章につきましては、水産資源の経年的な推移でありますとか、貧酸素水塊に関する底層DOの水質に関する事項、あるいは赤潮に関する状況など、各項目別に状況をまとめているところですので、それらと照らし合わせながら評価をしていければと考えております。
 その中で、二つ目のステップで記載しているところですが、第4章につきましては、それぞれ主要5項目に関する問題点とその原因・要因の考察をまとめており、そこではサブ連関図を新しく追加しております。
 また、第5章につきましては、再生方策の実施状況と課題の整理で、サブ連関図に対する再生方策の実施状況等をまとめているところでして、これらを踏まえながら、上記の達成評価に至った原因・要因や、再生方策の対応関係を整理したいと考えております。
 最後のステップでございますが、平成28年度委員会報告以降で新たに得られた知見については、第4章や第5章についても、再生方策に記載がなかった追加的な取組等についても、まとめているところでして、そういった内容も踏まえまして、現行の再生方策に対する対応の進展や、さらなる対応が求められる課題等について、併せて抽出を試みられればと考えております。
 以上を踏まえまして、上記ステップを通じて、第6章については、21行目以降に記載しているとおり、整理を行っていければと考えております。
 続きまして、第7章ですが、こちらも参考1-4の部分でまとめておりますとおり、再生への取組ということで、取りまとめる予定としております。
 方針については、こちらに記載しておりますとおり、令和9年度以降の再生目標の設定及び再生目標を達成するための再生方策の設定という形で方針が定められておりまして、論点としては、以下の五つを想定しているところでございます。
 令和9年度以降の再生目標の設定に当たっては、特に数年、あるいは数十年といった時間的なスケールと、事業範囲でありますとか海域全体など、空間的なスケールを意識した中長期目標の設定というのを想定しております。
 平成28年度委員会報告につきましても、全体方策、あるいは個別海域ごとの再生方策など、空間的なスケールについてもある程度含まれておりますが、近年、気候変動の影響でありますとか、社会経済情勢の変化等、時間的なスケールも重要であり、一つ目の論点として想定しております。
 そういった中で、事務局としましては、長期・中期・短期といった目標というものを、こちらの2、3、4の論点で記載しているところです。
 まず、一つ目の長期目標ですが、現行の再生目標につきましては、有明海・八代海等の海域全体において、長期的な視点に立った、いわゆる「目指すべき姿」として、今後も継続的に維持していくことが必要であるといったところを考えております。
 そのため、今の二大目標については、平成18年度委員会報告あるいは28年度委員会報告において多少の文言は変わっておりますけども、受け継がれているところでございまして、令和8年度委員会報告の再生目標としましても、長期的な目標として、こちらは継続的に維持できればと考えているところです。
 そういった中で、この長期的な目標達成に向けては、三つ目の論点ですが、次期委員会報告の取りまとめ時期、概ね10年後というのを今、現段階で考えているところですが、この時期を見据えた中期的な目標を新たに設定することで、より効果的な再生方策の実施につなげることが重要であると考えているところです。
 四つ目ですが、短期目標ということで、こちら記載させていただいております。こちらは再生方策に紐づく個別事業等の短期的な目標や指標の設定及び評価についてですが、こちらは既に各事業の中で目標や指標などが設定されていて、個別事業等の政策評価を通じて、この評価自体も行われているというところですので、評価委員会としての目標設定でありますとか、事業評価というのは想定していないところですが、こちらの短期目標を踏まえながら、中期や長期がどのように改善できているかなど確認できればと考えております。
 そういった中で、五つ目でございますが、先ほども触れさせていただきました気候変動や社会経済情勢の変化といった中長期的に影響を与える要因については、中期目標でありますとか、再生方策設定に当たっては、いわゆる影響の緩和でありますとか適応の視点も考えていくとともに、第6章でまとめた現状評価を踏まえて、新たな再生方策の設定も検討していきたいと考えております。
 次のページには、この短期・中期・長期目標の構成イメージというものを記載させていただいております。現状としましても、いわゆる今の長期目標で書かれているものについては既に設定がされており、左側の短期目標についても、再生方策につながる各事業の中で、目標・指標の設定でありますとか評価というのは行われているところです。
 そういった中で、今回、第6章を評価するに当たっては、中期目標といったものが現状ないところですので、令和8年度委員会報告以降の取りまとめに向けて、この短期目標と長期目標をつなぐ役割として、中期目標が設定できればと考えております。
 事務局からの説明は以上になります。
○矢野委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、ただいまの御説明の内容、資料7について、御意見、御質問等を承りたいと思いますが、いかがでしょうか。ございませんか。
 速水委員、その次が山口啓子委員の順番で。
○速水委員 長期目標と、それから中期目標というのがあるわけですが、この長期目標は、ここに描かれているイメージの図では、これまでの全体目標と中身が同じことが書かれているのですが、これは今までの全体目標を再検討するということですか。私のこれまでの理解では、全体目標は動かさずに、それの中身をより具体化していくというイメージだったのですが。
○矢野委員長 環境省、いかがでしょうか。
○西川海域環境管理室室長 環境省、西川です。御質問をありがとうございます。
 まず、長期目標につきまして、第6章と第7章で取扱いが異なってくると思っております。第6章は、あくまで平成28年度委員会報告の目標に対する達成評価でございますので、今、平成28年度委員会報告に掲げられている、この二つの全体目標の達成状況を評価すると。第7章につきましては、次期目標の設定ということになりまして、今後10年の目指すべき目標を掲げていくということになります。
 その際に、ここに書いておりますように、長期・中期という時間軸を分けた上での目標設定を考えていきたいというのがこの資料になっておりまして、このときに、長期目標、最終的なゴールとも言うべき目標について、平成28年度委員会報告と同じものにするのか、あるいは別のものにするのかというのは、これは今後の評価委員会での議論によって変わり得るものです。ここでは、あくまで同じものを事務局の案として出しておりますが、そこは確定ではないという理解でございます。その長期の最終ゴールに対して、道筋のマイルストーンを示すような存在として、中期目標というものがあると、より達成評価がしやすいのではないかという御提案でございます。
○速水委員 分かりました。ということは、これまでの全体目標ということでずっと掲げてきた目標についても、長期目標ということで見直しの可能性もあるということですね。
○西川海域環境管理室室長 はい。そのような理解でございます。
○矢野委員長 よろしいですかね。
 それでは、山口委員、お願いします。
○山口(啓)委員 島根大の山口です。
 有明海再生加速化対策交付金というパンフレットが今手元にあるのですが、目的が近いですよね。再生目標とか、それに対する取組についてまとめることが、今回の報告書の目的の一つですが、で、先ほどの有明海再生加速化対策交付金のパンフレットは農水省が出しているもので、こちらは環境省が出す、と、管轄しているところは違いますが、見ていると、同じ目標で、同じような取組なんかが書かれております。
 しかも、そのパンフレットの中には、有明海・八代海等総合調査評価委員会、本委員会と関連しながら成果の活用や結果の報告、あと、取組を一緒にやっていくというようなことが書かれているのですが、こちらの報告書、今後の方針のところでは、同じ目標としている、こういった大きな取組との関係性といいますか、協力関係ですか、そういったものというのは記載されないのでしょうか。
○西川海域環境管理室室長 環境省です。
 加速化交付金に基づく対策につきましては、政府全体としても非常に大きな対策・方策になっていくと思ってございますので、当然にして、今後10年の再生方策の一つの柱となっていくと思ってございます。
 一方で、この全体イメージの中で言いますと、加速化交付金は規模は大きくなってございますが、あくまで再生方策の個別事業の一つということでございますので、そちらの事業評価としては、短期目標の中で各省庁、この場合は農林水産省において行われると。その加速化交付金に基づく対策や、それ以外の様々な対策を束ねた形での全体評価というのがこの評価委員会として求められている役割かと考えてございます。
○山口(啓)委員 当然、やっていることは同じで、各県とか省庁とかでやられていることをここでまとめているということだということで理解はしているつもりですが、そういったものに対して、目標設定を合わせていくとか、そういうことはないのですか。
○西川海域環境管理室室長 加速化交付金の中で事業目標を立てられているというのは認識をしてございまして、それも考慮に入れた上で、加速化交付金やその他の再生方策も合わせた形で、二枚貝全体として、どういった中期目標になっていくかという議論を通じて、当然にして連関はしていくものだと認識しております。
○山口(啓)委員 ここの報告書では、特に触れる必要はないということですか。
○西川海域環境管理室室長 第7章で今後の再生方策を記載するときに、加速化交付金に基づく取組も記載されてくると思いますが、その中で掲げられている目標をどこまで書くかというのは、担当する省庁ともよく御相談をして、あと、評価委員会の御意見も踏まえながら、今後検討していきたいと思ってございまして、今の時点で特に確定的に決めたものがあるわけではございません。
○山口(啓)委員 分かりました。恐らく、目指しているものは同じだと思いますので、同じようなことが書かれることになるのだろうということで、そういう理解でよろしいですか。
○西川海域環境管理室室長 加速化交付金は、まずは二枚貝にかなり特化して再生方策を出されるという認識でございますので、二枚貝の再生方策の中で、かなり大きな部分を占めるという認識は委員と異なっていないかと思ってございます。
○山口(啓)委員 分かりました。ありがとうございます。
○矢野委員長 よろしいですか。
 ほか、いかがでしょうか。
 では、山本委員、お願いします。
○山本委員 質問というより意見というか、感想なのですが、2ページ目の図が分かりやすいと思うのですが、7章で再生への取組ということを考えていく上で、一番右にある長期目標、これが、二つの項目をこれまでどおり挙げていただいているのですが、私たちが物を考えていくときに、割と絞り込まれた限定部分から考えていったほうが恐らく物は考えやすいのですが、上のほうの希有な生態系に関する目標は、かなり漠然としていますよね。それが中期目標を経て再生方策につながるときに、結構、下にある二枚貝のほうから考えていったほうが、中期目標、再生方策は考えていきやすいのではないかと少々感じています。順番はこれでもいいのですが、ものを考えていくときに、割とターゲットが絞りやすいところから考えていって、そこから外れるけど必要だなと思われるものが、希有な生態系とか、そういうのに関わる目標になってくるのかなというイメージです。あと、そのときに、中期目標というのは、二つの長期目標それぞれに対して、一つ目の長期目標には三つ中期目標があって、はまりますと。二つ目の長期目標には、三つやはり中期目標があって、はまりますと。それぞれ違うものですというイメージではなくて、恐らく中期目標は、両方の長期目標につながるようなものもあったりして、そこがうまく立てられると理解しやすいと思います。一方で、一個一個の中期目標に対して、再生方策はきちんと排他的にというか、並べることができて、理解がしやすいし、今後の目標に向けてのいろんな進め方のときも、理解がしやすいだろうなというイメージを持っているのですが、何か中期目標をそういうふうにうまく組んでいただければいいのかなと感じました。
 感想になってしまって、すみません。
○西川海域環境管理室室長 御指摘をありがとうございます。御指摘のとおりかと思っておりまして、特に希有な生態系、生物多様性の保全回復というところにつきましては、なかなか、何をどこまでしたらいいのかというプロセスも見えにくいところがございますので、まず水産資源の確保という、ノリだとか魚、二枚貝といったそれぞれに対しての達成評価から始めて、それ以外の、二枚貝も含まれますが例えばベントスだとか、生物の生息環境といったものについては、むしろ水産資源を支える海域環境としての状態を評価するということで考えていくのかなと、我々、事務局としても思ってございます。
 そのための道筋でしたりステップが、もう少し中期目標で明確になっていくと、今後議論がしやすくなるのではと思ってございますので、是非、先生の御指摘も踏まえて、今後、第6章、第7章の案を作るときに、参考にさせていただければと思います。
○山本委員 ありがとうございます。
○矢野委員長 よろしいですか。
 ほか、いかがでしょうか。オブザーバーの先生方も、御意見があれば挙手いただければと思いますが、いかがでしょうか。ございませんか。よろしいでしょうか。
 それでは、議題4については、ここまでとさせていただきます。
 全体を通して、委員から何か御意見等はございますでしょうか。特にございませんか。
 それでは、本日の合同小委員会で予定されていた議事については、全て終了いたしました。議事進行への御協力に御礼申し上げます。
 進行を事務局にお返しします。
○清水海域環境管理室海域環境対策推進官 矢野委員長、ありがとうございました。
 本日の議事録ですが、後日、事務局より確認依頼を行いますので、よろしくお願いいたします。内容を確認後、議事録は環境省ホームページで公開させていただきます。
 それでは、以上をもちまして、第19回水産資源再生方策検討作業小委員会及び第19回海域環境再生方策検討作業小委員会の合同小委員会を閉会とさせていただきます。
 本日は、お忙しいながら御出席賜りまして誠にありがとうございました。

午後3時38分閉会