放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和6年度版、 HTML形式)

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第2章 放射線による被ばく
2.5 身の回りの放射線

屋内ラドン

屋内ラドン
屋内ラドン
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ラドンは、地下に広く存在するラジウムがアルファ壊変することにより発生する放射性の希ガスです。気体であることから、地中から出て家屋の中にも入り込みます(上巻P71「ラドン及びトロンの吸入による内部被ばく」)。
ヨーロッパのような石造りの家で生活する地域では、屋内ラドン濃度が高くなり、その結果、被ばく線量が高くなる傾向にあります。
屋内ラドン濃度の世界平均は、1立方メートル当たり39ベクレルですが、日本では16ベクレルです。屋内ラドンからの内部被ばく量にも、大きな地域差が存在しています。
世界保健機関(WHO)などの国際機関は、屋内のラドン濃度が100~300Bq/m3を超す場合には対策を講じることを推奨しています。海外では対策がなされている国もあります。詳細は、下記のウェブサイトをご参照ください。
https://www.niph.go.jp/soshiki/09seikatsu/EMA/radiation/radon/radonindex.html
https://www.who.int/publications/i/item/9789241547673
https://www.epa.gov/radiation/epa-assessment-risks-radon-homes
https://www.epa.gov/radon
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=OJ:L:2014:013:FULL

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2025年3月31日

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