令和7年度第2回獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)議事録
1.日時
令和7年12月5日(金) 午前10時00分~午後12時04分
2.場所
農林水産省第2特別会議室
3.出席者
構成員(50音順、敬称略):浅野明子、磯部哲、市川陽一朗、佐伯潤、長田三紀、中山裕之、西村亮平、山川伊津子、横田淳子
外部委員(50音順、敬称略):渡邉恭平
事務局:農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
4.議題
(1)第4回愛玩動物看護師国家試験予備試験の実施等について
(2)愛玩動物看護師就職状況等調査について
(3)獣医療現場における愛玩動物看護師の職責・役割について
(4)動物愛護・適正飼養分野における愛玩動物看護師活躍推進について
(5)生涯教育について
(6)その他
5.配付資料
資料1-1 第4回愛玩動物看護師国家試験予備試験の結果について
資料1-2 外国の関連学校を卒業された方の手続(愛玩動物看護師法第31条第3号に基づく受験資格認定)
資料2 愛玩動物看護師就職状況等調査について
資料3-1 令和7年度第1回合同会合における中間とりまとめ(第2次)・骨子への意見概要
資料3-2 新たな国家資格としての愛玩動物看護師のあり方に関する検討報告書(中間とりまとめ(第2次))・骨子案
資料3-3 新たな国家資格としての愛玩動物看護師のあり方に関する検討報告書中間とりまとめ(第2次))・本文案
資料4-1 動物愛護・適正飼養分野における活躍推進のあり方について
資料4-2 (渡邉外部委員ヒアリング資料)「愛玩動物看護師×営業」
資料5 愛玩動物看護師の生涯教育の実態調査結果について
(横田委員ご提供資料)S-QUE愛玩動物看護ラダー別研修パンフレット(席上配布のみ)
参考資料1 獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)の開催について
別紙 構成員名簿
参考資料2 愛玩動物看護師法条文
参考資料3 愛玩動物看護師法附帯決議
参考資料4 令和7年度愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項
参考資料5 新たな国家資格としての愛玩動物看護師のあり方に関する検討報告書(中間とりまとめ)
6.議事
【事務局(環境省・小林)】 それでは、定刻になりましたので、ただいまから令和7年度第2回獣医審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)を開催させていただきます。
本日の委員の御出席について、御報告させていただきます。
本日の合同会合は、獣医審議会免許部会・愛玩動物看護師小委員会の委員10名の構成となっております。会場に7名の委員、ウェブで2名の委員に御参加いただき、合計9名の委員の御出席となります。獣医審議会免許部会及び中央環境審議会愛玩動物看護師小委員会のそれぞれの定足数の要件を満たしております。このことから、本日の合同会合につきましては、会議として成立していることを御報告申し上げます。
また、本日は「獣医審議会免許部会・中央環境審議会愛玩動物看護師小委員会の開催について」の2に基づきまして、外部の委員を1名お招きしております。議事4で御発表いただきますが、株式会社EDUWARD Pressの渡邉恭平様に本日御参加いただいております。
次に、議事録についてですが、後日公開と考えております。議事録は委員の皆様に御確認いただいた後、ウェブサイトに掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。
続きまして、配付資料の確認に移りたいと思います。お手元の資料一覧の紙を御覧ください。
上から議事次第、座席表、出席者名簿、資料1-1、資料1-2、資料2、資料3-1、資料3-2、3-3、資料4-1、資料4-2、資料5、横田委員御提供資料、参考資料1から5の構成となっております。資料の落丁や不備などがございましたら、事務局までお申し付けください。
資料については、以上でございます。
それでは、開会に当たりまして、環境省自然環境局総務課長の近藤から御挨拶申し上げます。
【事務局(環境省・近藤)】 皆さん、おはようございます。環境省自然環境局総務課長の近藤でございます。
本日は、年末の大変御多用の中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
また、日頃から、愛玩動物看護師制度をはじめ、動物愛護管理行政に御助言、御指導いただいていることを、この場を借りて、改めて感謝申し上げたいと思います。
開会に当たりまして、一言御挨拶させていただきます。
愛玩動物看護師の名簿登録者数というのは、約2万7千人ということでございまして、年明けの2月に予定しております第4回の国家試験に向けて、10月に実施いたしました予備試験を含めて、今、農林水産省と関係団体様と連携いたしまして、着実に準備をしているところでございます。本日の会議では、第4回国家試験の予備試験の結果、それから愛玩動物看護師の就職状況の調査結果の御報告をさせていただきます。
また、獣医療現場における愛玩動物看護師の職責、役割や、愛玩動物看護師の活躍推進のあり方などに関する検討状況というのを、加えて御説明をさせていただきたいと思います。
さらに、愛玩動物看護師の活躍という観点から、獣医学・愛玩動物看護関係の出版社で御活躍されておられます、愛玩動物看護師の渡邉様からお話を伺うということで、本日はよろしくお願い申し上げます。
本日も臨時国会関係委員会をやっておりますが、今国会でも、動物愛護管理行政に関して何回か御質問をいただいており、国民の皆様、関係者の皆様の関心というのも非常に高まってきているのだろうと思っております。他方で、課題もまだまだあると認識しております。このような課題につきましては、多様なステークホルダー、関係者の皆様とともに、しっかり1つずつ対応していきたいというふうに思っております。
愛玩動物看護師の皆様がその重要な役割を果たし、職域の拡大を含め、さらに御活躍いただけるよう、本合同会議での御意見も踏まえつつ、農林水産省とともに検討をしっかりと深めていきたいと思っております。
限られた時間でございますけれども、忌憚のない御意見をぜひ賜りまして、活発な御議論をしていただければというふうに思っております。
私からの御挨拶とさせていただきます。本日もよろしくお願いを申し上げます。
【事務局(環境省・小林)】 会議冒頭のカメラ撮りなどについては、ここまでとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次に議事次第に移ります。
本日の議事は、全部で6つあります。(1)第4回愛玩動物看護師国家試験予備試験の実施などについて、(2)愛玩動物看護士就職状況等調査について、(3)獣医療現場における愛玩動物看護師の職責・役割について、(4)動物愛護・適正飼養分野における愛玩動物看護師活躍推進について、(5)生涯教育について、(6)その他でございます。
それでは、この後の議事進行につきましては、西村座長にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【西村座長】 皆様、おはようございます。これより座長として、議事進行をさせていただきます。
それでは、(1)第4回愛玩動物看護師国家試験予備試験の実施等について、事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(農水省・鴨川)】 お手元に資料1-1、1-2を御用意ください。
まず、資料1-1を御覧ください。第4回愛玩動物看護師国家試験予備試験の結果について、御説明します。
実施概要ですが、令和7年10月5日日曜日に全国7都道府県8試験会場において、予備試験を実施いたしました。試験結果は受験者数1,630人、合格者数1,525人、合格率93.6%でございました。なお、参考までに、第1回の合格者数は9,793人、第2回は2,364人、第3回は1,607人で、合格率は順に99.5%、98.4%、96.2%となっており、今回の第4回の合格者数というのは、第3回から微減といったところでございます。
予備試験に合格された方々と、養成校の卒業生の方々などが、来年2月に実施される第4回の国家試験を受験されるということになります。
予備試験の報告については、以上です。
次に、資料1-2を御覧ください。外国の関連学校を卒業された方の手続き(愛玩動物看護師法第31条第3号に基づく受験資格認定)について、報告します。
法31条第1号、第2号では、専門学校と大学の卒業生の方の国家試験の受験資格の認定をしていますけれども、第3号で外国の関連学校を卒業された方の国家試験の受験資格を認定する手続というのを定めています。
こちらは、カリキュラム等検討委員会でも御議論いただきまして、愛玩動物看護師法の附則に定められた履修科目と履修時間等を満たしたことをもって認めるということにしております。
資料1-2にありますとおり、受験資格認定の取扱いということで、今年4月24日から7月31日まで、卒業された方からの申請を受け付けましたが、申請書の提出はなく、該当者はいなかったということを御報告させていただきます。
以上です。
【西村座長】 ただいまの事務局から説明につきまして、何か御質問等がございましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。予備試験も順調に来て、あと2回じゃなかったでしょうか?というところかと思います。
それでは、国家試験の結果等については、次回、改めて説明をお願いいたします。
それでは、次の議事に移ります。(2)愛玩動物看護師就職状況等調査について、事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(農水省・嶋倉)】 お手元に資料2を御用意ください。令和5年より、政府統計として実施している愛玩動物看護師就職状況等調査について、報告させていただきます。
まず、調査の概要ですが、本調査は愛玩動物看護師の養成校、つまり大学と専門学校などの養成所、こちらにおける卒業生の就職状況、そして学生の在籍状況を把握するための調査となります。調査結果は、愛玩動物看護師の人材確保や需給の分析、国家試験会場を準備する際の検討などに利活用させていただくものとなります。
令和7年調査につきましては、左側にスケジュールとして記載しておりますが、5月に調査票を配布し、各学校で記入いただいたものを6月に回収、先週の11月28日金曜日に結果を公表させていただきました。
就職状況調査は、令和7年3月31日時点の卒業生、つまりこの春に愛玩動物看護師国家試験の受験資格を取得し、卒業された方の就職先に関する調査、もう一つの在籍状況調査は、今年度各大学、養成所に、学年ごとに何名の愛玩動物看護師養成課程在籍者がいるかという調査になります。調査結果につきましては、次のページに記載しております。
まず、就職状況調査ですが、大学では合計619名が卒業し、うち69%が診療施設、20%が企業に就職しております。また、大学院等への進学は全体の2%程度となっており、愛玩動物看護師養成校への就職や、就職しなかった方、非正規雇用等での就職の方は全体の9%ほどいました。
在籍状況につきましては、現在指定科目を開講しているのは全14大学15課程になりますが、全体約4,000名の在籍という結果でした。来年度からは、新たに2つの大学、学科で、愛玩動物看護師養成課程が開校される予定となっております。養成所の結果につきましては、環境省より御報告させていただきます。
【事務局(環境省・池下)】 環境省の池下です。
卒業生の就職先は、養成所では約82%が診療施設、約10%が企業、約1%が進学となっており、こちらの割合は、昨年の結果とほぼ同じ割合になっております。
また、学校の在籍者数ですが、養成所では調査の時点で68校ございまして、昨年から1,000名ほど増え、合計8,853人となっております。
【西村座長】 ありがとうございました。
ただいまの事務局からの説明について、何か御質問、御意見等がございましたらお願いいたします。
さらに大学の定員が増えて、養成所のほうはどうなのですか。定員は増えているのですか、減っているのですか。
【事務局(環境省・池下)】 養成所は現在、70校78コースございまして、増えております。
【西村座長】 そうすると、3,000人ぐらい卒業生が出てくるということになるかと思うのですけど、就職先としては、これぐらいのキャパはあるということなのでしょうか。
【事務局(農水省・嶋倉)】現在、主な就職先は、診療施設になっていますが、診療施設でも愛玩動物看護師が不足しているというような声も聞いており、愛玩動物看護師がいっぱいで、就職先がないというような話はまだ聞いていませんので、まだこれからも、受け入れるキャパシティーとしてはあるのかなというふうには思っております。
今後、将来的には診療施設だけではなくて、その他の愛玩動物関係の企業であるとか、それこそ環境省が進めている愛護適正飼養分野での活躍推進であるとか、そういった分野で活躍していく愛玩動物看護師が増えていくようなことを期待しております。
【西村座長】 ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。
横田委員、お願いします。
【横田委員】 その他※というところに、愛玩動物看護師養成校への就職者が含まれるということが書かれているのですけれども、これは恐らく教員になっているという実態かと思うのですけれども、これは大学、養成所それぞれ何名ぐらいいるか、もし分かりましたら教えていただきたいです。
【事務局(農水省・嶋倉)】 御質問ありがとうございます。
御指摘のとおり、愛玩動物看護師養成校への就職者というのは、愛玩動物看護師養成校への教職員として採用された方を指しておりまして、大学の結果では、今年は全国で3名おりました。
【事務局(環境省・池下)】 養成所では、全国で4名出ております。
【横田委員】 昨年は。
【事務局(環境省・池下)】 昨年度は9名ですので、ちょっと減ってはおりますが、今年は4名の方が就職しております。
【西村座長】 ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、本調査は毎年行われるということですので、次回、また説明をお願いいたします。
それでは、次の議事に移ります。(3)獣医療現場における愛玩動物看護師の職責・役割について、事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(農水省・鴨川)】 それでは、お手元に資料3-1、3-2、3-3と参考資料5を御用意いただければと思います。
前回の合同会合において、検討事項の柱の1つである獣医療での職責・役割としまして、新たな国家資格としての愛玩動物看護師のあり方に関する検討報告書(中間取りまとめ(第2次))骨子案について、御意見を頂戴しました。
まず、資料3-1は、前回会合でいただいた御意見を整理したものです。
主に、愛玩動物看護師の業務範囲や用語に曖昧さや誤解の余地がある表現、例えば「栄養管理」と「栄養管理指導」の違い、「その他の獣医療スタッフ」「獣医師の独占業務」「獣医療弱者」などに、用語の明確さが必要との指摘をいただきました。また、寄り添った獣医療、生涯教育専門認定のあり方、獣医療と獣医療サービスの使い分けなどについても、コメントをいただいています。
資料3-2は、これらの意見を反映した骨子案です。なお、黄色いハイライトが追加、灰色の網かけと取消線をしたところが削除箇所、赤字が前回会合後の修正です。ただし、骨子は本文の要約であるため、本日は資料3-3の本文案に沿って説明いたします。
本文案作成に当たっては、獣医療現場の委員の先生からもコメントをいただいておりまして、それらも踏まえての案となっております。こちらも先ほどと同様、現行の中間取りまとめの本文を基に、黄色ハイライトが追加した箇所、灰色網掛けに取消線をした部分が削除した箇所です。
参考資料5は、現行の中間取りまとめ本文を掲載しておりますので、必要に応じて御参照ください。
それでは、資料3-3の本文案の説明に入ります。
まず、はじめにでは、第2次での取りまとめ内容の概要について、3段落目に、愛玩動物看護師が飼養者の治療への参加や治療方法の選択を補助していくことが飼養者の信頼や獣医療の安全の確保に重要であること、愛玩動物看護師の免許取得後の研修実施や体系的な生涯研修の必要性などを第2次中間とりまとめとして取りまとめた旨の記載としております。
また、「その他の獣医療スタッフ」につきましては脚注で、「獣医師又は愛玩動物看護師の資格を有さず、愛玩動物診療現場で診療行為以外の業務に従事する者。」と記載しております。
その下の1番背景、2段落目の獣医療のところに「サービス」を追加しました。「獣医療サービス」は、令和5年度の獣医療報告制限の見直しの際に、獣医療法施行規則に初めて用いられた用語です。明確な定義づけはしておりませんが、診療行為に付随する説明、ケア等を含む広い概念として使用しています。「獣医療」は、あくまで技能両方の医行為で、それ以外の関係するもの全てが獣医療サービスに含まれるという位置づけで用いています。
新しい言葉で、まだなじみが薄いかと思いますし、医療のほうも調べたのですが、「医療サービス」という言葉は使われているものの、用語の明確な定義づけというのは確認できなかったのですけれど、飼い主や動物が受ける一連のケアというのを含めた際には、獣医療サービスを使用する方法で、本案は作成しております。ただ、明確な線引きが難しいということや、これまで獣医療という言葉で、医行為以外の部分も使われてきたというお話も伺っております。
続いて2番、愛玩動物看護師の資格と業務について。
(1)愛玩動物看護師の地位の2段落目に、愛玩動物看護師は、その知識や経験を活かして、法で位置づけている内容やそれ以外でも、様々な場で社会貢献しているということを追記しております。
(2)疾病にかかり、又は負傷した愛玩動物の世話その他の愛玩動物の看護ですけれども、「栄養管理」に、飼養者と動物の両方の意味を含むよう「・指導」を追記しているということと、動物分野においては、「助産」より「分娩介助」を用いて、それに続く「新生児管理」も重要な業務であることから、このように修正しております。
(3)診療の補助ですけれども、2段落目にもともと3(3)のチーム獣医療の愛玩動物看護師の役割にあった「獣医師の独占業務」を、こちらの箇所にあったほうが適切と考え、移動して書き下しております。
「一方で、診断等の高度な獣医学的判断及び技術が必要な行為については、愛玩動物看護師が実施できる診療の補助には該当せず、引き続き獣医師が実施しなければならない」としております。
軽微な日本語の修正は割愛しまして、3番、良質なチーム獣医療提供体制の整備について。
(2)チーム獣医療における獣医師の役割。こちらに、令和6年度開始の獣医師の制度である「専門医・認定医等の専門性に関する認定取得等により」を入れました。また、かかりつけ獣医療の存在を前提に、高度獣医療が発展するという観点から、「高度化を進める」の後に、「ことができる」を追加しております。
(3)のチーム獣医療における愛玩動物看護師の役割ですが、3段落目はちょっと文章が長かったので2つに分割して、日本語表現を整理しております。また、骨子の際にもお伝えした動物看護記録の質の向上、動物看護実践の継続性、一貫性の確保というところの記載も追加しております。
次のページの(4)チーム獣医療における飼養者の役割の重要性は、日本語表現の整理をしました。「飼養動物が傷病に罹患するなどすれば」とあったところを、「愛玩動物が傷病を負った場合には」とし、「投薬」をほかの箇所の記載に合わせて「動物用医薬品等の使用」、「手当」の前に「傷病」をつけています。また、「給餌の管理」というのも飼養者の役割として追加しております。
(5)良質なチーム獣医療体制の整備の必要性につきましては、獣医師に国家資格化した愛玩動物看護師自体は知られているものの、制度全体についての理解はさらに深める必要があると考えまして、チーム獣医療提供体制の充実を図る観点から、獣医師に対する普及啓発の必要性というものを追記しております。
4番、飼養者との信頼関係構築の重要性について。
こちらは、(1)で、愛玩動物や飼養者に寄り添った獣医療の提供について整理しており、(2)では、具体例としての必要な獣医療へのアクセスが困難な獣医療弱者への対応を取り上げています。
(1)では、飼養者が安心してチーム獣医療に参加し、役割を果たすためには、動物用医薬品等への理解増進と適正使用を推進し、必要な情報を提供することが重要。また、愛玩動物看護師が、飼養者との関係性に配慮しつつ、状況理解や治療方法の選択に際し、適切なコミュニケーションによって獣医師と飼養者をつなぐことで、安心して治療や 飼養管理に参加できる体制が整う。あと、これらの取組というものは獣医療の透明性、信頼性の確保や、質と安全性の向上にも寄与するということを記載しています。
骨子の際には、こちらにやりがいやモチベーションにつながる旨も記載しておりましたが、ほかの段落の内容についても、同様にやりがいにつながる内容であることから、今回削除しております。
(2)獣医療弱者に対する獣医療サービスについては、まず、1段落目は例示的に整理をして、2段落目で、地域社会活動との連携につきましては、骨子に認知の向上や社会貢献の観点というものを追加しております。愛玩動物の長寿化に伴い、緩和ケアを行う終末期獣医療や、高齢身体機能不全動物に応じた栄養管理指導・介護支援の需要が高まっている。一方で、飼養者の高齢化の進行などにより、必要な支援を受けにくい獣医療弱者も存在し、その対応が課題になっている。
あとは、こうした獣医療弱者に寄り添ったサービスは、飼養者のQOL向上にも重要であり、地域社会と連携した包括的な獣医療サービスの推進は、社会貢献の面からも意義が大きく、獣医師・愛玩動物看護師の認知向上、社会的な地位の向上にも寄与するとしています。
5番、愛玩動物看護師の生涯教育について。
(1)免許取得後の研修の必要性ですが、1段落目で、国家資格を有する専門職として、免許取得後も診療現場や教育訓練機関等における訓練や研修を通じ、技能向上や知識を深め、資質の向上に努めていく必要があるということを記載しています。骨子で用いていた「OJT」という表現よりは、より広い研修形態を含める形に修正しています。
2段落目では、ライフイベントに対応したキャリア形成や再就職等の支援の重要性、また、診療現場での技術向上の機会が限られることから、獣医師の臨床研修を行う診療施設で、愛玩動物看護師の研修を実施する等の体系的な生涯教育を推進する仕組みづくりについて、今後、検討が必要であることを記載しています。
(2)愛玩動物看護師の専門認定ですが、獣医師の獣医療レベルに沿った技能習得の必要性、専門職としての成長過程を明確化する習熟度の評価指標の開発、特定分野の深い知識や経験を有する人材の養成、専門認定制度の構築等を計画的に検討することの重要性を記載しております。
なお、愛玩動物看護師の専門認定は、診療機能に限らず、動物看護の実践等も対象となること、また、専門認定が愛玩動物看護師の処遇の改善に資することも期待しておりまして、まずは関連団体等による検討を進めることが重要としております。
おわりには、「技術レベルでの」「体系的な生涯教育の実施」「愛玩動物看護師の活動状況等も検証しながら」というところを追記しております。
説明は以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。
それでは、事務局からの説明について、御意見、御質問等をいただきたいのですが。
今、現場におりますと、愛玩動物看護師の重要性が、本当に毎年毎年、どんどん上がってきているなとひしひしと感じます。これはやはり、体制がはっきりしたのが本当に大きなきっかけになったのかなと思います。このシステムの制度、今後、愛玩動物看護師をどういうふうに成長させていきたいかという、非常に強い意志を社会に発信することになると思うので、この取りまとめは非常に重要なところかなと思います。
今日は幸い、いろいろな立場の委員の先生方に御参加いただいております。法律の専門家もいますし、それから獣医師の立場の方もいますし、愛玩動物看護師の立場の方もいますし、市民からの目線ところもありますので、ぜひいろいろな立場で、先生方に忌憚のない御意見をいただいて、さらによいものにしたいと思いますので、ちょっと若干時間が掛かるかもしれませんけど、ぜひ活発な御意見をいただきと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、浅野先生、お願いします。
【浅野委員】 浅野です。2点、コメントいたします。
1つは、6ページの5(1)免許取得後の研修の必要性の中ほどの「判断力や責任能力、コミュニケーション能力などの職業能力の向上」ということなのですけど、「責任能力」という言葉は、ちょっと違和感があるので、置き換えていただくことを検討ください。というのは、一般的に責任能力というと、事理弁識能力といって、法律上責任を負うことができる能力というふうに、一般的に11歳、12歳ぐらいのことを言うんですね。
また、刑事ですと、例えば心神喪失で、刑事責任を負わなくていいとかというときに、責任能力という言葉を使うので、非常に違和感があるので、例えば「責任感」とか「責任ある立場であるとの自覚を持つ」とか、要は獣医師と同じように、言わば国家資格者として責任を持つ、その義務感を強めていただくという、意識を強めていただくということが分かればいいのかなと思いますので、お願いします。
もう一点は感想なのですけれども、4ページ、5ページのところで、3、良質なチーム獣医療提供体制の整備についてという、これは以前の中間取りまとめにもあったもので、今回、4、飼養者との信頼関係構築の重要性についてというのを足したということで、用語として、「獣医療の提供」という言葉と、先ほど説明があった「獣医療サービス」という言葉の使い分けなのですが、明確な定義づけがされていないということなのですけど、私の認識としては、獣医療の提供というのが言わば核としてあって、獣医療サービスの提供というのは、言わば愛玩動物看護師も含む広い概念というふうに理解しておりまして、それがまず正しいのかということと、それを前提にして、3はもう獣医師が中心となる獣医療の提供というところに絞って、そこの補助ができるという形、そこに入り込む愛玩動物看護師という話で、4はそれを広げた獣医療サービスの提供というところで、主役としての役割として、飼養者の指導をするとか、そういうことで3と4で使い分けたのかなと思うのですが。それで私はいいと思うんですけど、そういう趣旨でよろしいですかということです。
以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。それではお願いします。
【事務局(農水省・鴨川)】 ありがとうございます。
1つ目の「責任能力」については、検討、修正したいと思います。
2つ目の獣医療の提供のほうが核で、獣医療サービスが広い概念というところは、こちらの認識と同じでございます。また、3の獣医療の提供のところ、4が愛玩動物看護師ならではのことということも、浅野先生の御理解で趣旨と相違はございません。
【西村座長】 ほかにいかがでしょうか。
中山委員、お願いします。
【中山委員】 私も2つございまして、まず、6ページの(2)ですね。「獣医療弱者に対する獣医療サービス」の「獣医療弱者」という言葉なのですけれども、「者」という語がついているので、これは飼養者だと思うのですけれども、中身を読んでみると、取りようによっては動物とも取れるのですね。
それで、例えば「医療弱者」と言ったら、それこそ医療サービスにアクセスできない患者さんのことだと思うんですよ。ですけれども、「獣医療弱者」と言ったら、それは飼い主さんになってしまうのですね。何となく、ちょっとずれがあるのかなという気がします。
これ、2段落目にあるように、「獣医療へのアクセスが困難な獣医療弱者」となっていますので、例えば「獣医療弱者」を「獣医療にアクセス困難な飼養者」というような言葉に変えたほうが、これは飼養者なのだということをきっちり示しているのではないか。獣医療弱者という言葉自体、そもそもあんまり使わないほうがいいのではないかなという気がいたします。そこが一点です。
それから、もう一つは、4ページの(2)のところですね。チーム獣医療における獣医師の役割、その2行目の終わりのほうに「専門医・認定医」となっているのですが、これは獣医師のことなので、「医」ではなくて「専門獣医師・認定獣医師」にしたほうがいいのではないか。この前、直す前にいただいた資料では「獣医師」になっているのですけど、なんで医になってしまったのかな。
獣医師会でやっております専門認定獣医師も、医ではなくて獣医師になっていますので、やはりこれは「専門獣医師・認定獣医師」としたほうがいいかなというふうに思いました。
以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。今の点は、何かありますか。
【事務局(農水省・鴨川)】 「専門医・認定医」のところは、検討します。こちら、公告のガイドラインでは「専門医・認定医」と書いていたので、そちらに合わせて修正したのですけれども、確かに専門獣医師のほうが分かりやすいと思います。「獣医療弱者」につきましては、すぐにお答えはできないのですけれども、確かに獣医療弱者は、飼養者と動物、両方とも取れるような表現であるという認識はしております。それを飼養者に限定すべきか。ちょっとこちらは、もしほかの先生方も御意見があったら伺いたいと思います。
【西村座長】 対象に動物も含むのであれば、それなりの記載をすればいいと思います。だから、飼養者と動物両方だというふうに記載すればいいかなと思うんですね。動物病院へは、動物が自ら行くわけではないですよね。弱者=飼い主ということですよね。
ほかにいかがでしょうか。
佐伯委員、お願いします。
【佐伯委員】 私も中山先生が御指摘されたページの、獣医療弱者の定義が重ねてになってしまいますが、よく分かりません。
最初の前段のところでは、「一方で」以下のところを見ると、「飼養者の高齢化の進行などに伴い、それらの必要な支援を受けることが困難な」ということになってくると、これは動物のことを指しているのかなとなるのですが、「者」という文字を使っているとなると、これは人間のことなのかなというふうになるので、言いたいことは分かるのですがというところですが分かりづらいです。やはり先ほど座長もおっしゃったように、動物だけが歩いてくるわけではないので、やはりそれは下の説明のアクセスが難しいという、飼い主さんに関わることというほうがいいのではないかなというふうには思います。なので、前段の部分の表現はちょっと分かりにくいというか、何か変えたほうがいいのではないかという感想です。
あと、全体的なところでは、前回の中間取りまとめもそうなのですが、今回もこういうものを出していただいて、その中身、訴えたいことについては非常にいいとは思いますし、ありがたい話だとは思うのですが、やはり特に一次診療のところでは、愛玩動物看護師という資格を持って、どういうふうにその資格を役立てていくのかというのは、まだまだ課題も多いと思います。こういった取りまとめについての浸透が不十分で、ほとんどの獣医師が、まだちゃんと認識していないのではないかと思いますので、日本獣医師会をはじめ、獣医師の関係団体、そのほか一般にも目にできるように、こういった報告書をどう出していくかということについては、広く周知できるように御検討いただきたいと思います。これはお願いです。
以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。
今の点、多分やるとすれば、獣医師会を介してということになると思うのですが、獣医師会はそういうことをやってくれるものなのでしょうか。
【事務局(農水省・嶋倉)】 日本獣医師会とは日頃から連絡等を取り合っておりまして、周知になりますと、日本獣医師会経由で都道府県獣医師会、そして獣医師会の会員である獣医師の皆様にというようなルートで周知等を行っておりますし、診療施設への周知になりますと、皆様開設届を出されていますので、都道府県庁の獣医事担当経由で、診療施設への周知等を行っているようなところになります。
【西村座長】 なるほど。じゃあ、そういうところを使って周知していくというのはできるということですね。
【事務局(農水省・嶋倉)】 そうですね。実際にこちらの取りまとめは、現時点で獣医療分野の内容になっておりますので、新しく出た際は、都道府県もそうですし、あとは獣医師会であるとか、ほかにも関係団体、様々な団体にしっかりと周知を行っていこうというふうに思っております。
【西村座長】 その際、多分文章だけではなくて、何かイラストつきでやっていただいたほうが。文章だけのものは、獣医師会報とかに載っていても、みんな読まないんですよ。
【事務局(農水省・嶋倉)】 参考資料5にある前回の中間とりまとめの終わりにも幾つかつけてはいますが、文字数が多いものもありますので、しっかりとポイントを押さえた、分かりやすい資料というのは、今後しっかりと作っていければと思っております。
【西村座長】 それでは、市川委員、お願いいたします。
【市川委員】 獣医療弱者に関して、アクセスの問題だけちょっと今取り上げられていたのですが、経済的な問題も当然あって、それに対して獣医師は応召の義務を負っておりますので、そういった部分をやはり保証であるとか、何か少し検討もしていかないと、片手落ちというか、そういった問題も出てくるのかなという気がしました。簡単にできることではないんですけれども、文章が先行してしまうと誤解を招くこともありますので検討していただければと思います。
【西村座長】 ありがとうございます。今の点、何かありますでしょうか。大丈夫でしょうか。
【事務局(農水省・嶋倉)】 獣医師法19条第1項において、応召の義務というのが定められている中で、例えば、経済状況が悪い飼い主さんが連れてきたときに、治療しなければならず、獣医師の経営に影響が生じてしまうという可能性もありますので、その辺りを適切に、どのようにするべきなのかというのは、今回愛玩動物看護師の会合になりますけど、それだけではなくて、獣医師審議会のほうでも話し合われていくべき内容だと思いますので、今後、それらの審議会であるとか、また、こちらの農林水産省とか関係省庁も含めて、その辺りをしっかりと検討していくことになるかと思っております。
【西村座長】 少し外れるかもしれませんけど、獣医師法の応召義務というのは物すごく曖昧ですよね。厚労省は応召義務について、明確な基準を出しましたよね。ああいうものがないと、どうしたらいいのと獣医師はみんな思っていると思うのですけど、ちょっとここで話すべきことではないかもしれません。よろしくお願いいたします。
ほかにいかがでしょうか。
じゃあ、山川委員からお願いします。
【山川委員】 先ほど座長がおっしゃった周知徹底の部分なのですけれど、教育の現場にも、ぜひこういったものを徹底してお配りいただきたい。我々、それぞれ専門の分野を教えておりますけれど、どこに向かって、何を目的に教えているのかというところがぼやけてくるというようなところがあるのですね。なので、やはりここに向かっているのだということを、教員一人一人が認識するということは非常に大切なことかなというふうに思いますので、教育の現場にもぜひ徹底して、告知をお願いできればと思います。
【西村座長】 今の点は、非常に重要なところかと思いますので、獣医学の二の舞にならないようにしたほうがいいかなと。
お医者さんと話していると、やはり医学概論的なことですかね。医師は何のために働くかというのは、最初にすごい徹底的にたたき込まれるらしいですけど、獣医学は、少なくとも知る範囲では、獣医学概論というのは本当に時間が少ないし。だから学生さんたちが、何のために獣医師になっているかというのがすごく曖昧なまま卒業していく感じがするのですよね。そこがお医者さんと全然違う点かなと思うので、愛玩動物看護師は、やはりその辺はちゃんと反省してやったほうがいいかなというふうに思います。
横田委員、お願いします。
【横田委員】 現在、この中間取りまとめの第2次というところだと思いますけれども、これは最終的な取りまとめがいつになるのかということを1つお伺いしたいのと、また、愛玩動物看護師法自体が2019年にできて、年が明けて第4回の国家試験が終わるのですけれども、先ほど、獣医師の中でも愛玩動物看護師法、あるいは愛玩動物看護師をどのように扱ったらいいのかということが不明だということが話されておりましたし、また、受診する飼い主さん側にしましても、どのような職位の方なのかということを、いまだに知らない方が大変いらっしゃるということです。
私どもも、愛玩動物看護師を知っていただくという活動をしていますけれども、まだまだ社会には浸透していないというのが実際のところだと思います。ですから、そこのところを獣医師もそうですし、また社会の方々に、どのようにお伝えしていくのかというのを、ぜひ今後の課題にしていただければと思っております。
この取りまとめ等、所感といたしましては、愛玩動物看護師が獣医療に果たす役割であったりというところで、大変有意義なものが期待されていると思っております。ですから、そこのところに責務を持って、愛玩動物看護師が今後ますます活躍するためにも、獣医師また社会に知ってもらうということが大変重要になってくると思いますので、その辺のところの御検討もよろしくお願いいたします。
【西村座長】 今の点について、何かありますでしょうか。
【事務局(農水省・鴨川)】 1点目の最終的な取りまとめにつきましては、参考資料4のほうに愛玩動物看護師制度推進に向けた検討事項がありますが、ここの一番下のところに、「法施行5年(令和9年度)を目途に『愛玩動物看護師制度のあり方』について検討結果を取りまとめ」とありますので、こちらにつなげるようなものとしていきたいのですけど、細かいところは、これから座長の西村先生にも相談して作り上げていきたいと思っております。
また、社会にどうやって浸透していくのかというのを、今後の課題として検討していきたいと思います。ありがとうございます。
【西村座長】 いろいろな病院で現場を見ているのですが、社会とは要するに飼い主さんだと思うのですけど、飼い主さんの認識は、獣医師の態度が一番大きいのかなという。どういうふうに取り扱っているかというのが大きいと思っています。獣医師が動物看護師を大切に思っている病院では、やはり飼い主さんも動物看護師をすごくリスペクトしている感じがするので、獣医師にうまく伝えるということが、結果的に一番大切なのかなという気はしています。そういう病院は、やはりうまくいっていると思いますので、よろしくお願いします。
それでは、磯部先生、よろしくお願いいたします。
【磯部委員】 獣医療弱者のところは、結局そのやり取りはどういうふうなことになったのかというのを、私が必ずしもきちんと聞こえていないのかもしれないのですけど、「弱者」という、「者」という言葉を使うと、通常やはり法律上の人格があるものということで、自然人や法人というふうなことかなと思ってしまいがちなのですけれども、「飼養者」という言葉と使い分けて、獣医療の直接の受け手である動物自体をイメージしているのか、そこのやり取りは結局どうなったのでしょうか。
【事務局(農水省・鴨川)】 先ほど、先生方からも意見をいただいて、「必要な獣医療へのアクセスが困難な飼養者」のほうで、検討する方向になろうかというところでございます。
【磯部委員】 ありがとうございます。
獣医療サービスの中に、一体どこまでを含む覚悟なのかということが問われるのだろうと思うのですけれど、これはどうなのですかね。動物も歳をとる、飼い主も歳をとる。先に飼養者のほうが天国に召されたとき、愛玩動物はどうなるのですか。人によって飼育されていないから、元愛玩動物となり、そこから先は、もう一切サービスの対象ではなくなる、言わば捨て犬、捨て猫と同じような扱いになるのか。飼い主がいなくなるといったときに、一切放り出すということもいかがなものかという気もしますので、何らか適切な引取手を探すとか、そういったことに汗をかくみたいなこともある程度含んでいるのか。その辺りはどうなのでしょうか。
【事務局(環境省・後藤)】 環境省、後藤です。磯部先生、ありがとうございます。
言葉についてなんですけれども、一応今までの中で、獣医療弱者のような意味合いで使われている言葉が報告書に載っております。愛玩動物看護師カリキュラム等検討委員会の報告書の中で、愛護・適正飼養分野で求められるもののところに入っているのですけれども、「動物飼養の困難者」という言葉があります。こういう言葉だといかがでしょうかというところなのですけど。
【磯部委員】 「弱者」という言葉を、動物の飼養を自らすることが困難になった人という意味で、あるいはそもそも飼養して医療につなげること自体が困難なというような、困難者と言い換えること自体は可能なのかもしれないのですけれど、今、私が言っているのはここではなく、もはや飼養者なり困難者が死亡した場合はどうなっているのですかと。
【事務局(環境省・石川)】 環境省の石川でございます。ありがとうございます。
基本的には、もし飼われている動物が残された場合は、そのときの状況にもよるのだと思うのですけれども、御家族がいらっしゃれば、当然御家族がその動物を引き継ぐということになりますし、もし誰もいない場合は、大体現状では、行政とかが少し仲介しながら、場合によっては、動物愛護センターで引き取るとか、いずれにしても、新たな飼い主を見つけると、そういうことになっております。これでお答えになっておりますでしょうか。
【磯部委員】 ありがとうございます。
つまり動物に対する診療の補助と、飼養する者への助言等が看護師の業務なわけで、飼養する者というのが居続ける限りは、ずっと医療弱者というのが存在し得るということでしょうね。なので、人として呼び込むということで十分可能なのかなというふうな気がしました。
でも、いずれにしても、次に遺族で誰が引き取るのかといったこと、隙間なく医療を継続するよう求めることも、また獣医療サービスの1つというような認識でいらっしゃるということであれば理解しました。ありがとうございました。
【西村座長】 ありがとうございます。
それでは、浅野委員、お願いします。
【浅野委員】 ちょっとここで議論する話ではなく、抽象的になってしまうかもしれないのですけど、今の点で、今回の取りまとめに関しては、やはり飼養者に限るということでいいと思うのですね。それは飼養困難者だけではなくて、飼養は困難でなくても、獣医療サービスへのアクセスが困難というのは当然含むので、そして「獣医療へのアクセスが困難」には、車とかそういうことだけではなくて、経済的なものも含むということでいいのではないかなと思います。
ただ、この議論はそれでいいのですけど、先ほど中山委員が、動物を含むのなら、それも説明が必要とおっしゃっていて。この上の文章、「飼養者の高齢化の進行などに伴い、それらの必要な支援を受けることが困難な」と言ったら、本来動物なのですよね。その動物を抱える飼養者ということが言いたいのだと思うのですけど。ただ、本当は動物も含みたいよねというのは正直あって、その動物を含むというのは、先ほど磯部委員も触れていた、相続人たちがいない場合はどうするのですかという話で。それは環境省のお答えで、今はそういうのは動物愛護法のほうで、言わば地域の行政が引き取って、なるべく次の飼養者につなげるという方向で保護をしていると。そこに愛玩動物看護師というのは、そこへも関わるべきなのか。山川委員も、どこへ向かうのか明確にしてほしいとおっしゃっていたところです。あくまで飼養者に対しての飼養だけでいいのか、動物保護というところにも向かうのか、やはりそこら辺は愛玩動物看護師を目指す人は、特に思うと思うのですよね。
今回は、もちろん飼養者だけでもいいと思うのだけれども、動物愛護法の趣旨を愛玩動物看護師の役割の中に、何とかその動物を保護して、次の飼養者につなげるとか、そういうことも本来的には含むのか、ちょっと何となく気になったので、時間があればですけど、皆さんの意見も聞きたいなと思いました。
以上です。
【西村座長】 今の点、いかがでしょうか。
【事務局(農水省・星野)】 今、御議論させていただいていますが、まさに獣医療ということで、動物に対しては獣医療をどこまでアプローチしていくかということが中心になります。ただ、今、先生方に御意見いただきましたように、動物自体が実際に獣医療を受けられない状況になったときにどうするか。そうすると、これは今後御議論されるのだと思いますけど、愛護適正飼養の中でも若干オーバーラップしてくる問題かなと思いますので、今日、また先生方のお考えとか、今、西村座長のほうからいただきましたけれども、先生方のイメージとかお考えをいただきながら、どのように書き分けていくのか、ちょっと御検討させていただきたいなというふうに思います。
議論する場は、この後もあると思いますが僕らの書き込んだ案としましては、獣医療ということでのアプローチで書いていますので、確かにおっしゃるように、適切な飼養管理というのは、ある意味獣医療の延長かもしれませんので、その辺の御議論を今後させていただきたいと思いますけれども、まずは各先生方のイメージというか、お考えをお教えいただけたらというふうに思います。
【事務局(環境省・石川)】 動愛法の観点から補足させていただきます。
先ほど申し上げたような形で、全国で既に活躍いただいている愛玩動物看護師の方々がいろいろな場面で、動愛法にも関わってきていただいています。一方で、この愛玩動物看護師の法律にも、大きな目的として、愛玩動物の適正な飼養に寄与するというところが含まれておりますので、愛玩動物看護師の皆さんは、当然その飼育者を対象とするだけではなく、愛玩動物の適正な飼養に寄与するための役割を果たすことが位置づけられているということになります。
ただ、今回の中間取りまとめについては、先ほど星野課長から申し上げたように、獣医療という観点で整理をしているところです。少し前の議論にありましたけれども、令和9年度にまとめる愛玩動物看護師のあり方については、当然今のようなお話も踏まえて、農水省と連携しながら取りまとめていきたいと考えております。
【西村座長】 市川委員、お願いします。
【市川委員】 動物病院を運営している立場から現状をお話ししますと、獣医療サービスの中に、飼い主が飼養困難になった場合の新しい飼い主さんを探すとかというのは、現状としては難しいかなと思って。今、磯部先生のおっしゃった、どうなっているかというと、行政に頼る場合と、それから愛護団体と、それから今、少しずつできてきているのは、ペット信託のような、生前からいろいろなシステムを用いて、自分に何かあった場合に幸せに暮らせるようにというものが進行してきています。ただ、まだ一般的ではないというのが現状になっているのかなと思います。
【西村座長】 ありがとうございます。
この点については、もう少し御意見いただいた上で修正を加えていくと、よりよいものにしていくということにしたいと思います。
ほかにいかがでしょうか。
そうしましたら、ほかにもまだ御意見があるかもしれませんので、これをじっくり読んでいただいた上で、ありましたら、事務局のほうにメール等で出していただければいいかなと思います。とにかくいいものを作りたいですので、よろしくお願いします。
それでは、本文案及び骨子案について、事務局は本日の意見に基づいて、さらに追加で御意見をいただいた上で、必要な部分の修正等をお願いいたします。そうしますと、次回会合では、全体を提示して審議させていただくということにしたいと思います。ということでよろしいでしょうか。
そうしましたら、次の議題に移ります。
(4)動物愛護・適正飼養運営における愛玩動物看護師活躍推進について、事務局から説明をお願いいたします。
【事務局(環境省・後藤)】 お手元に資料4-1を御用意ください。
動物愛護・適正飼養分野における活躍推進のあり方についてです。活躍推進に関連しまして、環境省でも8月から、愛玩動物看護師の池下が所属しておりますので、報告させていただきます。
前回の令和7年第1回の会合のときにお示しした今年度の取組内容の対応状況について御報告させていただきたいと思っております。黒字の部分は前回記載のものでして、紫で書いているものが対応状況というところになります。
(1)動物愛護管理行政の登用と(2)民間企業における職域拡大というところに取り組んでおりまして、左側、動物愛護管理行政の登用についてですけれども、(1)①認知度の向上に向けた取組ということで、普及啓発物の送付を随時進めております。また、動物愛護週間ですとか、ぼうさい国体等の各種イベントでの配布等も行っております。
また、説明会の場を設けるということで、愛玩動物看護師制度のお話ですとか、こんなことができる資格なのだよということを自治体に向けて周知するための説明会については、来年2月開催を予定しております。
(1)②-1自治体での登用の方策の検討・実施ということで、自治体登用のモデルケース作成に向けた取組ということで、自治体からヒアリングを継続して行っているところです。また、雇用についての問合せというのも何件か受けて対応しているというところになります。
意見交換の中での自治体からの主な意見を下に書いておりますが、前向きな意見としては、獣医師不足を補うためにも愛玩動物看護師の採用枠の要望を上げていきたいので、まずは会計年度任用枠から始めたいというような自治体の声も届いております。
また、「動物愛護管理法の条文内動物愛護管理担当職員に資格を指定し、地方交付金による手当があれば、採用設定時の理由付けになり得るのではないか。」というような意見もありますので、そういったところも検討の1つなのかなと思っています。
では、次のページお願いします。(1)②-2のほうですね。自治体での登用の法則の検討の対応状況についてです。
以前も自治体側だけではなくて、大学生や学生さんたちを出す大学や養成所のお話も聞いてはいかがかというお話もいただいておりましたので、大学側へのヒアリングを行っているところです。大学側からの主な意見としては、大学によっては、食品衛生監視員や環境衛生監視員等を取得可能というものや、大学、自治体、各団体の協力等ができて、ネットワークづくりができるといいというところで、例えば学生さんが自治体にインターンを希望した際のスムーズな連携体制の構築等があるといいというような意見も聞いております。
その下にある資格一覧というところで、大学看護師養成校の大学ですけれども、その中で取れる資格名を書かせていただいています。ここの任用資格の食品衛生監視員とか環境衛生監視員とかがある場合、自治体への登用もかなりスムーズになる要素になってくると思っております。
資料戻りまして、(2)民間企業における職域拡大についてです。
(2)①行政と同様に、認知度向上に向けた取組ということで、普及啓発物の送付を同じく行っております。
また、説明会の場を設けるということで、今月末に佐伯委員の御協力もいただきながら、雇用者向け、民間企業に向けて、説明会を実施する予定でおります。
次のページです。
(2)②-1活躍機会の拡大に向けた検討・実施ということで、以前より提示させていただいていた、新たな職域での雇用機会の創出ということで、愛玩動物看護師を雇用することで差別化できる要素の整理ということで行っております。概要は、次の3、4ページになっておりますので、後ほど少しお話させていただきます。
その次、(2)②-2として、社会課題の改善に向けた活動における愛玩動物看護師の付加価値の整理ということで、愛玩動物看護師の参画により改善が期待される社会課題における活躍事業を集約するために、付加価値の整理等をしております。その実施状況について、5、6ページに記載しております。
次のページです。
新たな職域での愛玩動物看護師の雇用機会創出に向けた検討ということで、想定される新たな職域、今も活躍されている方もいるけれども、これからますます期待しているというようなところを、グレーの下地で示しております。黄色の下地のところは、まだ雇用はないであろうが、愛玩動物看護師さんの知識等で十分活躍が期待できるのではないかというところをピックアップして、整理しているところでございます。
黄色のところで幾つか挙げますと、不動産等にまつわる業務ということで、何かといいますと、ペット共生住宅メーカーですとか、ペット飼育可能物件の取扱いなど、そういったところにも、動物生態環境学ですとか、いろいろと学ばれた知識や、今までの経験等を生かしていけるのではないかというところで、表としては、動物看護師の役割と差別化できる要素というふうにしてまとめております。
次のページに行くと、ペットの最期にまつわる業務というところで、グリーフケアですとかエンゼルケア等を挙げさせていただいております。
こういったことをまとめさせていただいて、これを基に新たな職域ということで、雇用側へのアプローチですとか、制度の周知ですとか、そういったことを進めていきたいと考えております。
5ページ目、6ページ目の社会課題の改善に向けた活動における愛玩動物看護師の付加価値の整備ということで、少し字が小さいのですけれども、こういった表をまとめさせていただいております。
社会課題・背景ですとか、対象となる職域、愛玩動物看護師の役割はこんなだよというのと、あとそういった課題等の解決に向けた附加価値はどんなものがあるかというところをまとめさせていただいています。適正飼養指導ですとか災害支援、動物介在教育、社会福祉関係、その他というような形で、愛玩動物看護師がいることで附加価値となるものにはどのようなものがあるかも整理をさせていただいております。この資料を基に、実際に活躍されている方へのヒアリング等を行って、事例集などを作って、まとめていきたいなと考えております。
私からは以上になります。
【西村座長】 それでは、続きましては、動物愛護適正飼養分野のお話をお伺いするために、主に動物関係の雑誌等を出されている株式会社EDUWARD Press、出版事業部の一般企画室プロモーション支援事業、渡邉恭平様にお越しいただいております。
渡邉さんは、日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保健看護学科を御卒業された後、製薬会社等の幾つかの企業において経験を積みながら、第1回国家試験で、愛玩動物看護師の資格を取得されております。現在は、獣医や動物看護分野の出版社にて、営業職として御活躍されております。
本日は、愛玩動物看護師としての知識や経験が企業でどのように生かされているか、現状や今後のビジョン等について、お話をいただこうと思います。
それでは、渡邉様、よろしくお願いいたします。
【渡邉外部委員】 ただいま御紹介いただきましたEDUWARD Pressの渡邉と申します。本日このような機会をいただきましたことを、皆様に大変感謝申し上げます。
スライドを作る上で、自身をどう表現したらいいのかというところで、資料4-2の1枚目です。恐らく私を分かりやすく説明すると、「愛玩動物看護師×営業」というワードがしっくりくるかと考えております。
2枚目に移っていただきまして、まず自己紹介です。私がどんな人間かというところを少しお話しすると、その後の話にもつながってくるかと思います。
まず私、渡邉恭平と申しまして、看板屋の息子でございます。この背景が私の中ではものすごくキーになっていて、小さい頃から、看板なので絵や文字など、絵とイラストとのバランスというものをすごく見てきました。なので、芸術や美術関係に小さい頃からすごく興味がありまして、例えば映画だったり、小説だったり、音楽だったりというところをすごく感度高く見てきました。そういう美術関係のものに触れていると、やはり空想にふける時間というのが小さい頃からありまして、これがこんなふうになったら面白いのではないかというのを考えておりました。
もう一つ、私を示すときに分かりやすいキーワードが「ポジティブモンスター」でございます。ちょっとこのワードが、ここでふさわしいワードなのかはご容赦ください。もともと明るい性格で、人とのコミュニケーションが好きで、小さい頃からサッカーやバスケット、チームスポーツなどをしてきておりまして、人とのコミュニケーションに関してはすごく前向きでございます。
好きな言葉がございまして、「報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。」恐らく、この前の「努力は必ず報われる。」というほうが有名だと思うのですけど、私はその後に続くこの言葉のほうが好きで。なぜかというと、努力を継続するには、成果が出るまで工夫を続けることが重要なのだということを示しているからです。何か1つのことに向かっていくのですけど、そこに対して、いろいろなアプローチを試して成功していくと、それが報われるのだよということ。何かこの言葉があると、挫折しそうになったときでも、今のアプローチは違ったのかなというふうに考えられるようになりました。そんなことを思うとどんどん前向きになりまして、どんな困難があっても前に前に進んでいき、失敗を後々経験とするという考え方になりました。
4枚イラストを入れたのですけども、一番左が妻で、その右の小さいのが僕、その右が息子、その下が娘で、1人の親と3人の子供という賑やかな家族構成でございます。
次のスライドに移っていただきまして、経歴です。
先ほど西村先生からも御紹介いただきました通り、日本獣医生命科学大学の獣医保健看護学科の卒業になります。4期生になります。本日、御欠席されていますけど、小田先生が1期生になるかと思います。先日、日本獣医生命科学大学で周年イベントがありまして、いろいろな方とお話をして、皆さんがすごく活躍されているのを目の当たりしまして、私ももっと頑張らなければということ感じたところであります。
大学の研究室は病理学研究室におりまして、切片を切って染色をして、卒業まで、ずっと顕微鏡を見続けるという生活をしていました。そんな大学を卒業した後、中北薬品株式会社という、会社事業で言うと人の医療、薬局や病院にお薬や医療器材を卸す会社なのですけれども、その中に動薬部門という動物病院を担当する部門がございまして、そちらの配属になり、主なお客様は動物病院でした。医薬品やサプリメント、フード、あと医療機器、医療資材というようなものをいろいろと御提案して、御購入いただくというような仕事をしておりました。
また、その中で新しい支店の開設にも携わりまして、物流管理なども見てきました。そこでの営業経験、この期間がすごく長かったのですけれども、そこでいろいろな先生たちとお話をしていて、「自分が訪問している動物病院だけではなくて、もっと業界全体に自分が貢献したり、今までお世話になった先生に何か恩返しできるものがないのか」というふうに考えたときに、株式会社JPRというところに入社をいたしました。
ここに生田目という者が社長でおりまして、プリモ動物病院グループという相模原を中心に展開している動物病院を運営する会社になるのですけれども、その生田目のところに入りまして、事業開発もするような部署でございました。そこの部署で、動物病院の運営スタッフとして、病院の院長やスタッフの方と関わったり、それと並行して、外部の企業様のコンサルティングだったり、新規事業の立ち上げをサポートする仕事もしておりました。そこに在籍しているときに、愛玩動物看護師国家資格に合格いたしまして、資格を取得しております。
その後に、EDUWARD Pressですね。分かりやすく言うと、獣医療の出版社ではあるのですけれども、入ってみると、「総合教育メディア企業」という表現が会社事業の実態を表していると思います。出版社の部分、教科書とか雑誌とか書籍というものはもちろん扱いがあるのですけれども、このEDUWARD Pressの特徴としては、例えばVRの技術を取り入れたり、3Dの解剖図、お薬の検索サービスというような、獣医療をサポートする、また教育につながる事業を展開しています。
そこでは新しく、獣医療出版社とはちょっと異なる方向性で、「すばるコレクト」という事業もスタートしております。これは障害のある方や御支援が必要な方、そのご家族に向けて就学や就労の支援をサポートするメディア事業になります。
獣医療出版社が、なぜこんなことをするのかというのが、なかなか難しい部分かと思うのですけれども、本日の資料にも出てきたQOLという言葉があると思います。株式会社JPRでは、それをQAL:Quality Of Animal Lifeとして、ペットとそれに関わる方たちの生活の質を向上していくという考えがありました。それをまた進化させまして、QXL:Quality Of X Lifeとして、このXに当たるのは飼い主さん、ペット、それに関わる方だけではなくて、社会で生活するどの方も、このXに当てはまるというふうに考えたところから、先ほどの障害のある方へのサポート事業につながります。
次のページに移っていただきまして、そんな会社で、私が今、何をしているかというと、企業の窓口やプロモーション支援事業ですね。俗に言う広告営業というようなことをしております。
広告営業というより、私はこの「プロモーション支援事業」が実際に行っていることを表していると思うのですが、業界内外問わず、多くの企業や団体の課題解決サポートをするような業務内容です。具体的にお話すると製薬会社、サプリメント会社やペット関連の会社、医療系の会社の方、スタートアップや新規産業参入企業など。まさしくひとつ前の議題の中であった、今後、民間企業における愛玩動物看護師の職域拡大の中に出てくる団体だったり企業は、私のクライアントになるところで、そういう団体の課題解決のために情報発信を一緒にどういうふうにやっていくのかということを、進めていく仕事をしております。ここではマーケティングの知識を活用しながら従事しております。
あとは企業窓口、分かりやすく言うと、企業と弊社の編集や制作チームをつなぐ仕事をしております。
次のページに移っていただいて、愛玩動物看護師の資格がどういうふうに活かされているかというところで考えますと、まず一つは、獣医療領域のコミュニケーションの質の担保ができるというところになります。あとは、このコミュニケーション中で企画力というか、業界の課題への理解も入ってくるかと思います。やはりある程度、獣医療領域の全体の流れを分かっていると、そこの前段の話を省略して、じゃあ、この企画のコアになる目的とか、そこで見える未来とはどんなものなのかなというのをすぐにお話できるというところが、非常に役に立っているなと感じております。
また、お話を聞くときや、企画を進めていくときに、必ずヒアリングをさせていただいているのですけども、そのときに企業様からの課題なり、やりたいことというのがあって、それはどういうものなのかということを深く伺うことができることも一つだと思っております。
もう一つ、業界内外の人を繋ぐことができるというところで、動物病院での飼い主とのコミュニケーションと同じように、動物病院では獣医師と飼い主の間に立ってやっているかと思うのですけれども、私の場合だと、企業と企業をつなぐ役割があります。企業の中には、獣医療の知識などがあまりない方もいらっしゃったりして、そういう方に、獣医療の企画を実施する場合に、こういう視点、こういう調整が必要になってきますというようなコミュニケーションがすごく取れるようになっていると感じております。
あとは資格自体の説得力といいますか、やはり「愛玩動物看護師の資格を取られているのですね」と言われることがすごく多いです。そうすると、ある種、私の言葉一つ一つに重みが出る。もちろんその反面、責任も出てくるので、そこをしっかりと考えながらにはなるのですけれども、やはり一つ一つの言葉に重みが出せるということをすごく感じております。
次に、私が今後どんなことを考えているのか、こんな未来があったらいいなというところをお話します。
まず、今のやっていることを突き詰めていきたいなと感じています。私の仕事では、どうしてもマーケティングの視点も入ってくるので、ビジネスの最新情報ですとか、そういうものも常日頃入れながら、ご紹介した障害者の方の支援事業もあるので、やはり獣医療だけでなくて、獣医療と何かほかの業界をつなぐ橋渡しのためには、違う業界の知識もある程度入っていなければいけないと感じています。そういう最新情報も取り入れて、それをペットや獣医療にどうつないでいくのかということを、今後も発信していければと考えております。
もう一つは、愛玩動物看護師を持った経営者というふうに書いているのですけれども、いろいろと野望がありまして、最初の自己紹介の部分で、看板屋の息子ですと書いたのですけれども、父が社長をやっているので、やはり経営者というものに一種の憧れがあります。経営者としてやっていくということは、一人で運営している場合もあると思うのですけれども、多くの場合は従業員がいて、その方たちの雇用を生み出しているというところですね。これはすごいことだということを、今、仕事をしながら改めて感じています。ぜひ私もそういう自分の事業なり何なりで、私だけではない、いろいろな方の雇用を生み出す立場になっていけるとよいと考えております。
また、今、獣医師資格で社長の方がたくさん出てきているかと思うのですが、まだ愛玩動物看護師を持ちながら社長をやっていますという方は、それほど多くはないかなと思います。何とか私がそこになっていければというふうには、野望として考えております。
最後に、私がこんなことをやっているよということを外に発信していけると、同じ愛玩動物看護師資格を持っている方の可能性だったり、未来のビジョンというか、こういう選択肢もあるのだ、もしくは私を飛び越えて、いや、もっとこういうこともできるよねという発想のきっかけの1つになっていければいいなと、そんな思いで今、仕事をしております。
ちょっと駆け足になりましたが、以上が私のプレゼンになります。
【西村座長】 渡邉様、ありがとうございました。
それでは、先ほどの事務局からの説明及び渡邉様の御説明事項について、何か御質問とか御意見とかがございましたらお願いいたします。
それでは、佐伯委員、お願いします。
【佐伯委員】 渡邉様、ありがとうございます。
ちょっとお聞きしたいのは、最後のビジョンに絡むところで、今後いろいろなところに、愛玩動物看護師の活躍の場を広げていただいたり、御自身もいろいろやりたいということなのですが、この会議の課題でもありますが、今後の制度上の問題というところがあると思うのですけれども、愛玩動物看護師制度について何かこういうふうなことがあればいいとか、制度的なところでの御希望とか期待とかというのは何かありますかというのが1つ、御質問です。
あとは、先ほどの環境省からの説明のことについても、続けてしまっていいでしょうか。そちらに関しては、ちょうど先ほどの中間取りまとめのところの問題とも重なると思っているのですが、やはり獣医師法の「飼育動物」という定義と、動愛法の「愛護動物」というところの定義が、結局は関係してしまうのではないかと思います。つまり飼育動物というのは、飼い主がいるという動物になりますし、愛護動物も、人の管理下というのもあるのですけれども、それ以外のものも含まれる中で、職域を広げていこうという中で、特に適正飼養分野に広げていくと、結局今の獣医師法を基にした愛玩動物という定義が、ちょっと狭過ぎるというところが問題になってしまうと思うのですね。例えば、動物園とかレジャー施設とかいうところになると、動物はたくさんいるわけですが、そのような施設が愛玩動物看護師を雇用をしたいと思っても、ちょっと話を聞いたところでも、やはり愛玩動物看護師としての採用は難しいようです。飼育員としては入れてもというところが、どうしても出てきてしまうので、そこは農水省さんと環境省さんでちょっと話し合っていただかないと、結局はそこの問題に行き着くのではないかなというふうに思います。なので、そこをお願いしたいと思います。
以上、2つです。
【西村座長】 それでは、渡邉様からお願いします。
【渡邉外部委員】 ありがとうございます。
私の現状の制度的な希望というと、なかなか難しいところではあるのですけれども、先日、大学時代の研究室の教授とお話しすることがございまして、そこでお話をしていたのが印象的で、私もなかった視点だなと思ったのが、やはりこの愛玩動物の規定の中に大動物の要素を入れる、入れないというのは、もちろん議論が尽くされてきたことだと思うのですけれども、やはり教授としても、動物に関わることだったら愛玩動物看護師がいろいろと対応できるように、動物種に縛られないというのが、将来的に入っていくと、より幅が広がっていくのかなと。もちろん、制度的な難しさもたくさん出てくるとは思うのですけれども、やはりそこまでいくと社会的な意味というか、この資格の重さというのも、また広がっていくのかなというのは考えております。
あとはもう一点、制度的なものではないのですけれども、やはり愛玩動物看護師の資格の、世間一般と言うとあれですけども、ペットに関連する企業の方でも、「そんな資格があるのですね」と言われることがまだあるので、この辺の発信というところは、今後もぜひ続けていただけるといいのかなというふうに考えております。
【事務局(環境省・近藤)】 2点目でございますが、動物愛護管理法、獣医師法から、さらにウイングを広げてというようなお話だと認識しております。今の動物愛護管理法は議員立法で、国会議員の先生たち主導で、今まさに御議論がなされているところでございます。我々も思うところはありますし、佐伯先生からもお話がありましたので、そういうお声も届けながら、少し議論を深めていきたいというか、こういう声があるということもお伝えしながら、対応も含めて考えていきたいと思っております。
愛玩動物看護師法を改めて見ていて、2条2項で、診療の補助と、愛玩動物の看護、それから最後に、「並びに飼養する者その他の者に対する愛護及び適正な飼養に係る助言その他の支援」と、やはりやや広くは書いてありますので、いろいろな余地があるのかなと思って、改めて考えたいと思っております。
【西村座長】 ありがとうございます。
それでは、農水省からお願いします。
【事務局(農水省・嶋倉)】 ありがとうございます。先ほど、佐伯委員から獣医師法における飼育動物の定義についてご発言がありましたので、そちらについて、御説明させていただければと思っております。
獣医師法第1条の2におきまして、「この法律において「飼育動物」とは、一般に人が飼育する動物をいう。」というふうに定義しておりまして、そちらについて、平成5年の逐条解説には、一般に人が飼育する動物というのが、その状態で現に飼育されているか否かではなくて、例えば犬が野犬であったとしても、犬というのは一般に人が飼育する動物であるので、獣医師法の飼育動物に含むというような解釈をしているようなところになります。
愛玩動物看護師法は議員立法になりますので、全く同じ解釈かというと、そうではない可能性もありますけど、我々として、獣医師法の飼育動物の中から、愛玩動物というのが定められているということもありますので、農林水産省としての解釈としては、例えば野良猫であったり、野犬とかであっても愛玩動物に含む、そのときに飼い主がいるかどうかではなく、犬、猫、愛玩鳥というものは、もう全て飼育動物、愛玩動物というような形で解釈しているようなところになります。
【事務局(環境省・小林)】 佐伯先生の問題意識は、愛玩動物看護師法における愛玩動物の定義が獣医師法の17条に基づく飼育動物の犬、猫、愛玩鳥になっていて、動物愛護管理法の愛護動物と定義が異なりますよねと。動物園等での犬、猫、愛玩鳥以外の動物に対して、愛玩動物看護師としての業務としてということだと、活躍の場が限られるという御指摘だったと理解しております。ここは確かに法制度的に限定されているのですが、一方で、愛玩動物に関しても、活躍の場というのをまだ広げられる余地というのは、先ほどの後藤からの説明も踏まえて、医療現場以外のところでもまだまだあろうかと思っています。
まずは職域として広げていく努力というのを進めていきながら、また、先ほどあったような法制度的なところでの齟齬というか、ずれをどうするかについても何か考えなければいけないのかなというのは、担当として思ったところです。
以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。
動物種をどこまでというのは、獣医師自体もかなり曖昧ですよね。愛玩動物看護師もそれに基づいていますから。でも愛玩動物看護師のカリキュラムには、いろいろな動物がありますよね。だから、実際にこういうところを活躍してほしいよねというのは、ちゃんとカリキュラムに組み込まれているということにはなるかなと思います。
ほかにいかがでしょうか。
じゃあ、お願いします。
【横田委員】 実際にこの一覧を見ますと、水族館や動物園などでも活躍してほしいだとかいうこと、またペット、またレジャー産業等というところはあるかと思いますけれども、現行の愛玩動物看護師の現職の移行措置が、あと1年というところになってきている中で、実際に動物園や水族館で診療の補助のようなことをしている者が、対象動物の犬、猫、愛玩鳥を扱っていないために、国家試験を受けられていないということを見聞きしているのですけれども、その辺の問題は、あと1年の経過措置を残す中で、何か対策とか、そこは受験できないでそのままいくのかということを、ちょっと意向をお伺いしたいと思います。
【事務局(農水省・嶋倉)】 御指摘の点につきましては、予備試験の関係かと思いまして、法律の愛玩動物看護師法附則第3条で、受験資格等について規定しておりますが、その中で、予備試験は法第2条2項に規定する業務を5年以上業として行った者、またはこれと同等以上の経験を有すると認める者であって、指定した講習会を修了した者でなければ受けることができないと。法第2条2項に規定する業務というのは、愛玩動物の看護であるとか、愛玩動物の適正飼養助言というふうに、「愛玩動物」となっているので、犬、猫、愛玩鳥以外を対象にした人は、こちらの受験資格を得られないというような御指摘かと思っております。
こちらについては、現時点で何か対策を取るというよりは、やはり愛玩動物看護師法は愛玩動物を対象にした法律にはなってきますので、基本的には犬、猫、愛玩鳥を対象として業務を行われた方に対しての受験資格で、それ以外の方につきましては、例えば、水族館の方、そちらの方は大変かもしれませんけど、愛玩動物看護師の資格が必要だと感じられるのであれば、愛玩動物看護師の養成校をもう一度受け直していただくようなことが必要なのかなというふうに、現時点で考えているところです。
【横田委員】 ありがとうございます。
基本原則というのは理解しておりますけれども、このように環境省から、民間企業における職域拡大というところを出されますと、やはり実際に勤務している者たちの気持ちであったりだとかをくみ取りますと、やはり今後だけ期待して、今まで活躍してきた者たちの気持ちを踏みにじるのかというようなことが噴出しかねないと多少思っておりまして、基本原則は十分承知しておりますけれども、やはりそういうようなところで、本当にこのような整備を、本日も資料として社会に出ていくと、やはりそのようなことが水族館、動物園等だけではなく、社会の目というものから出てくるという可能性というものを、ぜひ今後もまた、検討していただきたいと思っております。
【事務局(環境省・石川)】 御指摘ありがとうございます。
仕組みについては、これは法律に書かれているものですので、先ほど農水省から御説明したとおりなのですけれども、先ほど申し上げたように、令和9年に、この現状を踏まえて、愛玩動物看護師制度のあり方をこの委員会で取りまとめるということになっております。今回御発言いただいたことも踏まえて、我々の実態調査とか検討とか、そういったところを進めていきたいと思います。その上で、この委員会としてこうあるべきといったところをまとめていきたいくことになりますので、御意見を引き続きいただければと思います。
【西村座長】 それでは、御意見等につきましては、次回の会合で経過等の報告をお願いいたします。
それでは、次の議事に移ります。(5)生涯教育について、事務局から説明をお願いしたい。
【事務局(環境省・後藤)】 資料5をお手元に御用意ください。
愛玩動物看護師の生涯教育の実態調査結果についてということで、御報告いたします。
令和6年度第3回の合同会合において、愛玩動物看護師関係の2団体、動物看護師統一認定機構と、日本愛玩動物看護師会による生涯教育の実施状況を報告いたしました。今回はもう一つ、愛玩動物看護師関係の団体ということで、日本動物看護学会について、現状を御報告します。
日本動物看護学会については、ここの記載にあるとおり、主に愛玩動物看護師に向けた生涯教育ということでは、一番下にあります『学術講座』が該当します。
次のページをお願いします。学術講座についての詳細です。
学術講座については、学会会員の卒業教育を支援するために開講しているものとなります。大学教員が中心となって、ウェブで視聴する形を取っております。会員専用ページから視聴可能であって、1回につき約1時間から1時間半、現在20講座ほどありまして、累計受講者数の集計はないのですけれども、受講条件としては、会員であれば無料でいつでも見られるという講座になります。
成果や課題としては、会員全員が受講しているわけではないが、休みの日など、いつでも気軽に視聴できる環境を提供している、学術講座数や学術講座内容については、今後も年4講座ほどを想定して追加していく予定、資格認定ではなくて、学術団体らしい高度な内容と職域を超えた幅広いテーマを扱っていきたいということ等をお聞きしております。
次のページをお願いします。
愛玩動物看護師関係の3団体出揃いましたので、生涯教育の比較ということで表にしております。
左の列については、臨床関連分野、愛護・適正飼養関連分野、社会課題関連分野、職業倫理・法制度ということで、この3団体が実際に行っている内容で、4つに分けさせていただきました。○や◎についてですが、○や◎がついているものは取り組んでいる内容でして、とくに重点的な取組をしていますよということをヒアリングでお聞きしたものを◎にしています。
一旦、この愛玩動物看護師関係の3団体についてまとめさせていただいていますが、獣医師の関係団体でも、愛玩動物看護師の認定制度ですとか、生涯教育について取り組まれていている団体もありますので、引き続き情報を把握していきたいと考えております。
事務局からは以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。
続いて、日本動物看護師会から、生涯教育についての取組の御紹介があります。横田委員からお願いいたします。
【横田委員】 お時間を頂戴して申し訳ありません。愛玩動物看護師を対象とした生涯教育というところで、今、愛玩動物看護師は3年目となりまして、そろそろ外部での研修内容というのが出そろってきたところかなと思っております。
今日、パンフレットをお手元に配らせていただいたのですけれども、人医療の看護師のオンライン学習を行っていた企業が、愛玩動物看護師に向けてできないだろうかというところで、今回この研修制度というものを出しております。初めて動物分野に参入してきましたのでアドバイスをというところで、今回の講演の内容であったり、講師であったりというところをアドバイスしたというところになります。
内容を見ていただきますと、かなりのプログラムの数になっておりまして、これはやはり臨床から、基礎動物学となります生命倫理であったりが入っておりますし、また看護記録につきましても、国家試験を受けるまでに養成校で習うだけではなく、やはり臨床現場に出てから、看護記録をどのようにしていくのかというところ、また、一番最後のプログラムでは、動物看護研究についても取り組んでいると設定しているというところになります。
また、もう一つのここの特徴といたしましては、ラダー化をしているところがあげられます。ラダー化といいますと、ステップアップしていくというところになります。やはり国家資格を持って、1年目、2年目の者たちが仕事に入り、ステップアップをしていってほしいというところがあって、ラダーⅠ、ラダーⅡ、ラダーⅢという形で、それぞれの項目で進んでいける形を取っております。
また、今、若い方々は長いプログラムを見るのが大変ということがありまして、各プログラム15分から20分の、出勤時間や休憩期間でも学習を積み重ねられるというようなものが設置されてきているというところの御紹介です。
また、大変参加数が多い日本獣医学フォーラムでも、愛玩動物看護師用のプログラムを出しております。ここは20プログラムかと思いますけれども、もともと臨床の獣医師の方々の集まりで、臨床分野のプログラムが大変多いのですけれども、その中で、私ども愛玩動物看護者の倫理綱領を出させていただいております倫理綱領につきましても1プログラムいただきまして、私のほうで解説をさせていただいております。
各生涯教育につきまして、いろいろなプログラムが現状出てきておりまして、割と学びやすいものが多く出てきているということを御報告させていただきます。
以上です。
【西村座長】 ありがとうございます。
事務局からの説明について、御意見、御質問等がございましたらよろしくお願いします。いかがでしょうか。
最近、何か生涯教育が急に増えましたよね。あちこちで見るようになりましたので、参加者はどうなのですか。多いのですか。
【横田委員】 そうですね。愛玩動物看護師を取ってからの学習意欲は、大変高いと聞いております。先ほど申しました日本獣医学フォーラムへの参集での参加というものも、年々伸びているというふうに、関係者から伺っております。ですから、多くの者が学びたいという気持ちを持って、学術大会への参加であるとか、このオンライン学習への参加であるというところに取り組んでいると聞いておりますので、ぜひ幅広い形で、いろいろなものが出てくると良いかと思います。
恐らく計画していたものが、そろそろ3年目ぐらいで、表に出てきたのかなと思っております。
【西村座長】 ありがとうございます。
ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、次の(6)その他ですが、事務局、何かあればお願いいたします。
【事務局(農水省・鴨川)】 では、今後のスケジュールについて、御連絡させていただきたいと思います。
本日、令和7年度第2回の合同会合を開催させていただきました。次回の合同会合は、来年3月24日を予定しており、追って詳細を御連絡させていただきます。
事務局からは、以上です。
【西村座長】 ありがとうございました。
本日の合同会合を通じまして、そのほか何か御意見、御質問等がございましたらお願いいたします。
じゃあ、山川委員、お願いします。
【山川委員】 すみません、お時間がないときに。
先ほどの民間企業への活躍というところで、本学は専門職短期大学として、産業界との連携というのをうたっている教育機関になります。ペットショップ、サロン、それからペットホテル、ペット同伴ホテル、トレーニング施設、老健ホーム、補助犬訓練施設、シェルター、それから霊園などのところに学生を送り出して、実務実習というのをやっております。もちろん動物病院もなんですけれど、同じ愛玩動物看護師をそういった産業界のところに送り出しております。
やはりそうした中で、実習から就職につながるというケースも多々出ておりまして、ペット同伴ホテルなどは、資格があるというのがクライアントさんの安心感につながっている、特に国家資格というところで、大きなアピールの材料になっているというような報告が上がってきておりまして、国家資格手当をつけようかというような話も出ているというふうなことを聞いております。なので、少しずつなのですけれど、やはり実際に活躍していかないことには、民間には広がっていかないかなというふうには思っておりますので、私どもとしても、実習から就職のほうにどんどんつなげていきたいなというふうには思っております。
あと一つが、入学者なのですけれど、国家資格になったことで、社会人の入学生が非常に増えてきております。社会福祉分野、それから医療分野、そのほか保護関連の方たちが、国家資格になったから学びたいということで、学び直しというのが非常に増えておりまして、専門職短期大学、それから同じ法人の専門学校も持っておりますので、専門学校などは、3分の1近くが社会人というような状況になってきております。なので、やはり様々な分野で、愛玩動物看護師の活躍の場が広がっているというのは間違いないかなというふうに思っております。
そしてもう一つ、この表の中になかったと思うのですけれど、やはり高齢者の施設で、ペット同伴の高齢者施設というのが増えてきている中で、介護者というのはペットの世話ができないというふうになっていますので、この辺りで、愛玩動物看護師が参入できるというのは、チャンスが大きいのではないかなというふうに個人的には思っておりますし、需要も確実にあるというふうに思っております。
以上、すみません、お時間ない中、述べさせていただきました。
【西村座長】 ありがとうございます。
社会人というのは、働きながら学べるということなのですか。
【山川委員】 いえ、一旦仕事を辞めて、3年間勉強して、そして活躍の場を元の場というか、そういう関連の場で求めていくというような、そういう方が多いような気がいたします。
【西村座長】 分かりました。ありがとうございます。
ほかにいかがでしょうか。
それでは、おかげさまで、本日の合同会議の議事を全て終了することができました。議事の円滑な進行に御協力いただきまして、誠にありがとうございました。
それでは、議事進行を事務局にお返ししたいと思います。
【事務局(環境省・小林)】 西村座長、円滑な議事進行を誠にありがとうございました。また、委員の皆様方におかれましても、御審議、御意見いただきまして、厚く御礼申し上げます。
それでは、閉会の挨拶を農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課、星野課長、お願いいたします。
【事務局(農水省・星野)】 西村座長はじめ先生方、闊達な御意見をありがとうございます。
本日、12月で大変お忙しい中、EDUWARD Pressの渡邉様、大変貴重な現場での声を聞かせていただきまして、ありがとうございました。資格を持ちながらの経営者ということで、非常に前向きな、どんな課題、困難も乗り越えて前へ前へ進むというあの言葉、非常に心に残っております。私自身も、そういう気持ちで頑張らなければいけないと、つくづく思いました。
また、今日は冒頭、予備試験の報告、それから国家試験は来年行われますけれども、それにつきまして、しっかりと、また環境省とも一緒に連携しながら取り組んでいかなければいけないということ。それからあり方の検討ということで、今日は獣医療の関係を中心に、第2次中間取りまとめの御議論をさせていただきました。職責や役割ということで、獣医療サービス、あるいは獣医療提供体制といった言葉の曖昧なところをしっかりと整理するとか、あとは獣医療弱者につきまして、細かい御意見をいただきました。ここについても、飼養者という視点から少し整理をしながら、また先生方の御意見もいただけたらなというふうに思っております。
それから、周知の方法ですね。こちらも獣医師はもちろん、教育の分野あるいは社会全体に対して、しっかりと御理解いただくような形で、何らかの形で、我々も発信をしていきたいというふうに思っていますので、また具体的なことは、先生方のお力を借りる場合もありますので、よろしくお願いします。
それから、適正飼養の活躍推進ということで職域拡大、こちらも対象動物の齟齬の話がございましたけれども、こちらは法律上で整備されている中で、今後どのように進めていくか、実態も見ながら検討しなければいけないということと、加えて職域の話、渡邉様はもちろん、日本愛玩動物看護師会の横田様、あるいは山川様のほうから、実際の現場のほうでの研修の話も聞かせていただきまして、生涯教育の大切さを改めて感じたところでございます。
大変お忙しい中、本日も先生方におかれましては、貴重な御意見いただきましてありがとうございました。また、事務局のほうで取りまとめまして、改めて先生方にお諮りすることもありますので、ぜひよろしくお願いいたします。
今年はこれで最後になりますけれども、年が明けて、いろいろと御議論させていただきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
本日は誠にありがとうございました。
【事務局(環境省・小林)】 それでは、以上をもちまして、本日の合同会合を閉会いたします。どうもありがとうございました。