委 員 |
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中間答申骨子の構成について何か意見はあるか。 |
委 員 |
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全体の流れはよい。環境教育や研究ということは中間答申には入れないのか。 |
事 務 局 |
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最後の部分に、「総合的に」と言うことで書き加える。 |
委 員 |
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生物多様性に対する環境省の取り組みを明確に書くべきでは。基礎的な調査の必要性とその成果を生物多様性の視点から明確にし、規制の必要性の根拠にしたらどうか。 |
委 員 |
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今の意見は、事務局で答申案作成の参考にされたい。 |
委 員 |
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中間答申には最初に、自然を楽しむという自然公園のあり方を書いて欲しい。 |
委 員 |
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私も同意見。あるべき姿の一端は書いて欲しい。また利用や楽しみ、環境教育についても書いて欲しい。 |
委 員 |
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自然公園制度の目的や持つべき機能といった、委員会でコンセンサスがえられていることを、「はじめに」にいれることにしたい。ほか課題で抜けているものはないか。 |
委 員 |
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自然公園のあり方からは外れるが、山間部から海までを繋ぐ河川について、生物多様性の観点からふれておく必要性はないか。 |
事 務 局 |
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生物多様性については、具体的国家戦略の策定作業がすすめられている。その答申事務局案にはその点を詳細に書く予定。河川については、国土交通省の河川局とも協議を行い、関係者が一帯となって保全がすすめられるように調整中。 |
委 員 |
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中間答申は、生物多様性の国家戦略とあまり重複しないようしたほうがよい。 |
委 員 |
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利用調整地区や自然再生事業等を自然公園の中に導入していく際に、調査体制が個別具体的に必要なのではないか。 また自然風景地、二次的自然風景地という言葉の出所はどこか。 |
事 務 局 |
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調査の必要性は認識している。中間答申事務局案にも書いている。自然風景地という言葉は、自然公園法の目的のなかからの言葉。里山、二次林など、人為的な管理を必要とする自然環境を、二次的自然風景地とここでは呼んでいる。 |
委 員 |
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事務局案のII番、III番は、同じものが繰り返されているのでは。 |
事 務 局 |
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IIの部分は包括的に広く記載し、IIIはその中で緊急度が高いものについて書いている。 |
委 員 |
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IIには「これは是非」と、この小委員会で出たものを、IIIには緊急的に措置すべき事項や総合的に検討すべき課題で法制化したいものを入れてはどうか。 |
委 員 |
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IIを幅広い課題の整理にあて、IIIで受けるところを丁寧に書くというやり方もあるが。 |
委 員 |
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その方がよい。IIは広げておいて、IIIでは緊急性の高いものに絞っては。 |
事 務 局 |
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原案ではIIは、生物多様性保全の観点から検討した自然公園の課題。それと離れた部分については、IIには入れないという整理。 |
委 員 |
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自然公園の課題がたくさんあって、その中で国家戦略に関係する緊急な課題だからこれだ、という書き方ではどうか。役所の方法では世間的には通用しないのでは。環境教育等は生物多様性の基礎として必要なので、多くの方に自然体験をしてもらえるよう、少し整理する必要がある。 |
委 員 |
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環境教育は必要。レンジャーも、NGOとともに、ビジターをつれて現場を歩いて環境教育をするといったことも、生物多様性にかかわってくる。風景は生物1つ1つでなく全部をトータルに一緒にしたもの。そういう意味では自然公園のあり方の課題の中にかかわってくるので、環境教育も中間答申に入れた方がいい。 |
委 員 |
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諮問書を見直してみると、自然公園のあり方について審議会の意見を求めるとのことなので、事務局では生物多様性保全の観点は深くないと思っているのかもしれない。第II部は考えられる自然公園の課題を拾い、具体的な措置事項をIIIで拾っては。 |
委 員 |
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次回の委員会までに、いろんな意見を事務局でまとめてもらってはどうか。委員:事務局のほうで、今日の意見を採り入れた案を作っていただいて、事前に配布願う。 |
事 務 局 |
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早めにファックス等で送付する。 |