第27回環境省独立行政法人評価委員会会議録

日時

平成23年7月1日(金)10:01~10:23

場所

経済産業省別館1028会議室

議題

  1. (1)委員長の選任等について
  2. (2)その他

配付資料

資料1 平成23年度環境省独立行政法人評価委員会開催予定
資料2 平成23年度環境省独立行政法人評価委員会開催スケジュール
参考資料1 環境省独立行政法人評価委員会名簿
参考資料2 関連法規

出席者

委員:
松尾友矩委員長、泉 淳一臨時委員、熊谷洋一臨時委員、
桑野園子委員、小池勲夫委員、西間三馨委員、
萩原なつ子臨時委員、花木啓祐臨時委員
環境省:
総合環境政策局
白石総合環境政策局長
川上総務課長
山本環境研究技術室長
橋本総務課調査官
大臣官房
加藤審議官
国立環境研究所
大垣理事長
環境再生保全機構
湊理事長

議事

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 定刻となりましたので、ただいまより、第27回環境省独立行政法人評価委員会を開催させていただきたいと存じます。
 本日は、各委員、新たにご任命させていただいた後、最初の委員会でございますので、委員長が選任されるまでの間、僣越ではございますが、事務局において進行を務めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
 まず、会議に先立ちまして、総合環境政策局長の白石よりごあいさつ申し上げます。

【白石総合環境政策局長】 本日はご多用の中、またこの暑さの中、本当に皆様ご出席いただきましてありがとうございます。
 第27回になります、この環境省独立行政法人評価委員会の開催ということでございますが、引き続きの委員の方々、また新たにご就任いただきました委員の方々、本当にありがとうございます。
 この評価委員会は、いわゆる独法制度の中で非常に大切な機関でございまして、業務の実績の評価ということとあわせまして、中期目標、中期計画の策定等に関わっていただかなければなりません。環境省は、国立環境研究所と環境再生保全機構、二つの独立行政法人がございまして、それぞれに、部会が分かれてまして、今日もご審議いただくべく、あちらにもう一つ座席をご用意させていただいております。
 国立環境研究所、つくばにございますが、実は、今年の3月、平成22年度末という段階で、第2期の中期目標期間が終了しております。したがいまして、今年度は、昨年度がどうであったかという評価に加えまして、この中期目標期間全体の評価もいただかなければなりません。資料が後ろについておりますけれども、非常に短い期間に集中した形で部会を開催させていただきまして、ご意見をちょうだいすることになると思います。暑い中、恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。
 それから、環境再生保全機構のほうでございますけれども、こちらは平成21年度から第2期の中期目標期間が始まっておりまして、したがいまして、昨年度分、2年目の業務実績のご評価ということが、お願いする事項でございますし、また、この2年間の実績を踏まえて、この期間中の目標の達成に向けて、いかがなものかという、いろいろなご意見もいただければ幸いでございます。
 盛りだくさんでございますが、ぜひよろしくお願いいたします。

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 それでは、委員の方々をご紹介させていただきたいと存じます。
 参考資料1という、独立行政法人評価委員会委員名簿がございますけれども、まず、本日ご出席いただいている方から、上から順にご紹介をさせていただきたいと存じます。
 桑野委員でございます。
 小池委員でございます。
 西間委員でございます。
 松尾委員でございます。
 泉委員でございます。
 熊谷委員でございます。
 萩原委員でございます。
 花木委員でございます。
 このほか、本日、ご欠席ではございますけれども、沖委員、佐和委員、中村委員、有田委員、高橋委員が当委員会の委員として選任されておるところでございます。
 引き続きまして、環境省の出席者をご紹介させていただきます。
 まず、私の左手、大臣官房審議官の加藤でございます。
 その左手、局長の白石の隣が、総務課長川上でございます。
 さらに左手でございますけれども、環境研究技術室長の山本でございます。
 また、本日は、国立環境研究所の大垣理事長と、環境再生保全機構の湊理事長もご出席してございますので、ごあいさつ申し上げます。
 まず、大垣理事長、よろしくお願いいたします。

【大垣国立環境研究所理事長】 国立環境研究所の理事長を務めております大垣でございます。
 あいさつといたしますと、この時期ですと、どうしても3.11から始まることになりますけれども、私どもの研究所は、幸い職員、それから契約職員に人的被害はございませんで、建物のほうも、大きく倒壊することはございませんでしたが、例えば、大気汚染を観測するドームが大きく損傷いたしまして、取り外すというような状況になっております。その後、電力は1週間とまり、それから温度のコントロール計の蒸気や冷水が約1カ月とまるというような状況でございましたが、今はもちろん、ほぼ完全に復旧しているところでございます。
 そのほか、震災の復興へ向けて、研究所を挙げて、廃棄物等に関しまして現地へ出たり、それから研究のネットワーク、情報のネットワーク等も努めておりまして、復旧・復興のための最大限の活動をしているところでございます。
 あと、節電でございますが、環境研は、実はNAS電池を使っておりまして、政府からの指示は、昨年のピークが契約電力量を超えているものは、契約電力量の15%ということでございまして、私どもは5,600キロワットですが、今そのマイナス20%を目標に本日から活動しておりまして、例えばスパコンはただいま止めております。そんな状況でございます。
 こんな中で第3期をスタートしておりまして、ここのパンフレットにございますけれども、8センター、三つの部でスタートして、状況は非常に悪い状況でございますが、計画自体は、うまく動き始めていると理解しております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

【湊環境再生保全機構理事長】 環境再生保全機構の湊でございます。
 評価委員の皆様には、日ごろからご指導、適切なご助言をいただきまして、まことにありがとうございます。
 私どもの機構につきましては、主たる業務が公害健康被害に対する補償業務、大気汚染の健康被害の予防業務、石綿の被害救済業務、それからもう一つはNGO、NPO、いわゆる地球環境基金に基づく業務と、大体この四つを柱としてやっております。
 第2期中期計画、それから中期目標に対する進捗状況というのは、概ね順調に来ているのではないかと考えておるところでございます。
 また、独立行政法人に対して、内部統制の強化が非常に今大きく取り上げられております。それにあわせて、業務の効率化、質の向上、そして業務運営における透明性の確保と、いわゆるマネジメントに関わる部分が非常に大きな課題で、我々としても役職員一丸となって取り組んでいるところでございます。
 これからも、評価委員の皆様のご指導・ご鞭撻、何とぞよろしくお願いいたします。

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 ありがとうございました。
 本日は、委員13名のうち8名のご出席をいただいておりますので、環境省独立行政法人評価委員会令第6条第1項の規定により、定足数を満たしておりますことをご報告申し上げます。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 早速でございますが、委員長の選任に移りたいと存じます。
 環境省独立行政法人評価委員会令第4条第1項の規定で、委員長は委員の互選により選任することとされております。
 つきましては、委員長の候補者についてご意見のある方はございますでしょうか。

【小池委員】 前期において、委員長の重責を全うされて、この委員会の運営を円滑に進めていただいた松尾委員に、ぜひ引き続き委員長をお引き受けいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 ほかにご意見ございますでしょうか。

(なし)

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 ないようでしたら、それでは、松尾委員にお願いすることに決定をするということで、よろしゅうございますでしょうか。

(拍手)

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 それでは、松尾委員が委員長に選任されました。
 委員長におかれましては、委員長席へのご移動をよろしくお願い申し上げます。
 それでは、以降の議事進行につきましては、松尾委員長にお願いいたします。

【松尾委員長】 松尾でございます。
 今、皆さん方のご推挙をいただいて、委員長ということで、重責でありますけれども、ぜひ務めさせていただきたいと思っております。
 委員の交代があって、今期から新たに加わられた委員の方々は、必ずしもどういう仕事をすればいいかということが、これから説明が多分あると思いますが、おわかりいただけない部分もあるかもしれませんが、ぜひ、新しい目で見ていただいて、この評価委員会が社会の、ある意味での期待を担っていけるように務めさせていただきたいと思いますので、ぜひご遠慮なく、どんなことでも結構ですから、思いついたことがあれば、ご発言いただくということで進めさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくご協力ください。
 議題の、委員長の選任についてということで進めさせていただきましたが、環境省独立行政法人評価委員会令第4条第3項に、「委員長に事故があるときは、あらかじめその指名する委員が、その職務を代理する」と規定されておるところでありまして、この規定に従って委員長代理を定めさせていただきたいと思います。
 私から指名させていただいてよろしければ、委員長代理を小池先生にお願いできたらと思いますけれども、よろしいでしょうか。

【小池委員】 はい。

【松尾委員長】 ありがとうございます。
 それから、もう一つお願いしなければいけませんが、各部会への所属についてであります。
 先ほど、国環研と保全機構の二つの法人が、評価委員会の対象となる独立行政法人であるとのことでありましたが、その二つの法人の評価をお願いする部会というのを定めております。それにつきましては、環境省独立行政法人評価委員会令第5条第2項の規定によって、所属委員を委員長が指名することとされております。
 全部で13名の委員がおられますが、それを二つの法人に、担当ということで部会にお入りいただきたいと思っておりますけれども、その原案を私のほうから示させていただこうと思います。事務局の方、名簿をお配りいただけるでしょうか。

(名簿配付)

【松尾委員長】 今、お手元にあるように、二つの部会につきまして、それぞれ委員のお名前、臨時委員のお名前が入っておりますので、それをもって確認していただきたいと思います。よろしいでしょうか。

(了承)

【松尾委員長】 ありがとうございます。
 それでは、それぞれの部会を、このような構成で進めさせていただきたいと思います。
 部会長につきましては、それぞれの部会の中で、またお決めいただくということになろうかと思います。
 それでは、一応、議題1に関連しては以上でありますが、その他につきまして、事務局からご説明をいただきたいと思います。

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 はい。今後のスケジュールについてご案内を申し上げたいと存じます。
 お手元に資料1というA4の横紙と、資料2という縦紙、矢印などが入って、色が入っておるものがございます。こちらに基づいてご説明をいたしたいと思います。
 年度中、いつ評価委員会をやるのかというのは、基本的にその議事があるときということですから、必ずしもこれだけに限らないわけですけれども、評価委員会の主要な業務といたしましては、前年度の業務などについての評価を、8月31日までにするということとなっております。
 その主要な業務について、本年度は国環研の22年度評価と機構の22年度評価に加えまして、国環研の中期目標期間が本年の3月31日に終了しておりますものですから、この中期目標の評価もするということになっておりまして、その評価のプロセスが3本立てになっておるということでございます。
 本日、7月1日、評価委員会を開催させていただきまして、委員会においてその基本的な部会の枠組みなどを今、決めていただいたところでございますけれども、本日、この後、引き続き国環研部会を開催させていただいて、まず国環研から、22年度の業務実績についてご報告をいただくという予定といたしております。
 それで、この説明に基づきまして、皆様方に評価・意見を作成していただいて、それを7月15日までに出していただき、これを事務局で取りまとめ、あるいは部会長とご相談させていただいて、8月5日の国環研部会において取りまとめをしたいと、これがまず一つ目の評価の軸でございます。
 関連してますので、国環研の中期目標のほうを先にご説明させていただきますけれども、22年度の評価が8月5日に定まりましたということですので、国環研の中期目標5年分の評価が定まったわけでございます。この5年分の評価をもって、国環研5年間の中期目標の評価というのを、8月5日から引き続き行うということでありまして、8月5日の日には、国環研部会をさせていただいた後、全体の評価委員会において評価を開始して、8月12日、ちょっと日程的に短いので、大変恐縮ではございますけれども、ここで意見を出していただき、委員長への事前のご説明を経て、8月23日の委員会で決定をいたしたいと、このように考えておる次第でございます。
 他方、機構のほうは、今年度は中期目標の評価というものがございませんので、比較的日程的には余裕がございまして、7月12日に機構部会を開催させていただいて、8月1日までにご意見を取りまとめさせていただいて、15日に部会長にご説明させていただいて、同じく評価委員会と同じ8月23日の機構部会において、機構の22年度の評価を決定していただければというふうに考えておる次第でございます。
 私からの日程の説明は以上でございます。

【松尾委員長】 ありがとうございました。
 何かご質問ございますでしょうか。
 図を見ていただくと、日にちがありそうですが、資料をもらった途端に始めないと、結構細かく、いろいろ中身がありますので、案外時間がかかり、最後、ばたばたする形になりますので、ぜひ新しく入られた方は、ちょっとご注意いただきたいと思います。
 それと、ダブりますけれども、通常のときは部会の評価だけで済むのですが、環境研のほうは5年間の中期目標が終わった年になるため、評価委員会における5年間の中期目標の評価もあり、この評価が少し短期間に終わらせなければいけないということで、ここがまた忙しいのかもしれません。
 いかがでしょうか。
 それで、日にちと時間は、資料1に予定が入っているということでいいんですね。
 よろしいでしょうか。

(了承)

【松尾委員長】 それでは、十分にご理解いただけたということで、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で、全体会議としての議事は一応終わりますが、事務局から、今後の日程というか、時間の問題等、ご紹介いただけたらありがたいと思います。

【橋本総合環境政策局総務課調査官】 今、資料1のところで時間帯を読み飛ばしましたので、再度読ませていただきますが、本日、7月1日、10時から10時半、今開催しております評価委員会をさせていただいておりまして、その後、10時半から12時半まで国立環境研究所部会を開催させていただいて、基本的に、22年度の業務実績報告等をするということになっております。
 7月12日は14時から16時、機構部会を開催させていただいて、業務実績報告をさせていただきます。
 8月5日は、まず、国環研部会を開催して、13時から15時の予定で業務実績報告の評価を決めていただき、15時30分から17時30分の予定で評価委員会を開催して、この中期目標期間の業務実績報告を聴取していただきます。
 8月23日は、まず、13時から15時、評価委員会で国環研の中期目標の評価を固めていただき、15時30分から17時30分の機構部会で、機構の22年度の業務実績報告の評価を決めていただくと、このような予定でございます。
 本日の委員会は以上でございますが、引き続き、国立環境研究所部会を開催いたしますので、所属委員の方々は、右手のテーブルにご移動いただきますようにお願い申し上げます。ありがとうございます。

【松尾委員長】 どうもありがとうございました。
 それでは、これで終わらせていただきます。