中央環境審議会水環境・土壌農薬部会農薬小委員会（第84回）議事要旨

令和４年６月24日（金）１３:３０～１５:４５

WEB会議システムにより開催

■委員
白石　寛明（委員長）

■臨時委員
浅見　真理
五箇　公一
根岸　寛光
林　由香里
山本　裕史

■専門委員
赤松　美紀
天野　昭子
稲生　圭哉
内田　又左衞門
川嶋　貴治
後藤　千枝
佐藤　洋
築地　邦晃
（敬称略、五十音順）

（１）水域の生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について
　　　・ピリダクロメチル
（２）生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について
　　　・メトブロムロン
（３）水質汚濁に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について
　　　・ポリオキシンＤ亜鉛塩
　　　・ポリオキシン複合体
　　　・ベンタゾンナトリウム塩
（４）補助成分の取扱いについて
（５）天敵農薬に係る評価体制の構築について
（６）その他
　　　・「生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準値（案）」に対する意見募集の結果について
　　　・「水質汚濁に係る農薬登録基準値（案）」に対する意見募集の結果について
　　　・　混合生薬抽出物に係る製法及び各種物性について

○　新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、ウェブ会議での開催とし、会議の公開はウェブ上での音声配信及び議事録・議事要旨の公表により行うこととされた。
○　諮問事項「農薬取締法第４条第３項の規定に基づき環境大臣が定める基準の設定について」に関して審議が行われた。
　水域の生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定については、ピリダクロメチルについて審議が行われ、事務局案のとおり基準を設定することとされた。
　生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定については、メトブロムロンについて審議が行われ、評価書の記述を一部修正の上、事務局案のとおり基準を設定することとされた。
　水質汚濁に係る農薬登録基準の設定については、ポリオキシンＤ亜鉛塩、ポリオキシン複合体及びベンタゾンナトリウム塩について審議が行われ、いずれの農薬についても、事務局案のとおり基準を設定することとされた。
〇　補助成分の取扱いについては、事務局から説明のあった規制導入について了承されるとともに、事務局において、規制導入に向けた必要な法令の整備等を進めることで了承された。
〇　天敵農薬に係る評価体制の構築については、事務局から説明のあった天敵農薬の評価体制について了承されるとともに、事務局において、評価体制の構築に向けた必要な法令の整備、当小委員会の調査・審議事項の改正、分科会の設置を含めた審議体制の整備等を進めることで了承された。
○　「生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準値（案）」に対する意見募集の結果について事務局から報告し、意見募集の実施結果の公表及び基準値設定の手続きを進めることで了承された。
〇　「水質汚濁に係る農薬登録基準値（案）」に対する意見募集の結果について事務局から報告し、意見募集の実施結果の公表及び基準値設定の手続きを進めることで了承された。
〇　水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定を行う必要がないとされた混合生薬抽出物に係る資料のうち製法及び各種物性の記述の修正について了承された。