中央環境審議会 土壌農薬部会農薬小委員会(第69回) 議事要旨

日時  

平成31年3月14日(木) 14:00~16:50

場所  

環境省第2・3会議室

出席委員  

委員  

白石 寛明(委員長) 

細見 正明

臨時委員  

赤松 美紀      

浅野  哲      

浅見 真理    

小泉 弘子      

佐藤  洋      

築地 邦晃

根岸 寛光

専門委員  

内田 又左衞門    

川嶋 貴治      

山本 裕史  

(敬称略 五十音順)

議題

(1)水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について

(2)水質汚濁に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について

(3)その他

議事

○ 審議については、土壌農薬部会の運営方針の非公開とする理由に該当しないことから、公開で行われた。

○ 諮問事項「農薬取締法第4条第2項の規定に基づき環境大臣が定める基準の設定について」に関して審議が行われた。
 水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定については、3農薬(ピジフルメトフェン、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル及びメチルテトラプロール)について審議が行われた。当該3農薬について、審議の結果、事務局案により基準を設定することとされた。なお、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステルについては、物質概要の記載について、成分を確認の上、適宜修正することとされた。
 水質汚濁に係る農薬登録基準については、7農薬(イソプロカルブ(MIPC)、クロルピリホス、プロパニル、2,4-Dイソプロピルアミン塩(2,4-PAイソプロピルアミン塩)、2,4-Dエチル(2,4-PAエチル)、2,4-Dジメチルアミン塩(2,4-PAジメチルアミン塩)及び2,4-Dナトリウム塩一水化物(2,4-PAナトリウム塩一水化物))について審議が行われた。当該7農薬について、審議の結果、事務局案により基準を設定することとされた。

○ 水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定を不要とする農薬については、6農薬(塩化カルシウム、硫酸カルシウム、ギ酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カリウム及び炭酸水素ナトリウム)について審議が行われた。当該6農薬について、審議の結果、「水産動植物の被害のおそれが極めて少ない」と認められることから、当該基準の設定を行う必要がない農薬とされた。また、炭酸水素ナトリウムについては、特定農薬の重曹との関係を確認することとされた。

○ 再評価制度の取組みについて、事務局及び農林水産省から説明が行われ、事務局の対応案が了承された。

○ 訂正を反映させた非水田PEC第2段階の算出方法について、事務局から説明が行われた。

以上