令和8年度第1回獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)議事録

 1.日時

令和8年6月26日(金) 午後2時00分~午後4時26分

2.場所

環境省第1会議室(中央合同庁舎5号館22階)

3.出席者

構成員(50音順、敬称略):浅野明子、磯部哲、市川陽一朗、小田民美、佐伯潤、長田三紀、中山裕之、西村亮平、山川伊津子、横田淳子
事務局:農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室

4.議題

(1)第5回愛玩動物看護師国家試験及び第5回・第6回の予備試験の実施について(報告)(公開)
(2)令和8年度愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項について(公開)
(3)「愛玩動物看護師制度のあり方」について(公開)
(4)その他(公開)
(5)愛玩動物看護師法第4条第1号に該当する者への愛玩動物看護師免許の付与等について(非公開)

5.配付資料

資料1   第5回愛玩動物看護師国家試験及び第5回・第6回予備試験の実施について
資料2-1 令和8年度愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項案
資料2-2 令和8年度就職状況等調査について
資料3-1 「愛玩動物看護師制度のあり方」についての検討結果の取りまとめについて
資料3-2 「愛玩動物看護師制度のあり方」についての検討結果の取りまとめの構成案について
資料3-3 動物愛護・適正飼養分野における愛玩動物看護師の活躍推進について
資料4   アジア動物看護国際カンファレンス参加報告

参考資料1 獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)の開催について
別紙    構成員名簿
参考資料2 愛玩動物看護師法条文
参考資料3 愛玩動物看護師法附帯決議
参考資料4 新たな国家資格としての愛玩動物看護師のあり方に関する検討報告書
      (獣医療における中間とりまとめ(第2次))
参考資料5 愛玩動物看護師第5回国家試験・第5回第6回予備試験周知ポスター
参考資料6 獣医保健看護学科学生を対象とした愛玩動物看護師の職域に関するアンケート調査(日本大学)
参考資料7 令和8年度「こども霞ヶ関見学デー」について

6.議事

【事務局(環境省・小林)】 皆様、定刻になりましたので、ただいまから令和8年度第1回獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)を開催させていただきます。
 委員の出欠状況の御報告に先立ちまして、4月1日付で農林水産省側に人事異動がありましたので、まず御紹介させていただければと思います。
 農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課に古田課長が着任されております。よろしくお願いします。
 それでは、本日の委員の御出席について御報告させていただきます。
 本合同会合は、獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会の委員10名の構成となっております。この会場に9名の委員、そしてウェブで磯部委員に御参加いただき、10名全員御参加、御出席いただいております。
 獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会のそれぞれの定足数の要件を満たしております。このことから、本日の合同会合につきましては、会議として成立していることを御報告申し上げます。
 続きまして議事録ですが、後日公開と考えております。議事録は委員の皆様に御確認いただいた後、環境省のウェブサイトに掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 また、本日はオンラインの傍聴もございます。
 続きまして、資料の確認に移りたいと思います。お手元、また、送付させていただいた資料を御覧ください。
 まず、議事次第、座席表、出席者名簿、そして本体の資料が資料1、2-1、2-2、3-1、3-2、3-3、4、資料5は後ほどお渡しします。そして、参考資料が1から7という構成になっております。もし資料が不足しているなどありましたら、事務局までお申し付けください。
 それでは、開会に当たりまして、環境省自然環境局総務課、近藤課長から御挨拶申し上げます。よろしくお願いします。
【事務局(環境省・近藤)】 御紹介のありました環境省自然環境局総務課長の近藤でございます。
 今年度第1回の獣医事審議会免許部会、それから中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会の開催に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
 まず、委員の皆様におかれましては、大変お忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃から愛玩動物看護師をはじめ動物愛護行政に御指導を賜りまして、改めて御礼を申し上げたいと思います。
 愛玩動物看護師法の施行から5年目ということでございまして、愛玩動物看護師の名簿登録者数も、今年の6月1日で3万人を超えまして、3万630名ということになっております。動物診療施設をはじめまして、様々な現場で活躍されているものと承知をしております。
 なお、予備試験につきましては、御案内のとおり、今年度に予定しております第6回が最終となるということを踏まえまして、農水省や関係団体と連携しながら、周知及び準備のほうを着実に進めてまいりたいと思っております。
 さて、本合同会議でございますけれども、これまで国家資格の信頼性の確保、それから獣医療現場における愛玩動物看護師の職責・役割、さらには動物愛護・適正飼養分野における愛玩動物看護師の活躍推進、そして愛玩動物看護師の養成及び資質向上の四つの柱、これについて、それぞれ議論を行ってきたところでございます。
 今年度は、これまでの議論や調査結果等を踏まえまして、来年度になりますけれども、予定しております「愛玩動物看護師制度のあり方」の取りまとめに向けた議論をさらに一歩進めてまいりたいというふうに考えております。
 また、本日の合同会合では、愛玩動物看護師法第4条第1号に該当する者への愛玩動物看護師免許の付与等についての議事も予定をしているところでございます。限られた時間でございますけれども、忌憚のない御意見、活発な御議論を賜るようお願い申し上げまして、私からの冒頭の御挨拶とさせていただきます。本日もよろしくお願いを申し上げます。
【事務局(環境省・小林)】 近藤課長、ありがとうございました。
 続きまして、議事次第に移りたいと思います。
 本日の議事は大きく五つございます。まず一つ目が、第5回愛玩動物看護師国家試験及び第5回・第6回予備試験の実施について報告させていただきます。
 そして議事(2)ですけども、令和8年度愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項について、そして(3)「愛玩動物看護師制度のあり方」について、そして(4)その他でございます。その後、一旦休憩を挟みまして、非公開の議事になりますが、(5)として、愛玩動物看護師法第4条第1号に該当する者への愛玩動物看護師免許の付与等についてということで、議事(1)から(4)までが公開で、そして休憩を挟んで(5)が非公開となります。そのため、会場で傍聴されている皆様、また、オンラインで傍聴されている皆様につきましては、議事(4)その他が終わった後、休憩の時間に御退席をお願いしたいと思います。
 事務局からは以上になります。
 それでは、この後の議事進行につきましては西村座長にお願いしたいと思います。座長、よろしくお願いいたします。
【西村座長】 皆さん、こんにちは。これより座長として議事進行をさせていただきます。
 それでは議事の(1)第5回愛玩動物看護師国家試験及び第5回・第6回予備試験の実施について、事務局から報告がございます。
 事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(農水省・鴨川)】 お手元に資料1及び参考資料5を御用意ください。第5回愛玩動物看護師国家試験及び第5回・第6回予備試験の実施について、御説明いたします。
 愛玩動物看護師法附則第3条第1項に基づき、施行日から5年を経過するまでの間、毎年1回以上予備試験を実施することとされています。令和4年5月1日の法施行から5年となる令和9年が最終年に当たることから、今年度は令和8年及び令和9年にそれぞれ1回ずつ予備試験を実施します。
 第5回予備試験は令和8年10月4日日曜日に、第5回国家試験及び第6回予備試験最終予備試験は令和9年2月14日日曜日に実施する予定です。実施地は、予備試験、国家試験ともに北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県の全国7か所を予定しています。
 資料1の1ページ目に、国家試験について記載しておりますが、受験申込期間は、令和8年11月4日水曜日から11月19日木曜日までとなっております。合格発表は令和9年3月12日金曜日です。
 次に、2ページ目、予備試験についてです。
 受験申込期間は、第5回予備試験が令和8年6月30日火曜日から7月23日木曜日まで、第6回予備試験最終予備試験が令和8年11月4日水曜日から11月19日木曜日までとなっております。合格発表は、第5回予備試験が令和8年10月26日月曜日、第6回予備試験最終予備試験が令和9年6月25日金曜日です。
 なお、第6回予備試験(最終予備試験)については、受験資格の欄に記載のとおり、令和9年4月30日までに、実務経験が5年以上となる見込みの方についても、大臣指定講習会を受講した上で受験することが可能です。また、備考欄に記載のとおり、見込みで受験した方については、国家試験後の令和9年4月5日日曜日から令和9年5月21日金曜日までの間、実務経験証明書を提出していただきます。その後、受験資格を確認した上で、令和9年6月に合格発表を行います。
 今年度は例年より予備試験を1回多く実施することから、主務省と動物看護師統一認定機構が緊密に連携し、適切に対応してまいりたいと考えております。
【事務局(環境省・後藤)】 では、参考資料5を御覧ください。
 今年度は、最終予備試験の実施、実務経験の見込みによる受験が可能となることに加え、大臣指定講習会の最終開講であることから、これらの事項について周知を図るため、ポスターとフライヤーを作成しております。
 農林水産省及び環境省のウェブサイトには既にデータで掲載しておりまして、昨日の6月25日までに現物を都道府県と地方公共団体、愛玩動物看護師養成校、関係団体である日本愛玩動物看護師会、日本獣医師会や日本動物病院協会、全国ペット協会などに対して、周知依頼文とともに約3万枚を配布しております。最終予備試験であることを広く周知し、対象となる方へ確実に情報が届くよう努めてまいります。
 本日、一番下に、お手元に印刷物も御用意しておりますので、御参考いただければと思います。
 以上です。
【西村座長】 ただいまの事務局からの説明について、御質問とか御意見がございましたら、お願いいたします。よろしいでしょうか。
 実は昨日、獣医師の先生たちの集まりのときに、院長クラスの人が多かったのですけど、これの話をしたら知らないという人ばかりだったので、意外と知られてないなと思いました。今、獣医師会の加入率が低いので、獣医師会経由じゃない病院のアプローチというのも考えないと漏れが出るのかなと思いました。
 それで、できるかどうかは別ですけど、よく僕らがやるのは、薬屋さんに渡しておくとみんな配ってくれます。こういうパンフレットとかを配りたいときは、うまくやれば無料でやってくれます。そういう手もあるので、参考にしていただければと思います。
【事務局(農水省・鴨川)】 ありがとうございます。
【西村座長】 ほかによろしいでしょうか。
 それでは、議事(2)令和8年度愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項についてです。事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(農水省・鴨川)】 お手元に資料2-1と資料2-2を御用意ください。まず資料2-1から御説明します。
 資料2-1、令和8年度愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項案を御覧ください。本資料は、昨年度までの検討事項を更新するとともに、座長と御相談の上、今年度の実施予定事項を整理したものとなっております。検討事項は、左から、国家資格の信頼確保、獣医療での職責・役割、動物愛護・適正飼養分野における活躍推進、養成・資質向上の四つの柱に分けて令和4年度から順次検討を進めてきております。
 今年度は、前回の合同会合における西村座長からの御指示を踏まえ、資料に赤字で示しておりますとおり、四つの柱全体を対象として、「愛玩動物看護師制度のあり方」についての検討を開始することとしております。なお、「愛玩動物看護師制度のあり方」の取りまとめにつきましては、次の議事(3)で御説明いたしますので、ここでは各柱の実施予定について御説明いたします。
 まず、国家資格の信頼確保についてです。昨年度まで国家試験の実施、行政処分の基本的な考え方を整理するとともに、免許の付与について検討を行ってきました。今年度も引き続き同様に行っていくものと、加えて最終予備試験がありますので、最後の予備試験まで着実に実施していきたいと考えております。
 次に、獣医療での職責・役割についてです。令和5年度に取りまとめた「愛玩動物看護師制度のあり方に関する中間取りまとめ」を踏まえまして、昨年度は「獣医療における中間取りまとめ(第2次)」を作成し、本年4月15日に公表しております。内容については参考資料4に添付しておりまして、委員の先生方には本当にたくさん御議論いただきましたこと御礼申し上げます。こちらは、周知を徹底するということも合同会合で出ておりましたので、周知依頼文もつけまして、獣医師ですとか愛玩動物看護師の関係団体、あとは養成校、都道府県等にも広く送付いたしました。
 また、本年度は毎年実施する実態調査として、卒業生の就職状況調査及び在籍状況調査を行うとともに、登録している全ての愛玩動物看護師を対象とした現況調査を2年に1度の職業実態調査として実施する予定でございます。
 就職状況調査については資料2-2を御覧ください。こちらは愛玩動物看護師就職状況等調査について、今年度で4回目の調査となります。今年度も愛玩動物看護師養成校を対象に、卒業生の就職先、各学年の在籍者数について調査を行います。今月、各養成校から調査票を回収し、現在、取りまとめを進めておりますので、次回の会合で結果を共有したいと考えております。
 現況調査につきましては、次回会合で調査票の案をお示ししたいと考えております。
 では、ここから先の愛護・適正飼養分野に関しましては、環境省からお願いします。
【事務局(環境省・後藤)】 では、資料2-1に戻っていただいてよろしいでしょうか。検討事項案の左から3番目の柱になります。動物愛護・適正飼養分野における活躍推進についてです。
 過年度で実施しました調査やヒアリング、委員の先生方からの御意見等を基に、制度の在り方について、獣医療分野の中間取りまとめのように、文章としての取りまとめを作成していきます。次の議事3において、全体の進め方や構成のお話に続いて、この動物愛護・適正飼養分野についての取りまとめ内容について御説明いたしますので、先生方からいろいろな御意見等をいただければと思っております。
 また、2本目の柱と同様に、就職状況等調査、現況調査を行っていく予定であります。
 次に4本目、一番右の柱、養成・資質向上についてです。こちらについては、過年度での実態調査等を踏まえ、こちらも在り方の中に組み込んでいきたいと考えております。また、教育に関する実態調査として、国家資格化における変化と現状を把握するため、各大学及び専門学校に対して今年度中にアンケートを実施したいと考えております。
 事務局からは以上です。
【西村座長】 ありがとうございました。
 ただいまの事務局からの説明について、御質問、御意見等がございましたら、お願いいたします。
 よろしいでしょうか。はい、お願いします。
【中山委員】 これは国家試験の実施に関連してくるかなと思うのですけれども、出題基準、愛玩動物看護師国家試験の出題基準、これが、もうこれは5年たちますし、ちょうど予備試験もなくなりますので、そろそろ見直してもいいのではないかなというふうに思っております。令和8年度はもう間に合いませんので、例えば令和9年度あたりに出題基準の見直しに向けて、令和8年度はどういった形にしていくかという検討を始めてもいいのではないかなというふうに考えております。
 本来、獣医師国家試験で考えてみますと、コア・カリキュラムというのがあって、これは獣医の教育機関、大学が集まって、そこでコア・カリキュラムを作って、それを基にして農林水産省の獣医事審議会で出題基準を作成しているわけでございますけれども、看護師の場合は、最初にコア・カリキュラム、要は省庁のほうで作っちゃったわけですよね。それを基にして、出題基準を動物看護師統一認定機構が作ったというような経緯になっておりますので、その辺のところ、学校、大学や、動物看護師の教育を受け持っている大学や専門学校が集まってカリキュラムをきちんと見直した上で、機構のほうで出題基準を作るというようなのが一番いいのかなと思っておりますので、その辺も含めて少し、令和8年度はどういった形で出題基準を改定していくかということについて検討を始めていただけるとありがたいなというふうに思っております。
 実際、問題等の作成においても、ちょっと出題基準、もっとここをきちんとしたほうがいいとか、ここは足りていないとかということがままありますので、そういったところも含めて、やはり見直し、改定は必要かなと思っておりますので、そこも考えていただけるとありがたいなというふうに思っています。
 よろしくお願いいたします。
【西村座長】 ありがとうございます。これは議事3で出てくるんですか。
【事務局(農水省・鴨川)】 議事3といいますか、先ほど環境省から説明しましたとおり、今年度は大学や専門学校に対して教育に関するアンケートを取ろうと思っておりまして、そこで現行カリキュラムに関する御意見も伺いたいと思っているところでございます。
【西村座長】 分かりました。ありがとうございます。
 コアカリの検討というのは今、されているのですか。
【山川委員】 動物保健看護系大学協会でですか。
【西村座長】 はい。
【山川委員】 カリキュラム委員会というのがありまして、そちらでやっているはずなのですけど、活発な動きがあるかは、ちょっと分かりかねます。
【西村座長】 専門学校のほうはどうなのですか。
【中山委員】 大学協会では石岡先生が、何かやってはいるというようなことを聞いております。
【山川委員】 はい、そうです。
【中山委員】 それと、あと、あれですよね。やはりそこのカリキュラムを基に教科書もやっぱり改訂していく必要があって、何か教科書、どの教科書だったかな、新しくなる。
【山川委員】 ファームプレスさんですね。
【中山委員】 何か教科書が先行するのではなくて、あくまでカリキュラムがあってという、それでキーワードを決めてということだと思いますので、そういう何か段階を踏むというような、そういう制度、システムをきちんと作るべきかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
【西村座長】 ありがとうございました。ほかにございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、全体として「愛玩動物看護師制度のあり方」についての検討を開始するということで、国家資格の信頼確保については最後の予備試験を含めた国家試験の実施及び行政処分の適切な実施、養成・資質向上については教育についての実態調査と、今のお話もありましたが、それを今年度の取組として進めることとし、事務局において適切な、必要な準備をよろしくお願いいたします。
 それでは、次の議事に移ります。(3)「愛玩動物看護師制度のあり方」について、事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(環境省・小林)】 それでは、お手元に資料3-1と3-2を御用意いただければと思います。
 この合同会合が令和4年度に開始されまして、その第1回目のときに、この4本柱、国家資格の信頼性の確保、それから獣医療現場における愛玩動物看護師の職責・役割、そして動物愛護・適正飼養分野における愛玩動物看護師の活躍推進、そして愛玩動物看護師の養成及び資質向上という、この4本柱について、課題に対しての取組などを深めて議論していきましょうというような形になっておりました。それから11回ほど、この合同会合を開催していきまして、それぞれの柱について、いろいろ御指摘、御議論をいただいておりました。
 その中で、この4本柱について、冒頭もありましたが、来年度、令和9年度を目処に、この制度の在り方について取りまとめていこうという形になっておりました。そのため、この取りまとめ、つまりは文章としてまとめていくという作業を今年度から本格化していきたいと思っています。
 そのスケジュールとしては、まず本日、そういった進め方自体について御了承いただくのと、資料3-2でありますが、この取りまとめの文書のいわゆる構成について見ていただきたいと、そして、今年度第2回の合同会合では、この取りまとめの素案について御提示して御議論いただきたいなと。そして、第3回で取りまとめの案をブラッシュアップしていきたいと考えております。
 そして、年度が替わりまして来年度、第1回、第2回を通しながら、この取りまとめというものを完成させていく、そういったスケジュール感で進めていきたいなと、事務局としては考えております。
 続いて、資料3-2を御覧いただければと思います。
 では、実際にこの取りまとめをどういう構成にしていくかということでございます。事務局から構成案を御提示させていただきます。
 まず、「はじめに」という形で、愛玩動物看護師法の成立の背景であったり、それからこの合同会合の設置であったりその目的など、背景的な事情を書いていきたいと思っています。その後、この4本柱について議論を深めていくという形ですので、この4本柱ごとに書いております。
 すなわち、まず一つ目、国家資格の信頼性確保という形で、国家試験の実施について、それから免許付与・管理、行政処分の考え方、こういったところをまとめていきたいなと思っております。そして、続いて獣医療での職責・役割について。こちらは獣医療における業務と責務、それからチーム獣医療、これを前回の会合まででまとめていただいて、この4月に公表した中間取りまとめ、本日は参考資料4としてつけておりますが、この中間取りまとめでほぼ中身は見ていただけたかなと思いますので、この中間取りまとめから、この全体の文章取りまとめのほうに要素を入れ込んでいく、そういった流れを考えております。
 そして、動物愛護・適正飼養分野における活躍推進ということで、獣医療ではなく愛護・適正飼養分野で愛玩動物看護師がどう活躍していくか。それについて、看護師の役割、要は社会的なニーズだったり看護師のスキルだったり、そういったところを書いていきたいと。それから、活躍が期待される職域についてまとめていきたいなと思っています。
 こちらについては、これまでいろんな調査であったり団体、自治体へのヒアリングであったりを通してきましたので、そういったものについて、この後の資料3-3に、この愛護・適正飼養分野についてまとめてきました。このまとめたものから、資料3-3をベースに、こちらの取りまとめ全体に文書化をしていきたいなと思っておりますので、中身については次の資料3-3で、ぜひいろんな御指摘をいただければなと思っております。
 続いて、養成・資質向上という形で、先ほども御指摘いただきました養成課程のカリキュラムの話であったりとか、免許を取った後にどうスキルアップしていくかであったりとか、その生涯教育についてまとめていきたいなと思っております。
 そして、その後、実際の職業実態という形で、大学への在籍状況、それから卒業生の就職状況、それから現況の話をまとめて、実際の数字であったりそういったところを載せていきたいなと思っています。
 そして、愛玩動物看護師制度、やはり一つ、多くの方々にまず知っていただいて、そして中身を理解していただくという、そういったところが重要かなと思っておりますので、多くの方にこの制度の周知、それから理解を促進していくというのを一つ項目として出しております。
 そして最後に、「おわりに」という形で全体の総括、それから、今後さらにいろいろな課題を踏まえまして、どういうふうにやっていけば、さらにこの愛玩動物看護師制度というのが、獣医療もそうですし、それから愛護・適正飼養分野でも活躍を伸ばしていけるか、そういったところをまとめていくような形で結んでいきたいと思っております。
 本日、こういうふうに構成案を示しましたが、実際にこれから文章をまとめていく中で、もしかしたら、こっちが先のほうがいいかなとか、こういう形でまとめたほうがいいかなというような、そういったところ、修正は出てくるかなと思いますが、まず一旦こういった案と、それからこういった進め方ですね、スケジュール感、そういったところについて、ぜひ忌憚なく御意見、御指摘いただければと思います。よろしくお願いいたします。
【西村座長】 ありがとうございました。
 ただいま事務局から説明のありました、まずスケジュールですね。それから取りまとめの構成案につきまして、御意見、御質問をお願いいたします。
 あわせて、追加すべき検討項目や各項目、盛り込むべき内容などの部分についても御自由に御意見いただければと思います。
 それでは、よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 大分、以前にも御意見をたくさんいただいて、大分いい形になってきているということなのかなと思いますけど、よろしいでしょうか。
 それでは、事務局は次の説明をお願いいたします。
【事務局(環境省・後藤)】 では、お手元に資料3-3、参考資料6を御準備ください。
 では、先ほど資料3-2の構成案にありました構成案4の動物愛護・適正飼養分野における活躍推進のパートを文章として取りまとめていく上で、基とする資料という位置づけがこの資料3-3になります。
 では、おめくりいただきまして、目次から始まります。
 まず、これまでの合同会合における委員からいただいた主な意見を記載しています。幾つか挙げさせていただきますと、地方自治体への登用関係においては、基礎自治体においても愛玩動物看護師が活躍することを期待する、民間企業への登用関係では、動物愛護・適正飼養分野において、愛玩動物看護師の知識や経験から幅広く活躍できる可能性があるのではないかといった意見をいただいております。
 次の3ページをご覧ください。
 動物や飼い主のためだけにとどまらず、社会のために貢献できる人材であることの啓発が重要であるですとか、教育分野全般においては、アジアの中では日本が先進的に動物看護教育に取り組んでいるなどをいただいております。教育分野においては、教員、指導者になる道について、その教育を積極的に行う体制の必要性などについても御意見、御指摘いただいているところでございます。
 また、対象範囲への意見もございまして、対象動物と業務独占の拡充や拡大についての検討が必要ではないかなどといただいています。
 4ページ目になります。
 背景や社会的ニーズについてということで、現在飼育されている犬や猫は子どもの数を超えるほどになっており、ペット関連産業も多様化してきております。日常的に人とペットとの適切な関係性を築いていくことが重要というような社会的な背景があるとも考えております。一方で、なぜ重要かと申しますと、多頭飼育問題ですとか、生活環境の悪化等の地域トラブル、一部の悪質な取扱業者による不適切な飼養、人獣共通感染症への対応など、様々な課題の存在が挙げられます。
 そういった中で、動物への配慮と人間社会への配慮を踏まえ、適切な飼い方等を支援する、人と動物の橋渡しとなるプロのコーディネーターのような位置づけの存在が必要であると考えております。これらの動物を取り巻く現状や課題を踏まえたときに、動物愛護・適正飼養分野の唯一の国家資格が愛玩動物看護師だと考えております。
 次に、5ページについて、こういった背景を踏まえて、どういった愛玩動物看護師の役割が愛護・適正飼養にあるかということで、このページを作成しております。
 愛玩動物看護師に期待される役割というところで、For Animals、動物のウェルビーイングを目指す。For people、動物に起因する人間社会の課題を解決する。Bridging people and animalsということで、人間社会の課題を動物を介在することで解決するというような役割があるということで考えております。
 具体的なアクションとしては、記載のとおりであります。
 では、このような位置づけであったり役割を担うことができる根拠や背景については何があるのかということで、6ページに進みます。
 愛玩動物看護師にどのようなスキルがあるかということで、ここではまず現行カリキュラムで得られる主な知識や技術、特に動物愛護・適正飼養分野で生かせるような知識・技術について整理しています。
 また、これまで自治体や企業にヒアリングした中から、今後の活躍の可能性を含めて愛玩動物看護師に寄せる、期待されるスキルについて書かせていただいております。先ほど申し上げたとおり、6ページからは、現行カリキュラムの中から、基礎動物学ですとか基礎動物看護学、臨床動物看護学、愛護・適正飼養指導学実習において、特に愛護・適正飼養分野で生かせる知識・技術を幅広にピックアップしてまとめているものになっております。
 13ページに進みます。
 これまで企業や自治体からヒアリングした中で、期待されるスキルについてどういったものを得たかということで、主な意見を書き出しております。民間企業からは、営業職や接客業として高いコミュニケーション能力に期待しているというような意見も見られました。専門性を持った相手に同じ知識言語で話せる人材の必要性や重要性に期待が寄せられているということがヒアリングでも得られております。
 自治体からの意見では、ペット防災関係での活躍ですとか、やはり、しつけ方教室、市民からの相談への対応力に期待しているという声が上がりました。
 14ページ目に進みます。14ページからは、愛玩動物看護師の活躍が期待される主な職域ということで、これまでお話ししたスキルや知識をベースとして、それを基にどういった職域で活躍できるかということをまとめております。
 1番目、一般飼い主に対する動物の適正飼養における専門職としてということで、まずは第一に、一般飼い主さんに対する適正飼養指導が重要な職域になるだろうと考えております。資料にあるような勤務先や内容で、愛玩動物看護師が活躍できると考えております。
 続きまして15ページを、ご覧ください。2番目に、地方行政における専門職としてということで、動物愛護管理行政、また、その他の福祉分野ですとか防災部局での活躍の可能性を挙げております。
 16ページから19ページまではペット産業における専門職としてということで、まず動物の販売ですとか飼育における専門職ということで、動物取扱責任者を意識した中で、愛玩動物看護師の活躍が期待される可能性のある内容を記載しております。
 次、17ページに進んでいただいて、こちらもペット産業における専門職として、高齢飼育者及び高齢動物に対してどういった活躍ができるか。ペット共生住宅、不動産分野においては、専門職としてどんな活躍ができるかということで書いております。
 18ページでは、ペットツーリズム・観光分野においての活躍、またグリーフケア・エンゼルケアの分野における活躍、ペットテック分野における活躍などを整理しております。
 19ページに進んでいただいて、研究分野においてどんな活躍があるかですとか、展示施設である動物園等における専門職、出版関連分野における専門職ということでまとめております。
 20ページに進んでいただきまして、4番目として、学校教育における専門職としてということで、愛玩動物看護師養成校ですね、養成校における教員としての活躍、学校飼育動物分野における専門職としての活躍について整理しております。
 21ページでは、5番目として、多様な機関との連携における専門職としてということで、協会とか社団法人等の民間企業における専門職として、補助犬とか使役犬とか、そういったところの育成等について整理しているところでございます。ペット防災における専門職として活躍内容等を挙げております。
 取りまとめの中で、これらに触れていきたいと思っております。構成案の順番に沿って、御説明いたしました。
 おめくりいただきまして、22ページ、ここからは現在の活躍状況を記載しております。これらは既に過去の合同会合で御説明した内容となりますが、まず22ページでは自治体での令和7年度の採用状況等について記載しております。今のところは会計年度任用職員としての採用が認められるというような結果を得ております。
 23ページに進んでいただきまして、新卒者の就職状況について、こちらも養成校に対して毎年行っております就職状況等調査の中の新卒者の就職状況についての記載になります。どういった企業に就職されているかというところをフォーカスした資料とさせていただいております。企業の中にも、愛玩動物関係に行く人もいれば、その他製薬企業など、そういったところに進んでいる方も企業を選ばれた方のなかでは比較的多いというような状況になっております。
 24ページは、令和6年度の現況調査についてです。こちらについても獣医療分野が77.2%ということで、8割近いのですけれども、その中で愛護・適正飼養分野が現状このぐらいいてというところでお示しさせていただいております。
 これらについても、取りまとめる際の基礎情報や課題の一部として文章化していくものと考えております。
 最後の25ページになります。更なる活躍に向けてということで、過年度調査において指摘された事項について書いております。全般や民間企業の登用に関して挙げられたことは、認知度の向上や待遇面の改善が重要であるですとか、自治体登用に関しては、採用枠設置の困難さや、大学自治体、団体のネットワークづくりや情報交換が大事になるだろうといった指摘がされております。
 資料3-3については以上になります。
 これらを踏まえて、取りまとめの文章に落とし込んでいきたいと思っておりますので、ぜひ、不足している部分や気になる部分がございましたら、御意見、御指摘いただけますようお願いいたします。
 そのまま参考資料6についても少し御説明いたします。日本大学生物資源科学部獣医保健看護学科の中山智宏教授の御協力で、在学の1年生から3年生の学生さんに、昨年度末に動物愛護・適正飼養分野に関係する職域への就職意向等のアンケートを実施していただいています。その結果を、今日は参考資料とさせていただいております。ここにある学生さんからの意見も一部、この資料3-3の中に反映させていただいたというものになります。
 事務局からは以上です。
【西村座長】 ありがとうございました。
 事務局からの説明について、何か御質問とか御意見がございましたら、お願いいたします。いかがでしょうか。
 はい、どうぞ。
【山川委員】 御説明ありがとうございました。資料3-3の5ページの愛玩動物看護師に期待される役割の中の3番目、人間社会の課題を動物を介在することで解決するというふうになっているのですけれど、この課題はどういった内容を具体的に考えればいいのでしょうか。
【事務局(環境省・後藤)】 ありがとうございます。様々な課題が存在しているということで、飼育放棄でしたり動物虐待、多頭飼育の問題ですとか生活環境等の悪化など、人とペットを取り巻く様々な課題というのがやはり顕在化しているところもございます。
 また近年、災害等が発生したときの対応など、そういったことを想定しているところでございます。
【事務局(環境省・小林)】 補足していいですか。すみません、補足させていただきまして、例えば人間社会の課題という形で、例えば最近、やはり少子高齢化とかが進んでいる中で、高齢の方がペットを飼いたいとか、どういうふうに飼っていいか分からないという、そういったときに、下にあります動物介在活動とかも含めて、この愛玩動物看護師さんが入ることで、高齢の方でも例えば安心してペットを飼える、どういうふうに飼ったらいいかとか、そういったところにも、この活躍が期待できるのではないかという形で入れております。
【山川委員】 ありがとうございます。
 そうしますと、その場合は、動物を介在することで解決するというよりは、人が介入、愛玩動物看護師が介入していくということになりますよね。そうすると、この文章だと誤解を招くというふうな印象を受けるのですが、その辺りは、動物を介在することでそれらの問題が解決するわけじゃなく、動物自体も課題の中に入っているというふうに思われるのですが、その辺りはいかがでしょうか。
【事務局(環境省・小林)】 ありがとうございます。
 そこは御指摘を踏まえて、少しこの辺り、文章を取りまとめにするときには精緻化していきたいと思っています。おっしゃるとおり、ここは、そういう高齢の、先ほど例示として挙げた、例えば高齢の方が地域コミュニティーとかでやっていくときに、ペットを飼っていることで多くの方と触れ合っていく、そういったときには、ペットがいることで、いろんな方と、社会とつながっていける。ただ、その中に愛玩動物看護師さんも一緒にサポートしていくことで、よりよいコミュニティー社会がつくれる、そういったところもありますので、今御指摘いただいたとおり、単純に動物だけではない部分、愛玩動物看護師さんも一緒に入っていくことで、この社会課題というのにもつながると思いますので、そこは御指摘を踏まえて、この取りまとめにするときに、誤解のないような文章であったりまとめ方にしていきたいと思います。
 御指摘ありがとうございます。
【西村座長】 はい、どうぞ。
【市川座長代理】 追加という形ですけれども、例えば地域社会の、千葉県でわんわんパトロールというのをやっているんですけれど、そういう社会問題に対して、動物と、それから愛玩動物看護師さんが参加するとか、あるいは高齢者の、犬を飼うことによって4割痴呆の予防になるとか、いろんな効能が今報告されていますけど、そういったことを含んでというふうに考えたらよろしいですかね。
【事務局(環境省・小林)】 はい。
【西村座長】 ありがとうございます
 ほかにいかがでしょうか。
 どうぞ、佐伯委員。
【佐伯委員】 佐伯です。
 今までの議論をいろいろ盛り込んでいただいて、かなりきれいにまとめてくださったなという印象なのですが、幾つか質問があります。
 特に、やはり公務員、自治体での登用について、一番最後、25ページでも書かれておりますけども、会計年度の任用職員しか現状いないということなので、これをどのように改善していくのかというところは大きいかと思っています。
 現状、都道府県では、動物愛護管理センターがどこの部署にひもづいているかというと、多くの場合が衛生分野にくっついていることが多いと思います。大阪だけ例外で農林にくっついているのですけど、そういった状況の中、人事異動のことを考えると、公衆衛生分野をどう強化していくかだと思います。愛玩動物看護師が、公衆衛生についての知識もあるということをどのように知ってもらうかというところは大きいのではないかと思います。
 また、一般市では、我々は狂犬病の集合注射を一緒にやっていますが、私たちと一緒に注射会場を回ったりするのは、人の看護師さんであったりとか保健師さんだったりするわけで、狂犬病の予防接種関連業務は、人の予防注射と同じ保健センターが担当しているところもあるので、人の看護師や保健師が動物に関係する業務をしているのであれば、逆もありではないでしょうか。そういった点で、愛玩動物看護師が公衆衛生に関わる知識を持っているということを知ってもらうのは大事なことかなと思っています。
 あとは、ペット関連産業のところでは、インターペットを見ても、今回も様々な住宅メーカーであるとか、それからスバルとかホンダとか自動車会社、従来トヨタはそうでしたけども、自動車会社も、ペットと一緒に移動することを踏まえて展示をしておりました。そういった企業にも、愛玩動物看護師という資格を知っていただければ幅広くその知識が生かせるところはあるのではないかと感じました。
 以上です。
【西村座長】 ありがとうございました。
 ほかにいかがでしょうか。
 横田委員、お願いします。
【横田委員】 資料の3ページなのですけれども、ちょっと委員からの主な意見というところで、もし分かれば教えていただきたいのですけれども、対象範囲のところの一番下にあります愛玩動物の対象動物にウサギなども追加されると、愛玩動物看護師が以前の動物看護師と何が違うかが明確になってくると。この何が違うかが明確になってくるというのはどのようなことを意図しているのかがちょっと分からなかったので、教えていただければありがたいのですけれども。
【事務局(環境省・小林)】 横田先生、ありがとうございます。
 こちらは委員の御指摘を、ほぼそういった御指摘があったので、そこを考えたというところがあって、すみません、ここの詳細な意図するところというのを我々がすごく酌み取れているかというと、ちょっと難しい部分があるのかなと思っておりまして、ちょっとそこは改めて確認とかはしたいと思いますけど、この場でちょっとそこまで確認できず……。
【横田委員】 いえ、ありがとうございます。
 その上なども、その業務独占に学校飼育動物の指導とかって、業務独占にというのをどういうふうに書けるかとか、いろいろな意見なので、今後どうしていくかということになると思いますので、その辺、周辺の難しいところもちょっと検討しながら進めないと、なかなかこれだけばんと表に出てしまうと、どういう意味なの、どうしていくのという疑問が出てくるかと思うので、今後、在り方に記載するときにも、ちょっと注意しながら書いていただければと思います。よろしくお願いします。
【事務局(環境省・小林)】 御指摘ありがとうございます。
【西村座長】 ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 これを見ていて思ったのですけど、愛玩動物看護師さんの職域って、本当にAIに置き変わりにくい部分だなと思うので、将来、すごくいいなと思いました。
 ほかによろしいでしょうか。それでは次の議事に移ります。議事(4)その他です。
【磯部委員】 すみません。
【西村座長】 はい、お願いします。
【磯部委員】 磯部ですけれども、挙手をしているので、話してよろしいでしょうか。最初のやり取りのところで、何ページでしたでしょうか。人間社会の課題の解決とかいう言葉が出てきたところなのですけど、人間社会の課題を動物を介在することで解決するというのが愛玩動物看護師の業務なのだろうかというのが、どこをどう読めばそうなるのかを、ちょっと教えていただきたいと思ったのですけれども。
【西村座長】 じゃあ、事務局のほう、お願いします。
【事務局(環境省・小林)】 磯部委員、ありがとうございます。
 すみません、この文言が少し言葉足らずというか、そういう部分があったので、そこは適正に今後、直していったりとか修正していきたいと思っておるのですけども、ここで意図していきたかったのは、この愛玩動物看護師法でいうと、愛玩動物の愛護・適正な飼養に係る助言その他の支援という形で、いろいろ、そういう飼い方の支援であったりとか助言、どういうふうにその動物、犬、猫、愛玩鳥を飼うと、その動物にとってよいかとか、適正な飼い方、そういったものを伝えていくというのが愛玩動物看護師の愛護・適正飼養分野の業務であると理解しております。
 そういったときに、先ほど挙げた例示で申し上げますと、例えば高齢の方が、地域の方々、それから自分の生活の質の向上であったり、いろいろ、そういったときに、例えばペットを飼うとか犬を飼う、そういったときに、どういうふうに飼えばよいかどうかとか、自分がこう飼っていく中で、少しいろんな不安な部分があろうかと思います。そういったときに、愛玩動物看護師さんが、飼い方の助言であったりとかサポートを、この愛護・適正飼養分野の業務として実施することで、高齢の方々も安心してペットを飼うことができる。それによって、そういう社会の課題とか、そういったところにも貢献できるのではないかという、そういうニュアンスでこれを書かせていただいております。
 ただ、すみません、冒頭申し上げたとおり、また先ほど御指摘いただいたとおり、大分はしょって書いてしまっているので、そこが分かりやすくなるように、今後、少し言葉遣いも含めて、気をつけていきながら使っていきたいと思います。
【磯部委員】 ありがとうございました。
 何か波及効果とでもいいますか、間接的にというか、そういうことも狙えるというようなイメージは理解するのですけど、正面から、それが業務で役割だという文言にはならないかなと思って、今後ちょっと私も文言、書きぶりは考えたいと思いました。ありがとうございました。
【事務局(環境省・石川)】 ちょっと補足をよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。先ほど山川先生からも御指摘いただいた部分なので、ちょっと全体的に少し整理をさせていただきますと、5ページの、この役割については三つございます。二つ目については、動物に起因する社会の課題を解決するということで、これが先ほど少し例示として出てきた、要は動物を、ペットを適正に飼わないと、生活衛生上の環境の支障なんかが出てくるということで、きちんと飼い主が適正に飼養していただくことで、人間社会の課題を解決するということでございます。
 これ、いわゆる動物が起因することのマイナスの面を、きちんとこの愛玩動物看護師さんがフォローすると。加えて、先ほど磯部先生もおっしゃっていただきましたけれども、プラスですね、動物をプラスに取り扱って、人間社会の課題をさらによくすると。
 先ほど佐伯先生からありましたペットツーリズムみたいな話もそうだと思うのですけれども、いずれにしても、今、動物愛護をめぐる課題の最大の原因は、飼い主が、きちんと一人一人の飼い主が適正にペットを飼養しないことによって全部出てきているものなので、それをしっかりと適正飼養という部分で、社会へのマイナス面もプラス面も愛玩動物看護師が活躍できる分野があるだろうということで、法律の厳格な独占業務とか、そういったところからは少し外れるのですけれども、さらにその他の分野も含めて、愛玩動物看護師さんはいろんな教育を受けていますので、その方々が活躍できるような社会を、環境省としても、農水省さんと連携をしてつくっていきたいということで、補足でございました。
 ありがとうございます。
【西村座長】 ありがとうございます。
 はい、お願いします。
【浅野委員】 浅野です。今後の希望ということなのですけど、3ページの業務独占の拡充、拡大の検討が必要とあるのですけども、犬、猫、愛玩鳥以外に、例えば水族館とか動物園でも要望が強いというのは存じているのですけれども、必要性があるのかというのを今後調査していっていただきたい。つまり、犬猫でいうマイクロチップの挿入のように、愛玩動物看護師が診療の補助をしないと、つまり業務を独占しないと、何か社会生活がうまく回らないような需要があるのか。それとも、そういうことではなくて、実質的に能力は当然、愛玩動物看護師、犬、猫、愛玩鳥であってもあるわけですから、実質的に、イルカにも応用が利くならいいと考えるのか、やっぱりイルカも愛玩動物看護師が独占しないと何か問題があるのか、需要があるのか。そこをよく考えた上で業務独占の拡大を検討していただきたい。むやみに拡大しないでいただきたいというのが、ちょっと一つ、私の意見となります。
 あと、確認なのですけれども、以前もお聞きしたかもしれませんが、19ページの「ふれあい」という言葉は、平仮名で書いてあるのがいわゆる「ふれあい」で、漢字で書いてあるのは、動物にタッチするという、そういう趣旨だったか、その違い、私はそう理解しているんですけど、それでいいかどうかということが一つ。
 まず、そこで切りますか。
【西村座長】 じゃあ、事務局のほう、お願いします。
【事務局(環境省・小林)】 浅野委員、ありがとうございます。
 まず、動物の範囲の拡大については先ほども御指摘いただいて、実際、ニーズであったりとか、現場でどういった声があるかというところは今後も把握していきながら、その必要性を含めて検討していきたいと思っております。
おっしゃるとおり、今回、愛玩動物看護師さんのカリキュラムとか、そういったところでは、犬、猫、愛玩鳥以外の動物であったりとか、また、先ほど佐伯先生からもあった公衆衛生分野とか、いろいろ幅広く、スキルというか、知識だったり、そういったものは学んでおるので、実態としてあれば、そういうのがあればいいのか、やはり国家資格としての何かが、範囲としてのものがないとというのが、そういったものはどうなのかという課題とかも含めて、少し把握、この愛護・適正飼養分野における部分を確認していきたいなと思っております。
 それで、「ふれあい」のところについては、ここでは、これは、すみません、ここは浅野先生、非常に申し訳ないのですけども、使い分けで書いたわけではなく、ちょっと変換のミスもあったので、そこはちょっと行政としては恥ずかしい限りではあるのですけども、少し統一だったりとか、明確に、漢字と書き分けるのであれば気をつけたいと思います。ここは、乱丁になりますので、申し訳ございません。
【浅野委員】 ありがとうございます。
 立法事実があるものは変えていくということでお願いします。
 あと一つは16ページ、すみません、ペットシッターというのを、多分、私、以前、ペットシッターって一応ある会社が商標登録しているから、ペットのシッターにしたほうがいいかもしれないという話をして、24ページではペットのシッターというふうになっているので、これも、どちらでもいいとは思うのですけど、つまり、もうペットシッターという言葉が一般的で、その商標登録を争うということになったらいけるんじゃないかというぐらい時代が動いているのかもしれないので、そこは何とも言えないんですけど、ここも、言葉はどっちでもいいのですが、統一して、意識して使ってください。お願いします。
【事務局(環境省・小林)】 かしこまりました。申し訳ございません。
【西村座長】 ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 ありがとうございます。
 それでは、改めて次の議事に移ります。
 議事(4)その他です。事務局、何かあればお願いいたします。
【事務局(環境省・池下)】 はい、環境省の池下です。
 まず、前回3月末に行いました合同会合の後に参加した、愛玩動物看護師関連の取組について御報告させていただきます。
 4月2日から5日にかけて東京ビッグサイトで開催されましたインターペット東京において、愛玩動物看護師を中心とした普及啓発活動を実施させていただきました。その後、4月21日から24日にかけての4日間、東京国際フォーラムにて開催されました世界獣医師会大会においても、ブース出展を通じて普及啓発を行っておりましたことを御報告させていただきます。
 普及啓発イベントを通しまして、ペット関連産業の関係者の皆様や一般の方々、獣医師の方々など、多くの方々に愛玩動物看護師制度の理解を深めていただく機会を得ることができました。
 それでは、資料4をお手元に御用意ください。
 2026年の3月29日から31日にかけて、マレーシア(クアラルンプール)で開催されました第1回アジア動物看護国際カンファレンスに参加させていただきました。
 本カンファレンスは、動物の健康と福祉の向上における動物看護師の役割の重要性を共有するとともに、専門性の向上につなげることを目的として開催されました。初日には約440名以上が参加し、日本をはじめアジア各国、イギリス、オーストラリア、アメリカなど、多くの国・地域から動物看護師や獣医師、教育関係者、行政関係者などが集まり、会場は熱気のあふれる雰囲気に包まれていたことが印象に残っております。
 本カンファレンスでは、キャリア形成や多職種連携、動物看護師の安全管理、グリーフケアなど、幅広いテーマの講演が行われたほか、日本対フィリピンなど、各国の動物看護制度や職域に関する発表も実施されました。また、アジア地域における動物看護師の制度の現状や将来の展望に関する議論も行われまして、各国の抱える課題や制度整備の方向性について情報交換がなされておりました。
 各国の比較等については3ページに担当で表をまとめておりますので、御参考にしていただければと思います。
 4ページに移ります。参加を通じまして、アジアの諸国の多くが動物看護師の国家資格化や法制度整備の途上にあるということが分かった一方で、日本の愛玩動物看護師制度というのが、国家試験や免許登録制度、業務独占、名称独占、養成課程の整備などの点において先進的な制度として評価されていることが確認できました。また、制度化を目指す国々からは、日本がどのように制度を構築してきたのかについて強い関心が寄せられておりました。
 また、今後はアジア地域における動物看護分野の国際交流や情報共有が進展していくのではないかという雰囲気を感じました。日本としても、制度や教育等に関する情報を発信する機会をこれからも持っていくとともに、各国の取組も参考にしながら、よりよい制度運用につなげていければというふうに感じました。また、愛玩動物看護師の動物愛護・適正飼養指導の業務については国際的に発信していくことも、日本ならではの動物看護への期待を示すことにつながると考えております。
 今回の参加を通じて、日本がアジア地域におけるどのような役割を担っていくべきかを意識しながら、今後も、アジアをはじめとする諸外国の動物看護に関する情報に引き続き目を向けてまいりたいと思います。
学会の報告は以上になります。
 続きまして、参考資料7をお手元に御用意ください。
前回の合同会合で委員からいただいた御意見を基に、子どもたちへの普及啓発の一環として、霞が関に所在する文部科学省をはじめとした各省庁等が連携し、所管の業務説明や関係関連業務の展示等を行う「こども霞が関見学デー」に参加することになりました。プログラム名は「なりきり!愛玩動物看護師体験」と題しまして、現在プログラム内容を検討しております。今年は7月29日の水曜日と7月30日の木曜日に実施を予定しており、当プログラムの体験内容としまして、詳細は来週6月29日の月曜日に報道発表予定となっておりますが、犬型・猫型の医療用シミュレーターを用いまして健康チェックや日常ケアを体験してもらえるような内容を現在準備中でございます。
 報告は以上でございます。
【西村座長】 ありがとうございます。
 ただいまの事務局からの説明について御質問等がございましたらお願いいたします。
 いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 こども霞ヶ関見学デーって、何かすごい楽しそうでいいですよね。すごく人気が出るんじゃないかな。
 じゃあ、よろしいでしょうか。
【事務局(環境省・小林)】 ありがとうございます。
 それでは、ここまでで、公開の議事(1)から(4)までが終了しました。
 予定より大分早く進んでおります。ここで一旦休憩を取りたいと思います。10分間休憩して、議事の再開は15時20分からとしたいと思います。
 また、次の議事は非公開となりますので、恐れ入りますが、傍聴者の方はここでの退席をお願いいたします。


【西村座長】
 本日の合同会合を通じて、そのほか何か御意見、御質問などございましたら御発言ください。
 よろしいでしょうか。
 それでは、お陰様で、本日の合同会合の議事を全て終了することができました。議事の円滑な進行に御協力いただき誠にありがとうございました。
 それでは、議事進行を事務局にお戻ししたいと思います。
【事務局(環境省・小林)】 西村座長、円滑な議事進行をいただき誠にありがとうございました。
 また、委員の皆様におかれましても、御審議、御意見いただきまして、厚く御礼申し上げます。
 次の合同会合は、少し間が空きますが、12月頃開催をしたいと思っています。また追って日程調整させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、閉会に当たりまして、農林水産省の古田課長から御挨拶いただきたいと思います。よろしくお願いします。
【事務局(農水省・古田)】 閉会に当たりまして、一言、御挨拶申し上げます。
 本日は、委員各位、皆様には大変熱心に御議論いただきましてありがとうございます。本日、愛玩動物看護師の国家試験と予備試験の実施につきまして御報告いたしました。その中でも、それで、令和4年5月の施行から、来年の5月で5年になりますので、経過措置として、予備試験を今年度中2回行うことにしております。動物看護師統一認定機構と、それから環境省と連携いたしまして、円滑な試験実施に向けて着実に取り組んでいきたいと思っております。
 また、愛玩動物看護師につきましては、まだまだ知名度が低いという御意見もございましたので、これからこども霞が関見学デーなども含めて、いろいろ周知活動をしていきたいというふうに思っております。
 また、令和8年度の検討事項、特に、「愛玩動物看護師制度のあり方」につきましては、検討の視点などにつきまして多くの貴重な御意見をいただきました。本日いただきました御意見を踏まえまして、事務局において素案を作りまして、委員の皆様にも御確認いただきながら、次回の会合に向けて準備を進めていきたいというふうに思っております。
 今後とも、環境省と連携しまして、愛玩動物看護師制度のさらなる推進に向けまして、必要な取組を進めていきたいと思っております。
 委員の皆様方におかれましては、引き続き御指導、御助言を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。本日はどうもありがとうございました。