保健・化学物質対策

経済協力開発機構(OECD)

 経済協力開発機構では、化学物質のテストガイドラインプログラムの一環として、内分泌かく乱物質の試験及び評価(Endocrine Disrupters Testing and Assessment: EDTA)に関する検討を、1996年より進めています。ここでは、加盟国への情報提供と活動間の調整、化学物質の内分泌かく乱作用を検出するための新規試験法の開発と既存の試験法の改定、有害性やリスク評価の手法の調和(harmonization)等が目的として挙げられています。
 この下で、「内分泌かく乱物質の試験と評価に関する概念的フレームワーク(Conceptual Framework)」が 2002年に提案され(2012年改訂)、内分泌かく乱作用を検出するための各種試験方法が整理されています。
 現在も、テストガイドラインプログラムの下で、化学物質の内分泌かく乱作用を検出するための試験法の開発が進められています。また、同プログラムの下に内分泌かく乱物質の試験と評価に関するアドバイザリーグループが設置され、新たな評価手法の検討が行われている。2012年には、以下の報告書が公表されました。