放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和元年度版、 HTML形式)

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第5章 国際機関による評価
5.3 UNSCEAR2013年報告書

UNSCEAR2013年報告書(2/9)公衆の被ばく線量評価の概要

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報告書の緒言で述べられているように、国連科学委員会(UNSCEAR)は、第58回会合(2011年5月)において、東日本大震災後の原子力発電所事故による被ばくレベルと放射線リスク評価を、十分な情報が集まった時点で実施することを決定しています。主に2012年9月までに発表された日本の都道府県データ、政府機関によるデータ、さらに日本以外の国連加盟国により提供されたデータや文献、国際原子力機関(IAEA)や世界保健機関(WHO)等の国際機関のデータと文献に準拠することとされました。また、それ以降、2013年末までに得られた重要な新しい情報が可能な限り検討されました。
UNSCEAR報告書の「第Ⅳ章 公衆の被ばく線量評価」の構成は次のとおりです。
A.被ばく経路、B.線量評価のデータ、C.公衆被ばく評価方法の概要、D.線量評価の結果、E.不確かさ、F.直接測定と他の評価の比較
なお、D.線量評価の結果については、日本の公衆の実効線量と特定の臓器の吸収線量について推定を行った結果を示しています。その内容構成は次のとおりです。①避難しなかった公衆の1年目の線量、②避難者の線量、③日本の将来的被ばく線量評価、④他の国における被ばく線量の評価。
公衆の被ばく線量評価の少し詳しい内容は、次のページ以降で説明します。

【報告書記載箇所】

・ UNSCEAR報告書(科学的附属書A, 日本語版P25, 第3~4項及びP7, 第12項から作成)

本資料への収録日:2015年3月31日

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