中央環境審議会自然環境部会自然公園のあり方検討小委員会(第4回)議事要旨

開催日時

平成14年7月2日(火)13:01~14:15

開催場所

経済産業省第8会議室(東京都千代田区霞が関1-3-1)

議題

 

(1)自然公園法の一部改正について

 

(2)自然公園のあり方検討の今後の進め方について

議事経過

 
(1) 事務局から自然公園法改正についての経過や、今後の法施行に向けてのスケジュール等についての報告がなされた。
(2) 自然公園法のあり方検討の今後の進め方について議論がなされた。
 
 なお、主要な発言は以下のとおりである。

委員 数回の懇談会で意見を少し整理してから、審議会で議論する形式には賛成する。議論の結果を法律や、諸々の施策に反映させるスケジュールは今のところどうなっているのか。
事務局 次の法改正については、3~4年かけて検討することも考えている。議論の結果でてきた提言については、予算措置などに取り組んでいきたい。
委員 各課題が関係しあっているが、そのあたりはどのように整理するのか。
委員 例えば、科学的知見の集積は、他の項目の基盤ともなるものであり、6項目について並列的というよりも重層的に考えた方が良いと思うがどうか。
事務局 重層的に関わってくるところも多々あるので、懇談会で一通り各課題について議論した後、来年3月に小委員会を開催し、その後、1~2年をかけてさらに議論を深めていくことも考えたい。
事務局 新たな課題については、多少未整理であっても、懇談会あるいは小委員会で提案していただき、事務局が出来ることからどんどん実施をしていく形を認めていただくと動きやすくてよい。
委員長 我々は、6つの項目全てについて議論がまとまらないとやるなという立場ではない。議論の途中でも、やるべきことが出てくればどんどんやっていただいてよい。
委員 議論を身のあるものにまとめるためにも、環境省から、各課題の中でも、特に緊急に取り組むべき優先度の高い課題について提示していただきたい。 また、最終的に、現在、自然公園でどのような問題があり、今後どういった方向で解決していくつもりなのかが見えるようなものを以前の利用のあり方検討の時のように出版物として欲しい。
委員 環境に関する社会的背景は、1970年代頃から大分変わってきているので、そのあたりの資料をまとめていただきたい。
委員 国民は、国立公園の存在は知っていても、国立公園がどこにあり、どのようなことがそこで行われているかについては、全くわかっていない。
委員 国立公園の課題に対処するには、NGOや地方公共団体などの多方面の協力が大変重要であり、そのためには、国立公園を知っておいてもらう必要がある。今後、議論の成果を政策として機能させていく上でも重要。
委員長 9月以降、月1度ペースで懇談会を行い、来年3月に1度小委員会を開催することとする。


問い合わせ先

環境省自然環境局国立公園課(大代表03-3581-3351)

  課長 田部和博(内線6440)
  課長補佐 牛場雅己(内線6442)
  保護管理専門官 番匠克二(内線6444)
  計画係長 岡野隆宏(内線6447)

資料の公開について

自然環境部会自然公園のあり方検討小委員会での資料は、請求があれば公開する。